こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 


2025年2月2日開催の「かたのビッグロックトレイル」の大会コースを攻略記事です。


2024年のコースを元にしておりますが、大会当日はコースや誘導テープをよくご確認ください。


この記事は真ん中以上ぐらいの順位でフィニッシュしたいランナー向けです。



【トレーニングアドバイス】

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トレイルは全体的に走りやすい。何度もコース試走するぐらいなら、ロードランニング練習をもっとしよう!


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上り下り階段の得意、不得意でタイムに大きな影響がある。日ごろから階段を登り下りしよう!



マラソンレースでは大会コースを試走したからといって、不安は多少は払しょくされるかもしれませんがタイムはまったく速くはなりません。


一方でトレイルランニングレースではコースの試走によりタイムが向上することがあります。なぜなら服装や装備、シューズなどを選ぶ判断ができ、地形がわかっていることで当日のルート取りもスムーズになり、一番のメリットはペース配分が上達するからです。


【スタート】

コースの一部はレース当日以外は部外者立ち入り禁止となっているので、試走される人は注意をしよう。

 

スタートしてしばらくはアスファルトですが、オーバーペースに注意 。アスリートはハーフマラソンよりも10秒~20秒は遅いペースか、ほとんどの人はフルマラソンより遅いペースで入った方がレース後半を楽しく走れます(最重要)。

気持ちがいい!前半は沢沿いのなだらかな上り坂が続きます。もしここで早くも歩くようであれば「完走には5時間近くはかかる」と考えた方が良いでしょう。



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トレイル“ランニング”レースですから、ここは歩かずに走り切りたい!


レース序盤なので多少の渋滞があるとは思いますが焦らない。この区間は最後に戻ってきますので、「あとで降る」と考えて地形を覚えておきましょう。

トップを目指す人でないかぎり、基本階段は「歩く場所」と考えておくとよいでしょう。

その後長い砂利道の坂が続きます。マラソンレースでも出てくるような斜度の坂道です。


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ここもなるべく歩かずに走り切りたい!


階段は「歩行区間」でしたね。「一度冷静になり、気持ちを落ち着かせる区間」でもあります。

「かたのビッグロックトレイル」は写真のように空が見え開放のある、尾根沿いの気持ちのよいコースが多い。しかし、よそ見をしていると分岐が多くあってテープを見落としやすいので注意したい。

下りはトレイルの経験値差が大きく出る場所です。階段が苦手でほとんど歩くのと変わらないペースの人は、「フィニッシュはフルマラソンの自己記録よりも遅くなるかもしれない」とそのぐらいの運動をすると考えてた上で走ると良いでしょう。

景勝地の「水舞台」。レース当日は気づかずに素通りしてしまう人が多いと思いますが見ごたえあります。

その後は奇岩の続くルートへ。写真は『壁岩』と書かれていますが、僕は『おむすび岩』と紹介しています。

展望台。ファンランの人は登って景色を楽しむのも良し、中盤から後半にかけても絶景ポイントはあるのでここはスルーしてもok。

農道の気持ちのよいコースを下っていくと…そのまま直進してしまいそうになりますが、右手の石の鳥居方面が正解。ここから前半の難所、竜王山への急登が続きます。序盤の難所でこの区間は渋滞、ほとんど歩きになると考えてよいでしょう。

ニンニン!大河ドラマに出てきそうな美しい竹林。

旗振山(はたふりやま)山頂。この標識を確認できた人はまだ心に余裕があり、ここまではok。

さえずりの路。

下り階段。一つ一つの段差はそれほど大きくないので、トレイルの練習をちゃんとしていればリズムよく駆け下ることができます。

初心者は傾斜5%を超える坂は歩く。どのぐらいの傾斜であれば歩く、走るのかわからない人はジムのランニングマシーンで練習するか、「マラソンレースにも出てこないような急坂は歩く」とあらかじめマイルールを作っておくと良いでしょう。

磨崖三尊像。交野山周辺には見ごたえのある地蔵石窟がいくつかありますが、レース当日は像のことを覚えている人はほとんどいないでしょう。

登っていくと正面に見える階段を直進しそうになりますが、左手の道へ。

開けた尾根道が続きます。

ひと息!途中展望台があって、ここはぜひ立ち寄りたい。交野山(こうのさん)山頂よりもゆっくりと休憩でき、記念撮影にもいいポイント。

ビッグロック。写真撮影ポイントです。

滝も見事ですのでぜひ撮影しておきたい。このあと急登りが待っているのだから…

まっすぐ走ってきて『アリジゴクの森』の方向へ真っ直ぐ進みそうになりますが、小道が正解。ここはマニアックなトレイルでとてもハード、最近ハイカーのあいだでも人気があって登山者がいることがあります。

注意!気持ちよく下っていると直進しそうになりますが、左手の道が正解。もし人が立っていなければコースロストする人がいるかもしれない。

「裏山散策ルート」好奇心のそそられる名前は、だいたい山ではハードなコースと思って間違いありません。大会コースで一番キツい区間に感じました。

アンテナ山山頂。この標識を確認できた人はまだ精神的に余裕のある証明です。

急登を登りきっていっきに視界が開けてひと休憩、そのまままっすぐ直進しそうになりますが間違い、左手が正解です。一人で試走に訪れた場合一番のミスコースしやすいポイントと思います。この左の道が足元を見ているととても見えにくいのですよ!



コースの後半はアスファルトから林道への峠走が待っていて、この区間を歩かずに走ることができるかもタイム差の分かれ目となります。



だいたい僕は階段や急登りはすべて歩きで、この写真を撮りながら、途中道を外れたり座って10分ほど昼休憩をしたりして、3時間30分ぐらいで戻って来れました。もしレースを走るのだったら2時間45分前後のフィニッシュと予測します。



すべてのコースは紹介はできませんでしたが、イメージが湧き参考になりましたでしょうか?

 

ぜひ快走に役立ててください。

Never Stop Running.

 

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