前回 【電子工作】コンパクトなATTINY1614簡易オシロ付きロジックチェッカを作りました(その2)
の続きです。名前も「信号みえ太」と愛称をつけてラベルでお化粧しました。
前回は無事 Arduino Nanoから、ATTINY1614へ移植できました。
今回はタカチのSW53ケースに組み込んで、動作確認をしました。
最後に仕上げをします。
ケース外形
タカチのSW53の外形はこんな形です。
外形 WDH=36mmx53mmx11mm、内径 WDH=29.2mmx46.2mmx5.9mm
かなり小さいですが、ChaNさんの導通チェッカを作っていらい、このケースがお気に入りになっています。
前回の100MHz周波数計でも、このケースを使いました。
ケース加工
いつものように、現物であたりを見たあとに、イラストレータで加工図を作ります。
内径の高さ5.9mmではさすがに、CR2032電池とOLED LCDディスプレイ基板が干渉して中に入れることはできません。
でも、LCD基板の裏面の端のCR実装部品をCR2032電池からうまく逃げる位置が見つかりました。
その位置をイラストレータで書きました。
ロジックレベル表示用の2色LEDとATITINY1614の14ピンDIP変換基板も置いていきます。 LCDの真下になりました。今回も秋月のスリムタイプの変換基板を使います。LEDはモニタLEDは廃止して、2色LEDで兼用します。
配置が決まったら、基板実装と加工に入ります。
基板は薄型(1mm厚)のフリスク基板 56.5x32mmを
SW53の内径 46x29mmにカットします。
それにマルツで買ったCR2032用の電池BOXをつけます。
2色LEDは秋月の3mm砲弾型赤・黄緑LED カソードコモン OSRGHC3132Aをつかいました。
スイッチはトグルスイッチが入らないので、パオさんのこの記事を参考にAliExpressでジョグタイプの3接点サムスイッチを購入しました。
この3つを取り付けると、こんな感じになりました。
(サムスイッチは現物合わせで加工します)
ケースは、加工図をケースに貼って加工します。(前回と同じ)
1.5mmΦのドリルでぐるりと穴を開けて、
デザインナイフ等で切り出します。
あとは丁寧に平やすりで平面に加工します。
エッジのバリ取りをしたら完成です!
OLED LCDをはめ込んで調整します。入らなかったら、少しずつ穴を広げます。ぶじに入りました!

基板の配線
基板の残りを配線して、最後にLCD基板を配線します。
最新の回路図はこちらです。
HOLDスイッチはオプションで、今回の設計には含まれていません。
PA4に接続されているモニターLEDもオプションです。(2色LEDで代用)
前回の100MHz周波数計と同様、配線は上の部品面を中心に、裏面の配線は極力避けます。
高さ制限が厳しいからです。
OELD LCD基板の裏には、CR2032電池とLCD基板の裏がショートしないようにカプトンテープを貼っておきます。
これで配線は終了です。CR2032電池でATTINY1614に3V供給されているので、プログラマーにUPDI線とGND線だけを繋いでプログラムの書きこみを行います。
プログラム後に、サムスイッチの真ん中MENUキーを押すと、無事起動しました!
今回はプログラムを変更して、起動時にロジックチェッカが起動するようにしています。電源オフ時にEEPROMに今の設定を保存する処理もコメントアウトしました。必要なら、あとで復活させれば済む話です。
もう一度MENUを押すと「簡易オシロ」モードになります。
MENUキーを長押しすると、電源が切れてSleepモードにはいります。
波形取得中は、反応が遅いときがあります。なんどか再試行してください。
今回のソフトの最新版はGistのこちらにおいてます。
TINY1614_LOGIC_CHECKER_Sig_Mieta_V1_2.ino
コンパイルした結果はこちらです。
16KBのフラッシュは11.7kB(71%)使用とのことで、少し減りました。
2KBのRAMは1559バイト使用で489バイトしかのこってない、と警告がでています。EEPROMで設定を保存するのを止めたので、さらに少しリソースの使用量が減ったようです。
動作確認
ケースに組み込んだ状態でで動作を確認しました。
(加工用のラベルのままです。お化粧前ですみません)
お化粧しました
製品用のラベルに張り替えました。
デザインは加工図と同様にイラストレータで作りました。
写真はこちらです。
加工用のラベルを貼っていた時に比べて、製品ぽいおしゃれな外装になりました。これでファイナルアンサーでしょうか?
今回のまとめ
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ATTINY1614に移植して、SW53ケースに組み込んで動作確認しました
使い勝手のために、起動時にロジックチェッカが出るようにしました。
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垂直の感度は5Vレンジから0.2Vレンジ、水平の走査速度は200mS/div
から500uS(0.5mS)/divまでです。(200uS/divは今回省きました)
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動作時の電流は10mA前後、Sleep電流は0.1uA程度を確認しました
(未使用ポート処理をしないと数uA程度増えました)
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「信号みえ太」としての使い勝手は良好です。これからいろいろと評価して改善
していきますね。
保険で注文したATTINY3224もADCが12bitで高速なので、試したいものです。
(画面が小さいので12bitの意味はないですね(笑))
今後は、このサイズのツールをいろいろと作っていきますね。
こうご期待!
元のNote記事のリンクです。参考資料
ラジオペンチさんのブログ記事 この記事がなければ今回のプロジェクトは
ありませんでした。きめ細かい検討に太感謝です!
0.96インチOLEDを使ったオシロ、機能確認版の製作 (Arduino)
http://radiopench.blog96.fc2.com/blog-entry-893.html
technoblogyさんより、下記の記事を参考にしました。Davidさんの素晴らしい仕事に感謝です!
Two TFT Graphics Libraries http://www.technoblogy.com/show?5N9Y
Tiny Graphics Library http://www.technoblogy.com/show?23OS
ATtiny85 Graphics Display http://www.technoblogy.com/show?WNM

