こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

4月23日(日)に開催された『高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2023』を走ってきました! 

 

 

2023年の出走者は6,800人!

 

 

わざわざ僕が大会に参加をしてレポートを書く必要はないぐらいに有名な大会ですが、岐阜県や愛知県のランナーさんのほとんど多くが「ぎふ清流ハーフに出ました」と話すので、またわざわざ関西から岐阜まで遠征をするランナーさんもいるので、


 

いったいその魅力は何なのか?

(前日受付のみで参加料も高額なのに)


「コース上で目にするQちゃんが女神に見える」

という真偽も確かめるべく、参加してきました。

 

 

最近は前日にゆっくりとトレイルランニングをし(“ゆっくり”というには前日の金華山はいささかハード過ぎましたが)、翌日にその疲れた足でハーフマラソンをしっかりと走るトレーニングの流れ。

 

ベストタイムを出すことが目的ではなく、すべてトレイルランレースのためのトレーニング。

 

ロングレースに向けた「バック・ツー・バック(2日連続の高強度練習)」トレーニングとは?

 

ぎふ清流ハーフマラソンは前日受付のみ!

ぎふ清流ハーフマラソンは、ハーフなのに前日受付のみの大会です。ランナーの前泊を促し、地元に経済効果のためと考えます。実際に僕が宿泊したホテルにもたくさんの県外ランナーがいましたから、その狙いどおりでしょう。こういう風に半強制にしないと、地元にお金は落ちないでしょう。

 

僕は前日受付しかない大会は参加の選択肢に普段ないので、はじめて参加をしました。

 

前日受付へ。メモリアルセンターで愛ホールが広すぎ!前日は誘導員もほとんど少なく、ランナーもまばら、旗を目印に進みます。

 

やっと着いた!…と思ったら、

 

まだまだ進みます。バス停から受付までに約15分以上も歩きました。

 

レースとうじよりもトレイルランツアーを終えてから受付のために移動がしんどかった~

 

前日、当日ともに移動で5,000歩は強制的に歩かざるを得なく足は疲れ、「ベストタイムを狙う大会ではなく、地元のお祭りのような大会」ファンランレースと思いました。

 

レース当日はトイレに、荷物預け入れからスタート地点までの移動などを含むと、それだけで一日に歩く目標歩数を超えます。

 

全国いろいろと回っていますが、岐阜駅周辺はホテルの数が少ないとあってか東京並みの強気の価格設定、東横インクラスで1万円はありえない!(東横インは大好きですが)。

 

価格設定は需要と供給で決まりますから、価格を高く上げても満室になるからでしょう。

 

あえて岐阜駅の近くに宿泊して特に美味い店があるかというと、ありません。大会などで岐阜に前泊される方は岐阜駅より電車で10分の尾張一宮に宿泊をおすすめします。

 

半袖一枚で夜の街を歩いていると、やけに肌寒いなあと思っていたら、外気温は11℃!日中は20℃近い日も続くのに寒暖差が激しすぎです。

 

夕食は一宮で60年以上続く『大脇屋本店』へ。一宮で一番安くて美味い定食屋です。かつ丼とワンタン麺をオーダー。ハーフマラソンなので食事は特に気にせず、何でも食べます。

 

日本一参加費の高いハーフマラソン大会?

ぎふ清流ハーフマラソンの参加費は、13,000円(平均は約4,000円~66,500円以内程度ですから、相場の2倍以上)。ハーフマラソンの参加料で日本一(世界一?)高いかもしれません。人気の大阪ハーフで参加費は10,000円です。

 

 

距離はハーフマラソンですが、大会の規模やEXPO、参加料は都市型マラソン並み、それが「ぎふ清流ハーフマラソン」です。

 

 

岐阜駅まで行って帰って来るコースでその交通規制、市バスをほとんど貸し切りっているでその費用、メモリアルセンターで愛ホールを前日、当日の利用料、招待選手も豪華ですし、それらもろもろの経費が含まれていると考えると参加費の高さには納得はできました。

 

 

受付会場では、ホカのクリフトンが9,800円、リンコンやカワナが6,890円と破格の値段でセールされていたので、自分に合うサイズがあって購入できたらお得になるでしょう。

 

2023年の大会記念Tシャツ。「鯉」の模様のようなカラーデザイン。

 

裏面。

 

参加ランナーは地元小学生が書いた手づくりゼッケンを背中につけて走ります。任意ですが、多くのランナーがこれをつけて走っていました。

 

コースは?

岐阜メモリアルセンター長良川競技場~(金華橋通)~岐阜駅~(金華橋通)~川原町界隈~(長良川左岸堤防道路)~千鳥橋~(長良川右岸堤防道路)~長良川プロムナード~金華橋北詰~岐阜メモリアルセンター長良川競技場

 

複数の参加ランナーから、

 

「フラットでベストタイムを狙いやすい大会」

と聞いていました。

 

 

どこがフラット?(笑)レース中の記憶が飛んでいるんでしょうか。「前日や当日にかなり歩くよ」と言ったアドバイスも含まれていませんでした。


コース高低図を見たときからわかっていましたが、最初から最後まで小刻みなアップダウンが続き、最後まで上り坂のある大会でした。

 

やっぱりランナーのコース感想はあまり当てにしてはいけない!主観的評価が大きく含まれます。

 

もちろん『恵那峡ハーフマラソン』や『みのかもハーフマラソン』などの坂と比べれば大したことはありませんが、はじめて参加をする人には充分ハードなコースと思いました。トレイルランニングをしている僕が言うのだから。ちなみに大阪ハーフマラソンは登りは45mぐらい。

 

上り坂はしっかりとあって、下りはゆるやかでスピードは出ない、だらだら系コース。

 

みんなこの大会でベストタイムを書いてるんですか?前日、当日歩き回らず、本当に平坦なコースならもう少しタイム短縮ができそうです。

 

そう言えば…レース終了後に完走証をもらわなかった。あとでWEB確認だっけ。

 

 

レース

先頭の10m手前ぐらいの好ポジションからスタート。Aブロックは集合締め切り10分前までがらがらで並ぶ人が少なくてびっくりした。僕の目の前に、川内優輝選手のものまねで有名なM高史さん。まわりは男女ともみなエリートそうだ。

 

レース序盤はビル建物の影があって思いのほか涼しく快適に走れたけれども、長良川に出てレース全体の8割の距離、16kmを過ぎてからは本当に歩きたいくらいに暑かった。体感気温は22℃あって、ラスト5kmはとてつもなく長く、苦しかった。


歩いたり心拍が下がったりするとトレーニングの目的を果たせないので、自分に鞭打って走った。


トレイルランニングでこんな気持ちになったことはない(トレイルでは暑すぎたり大量に汗をかいたりして苦しいと思ったら無理せずにスピードを緩めればいい)。


やっぱりロードランニングは10km、ハーフ、マラソン、その距離に関わらず過酷である。ロードランニングで「脳(根性)」を鍛えておくと、トレイルランニングでもプラスに働く。ロードランニングでも「脳(根性)」が弱い人は、やはりトレイルでもダメなことが多い。

 

フィニッシュして荷物預かり場へ、その後もシャトルバス乗り場まで10分以上。

 

「とにかく歩く」ここまで歩くかという印象の強かった、ぎふ清流ハーフマラソンだった。こうした大規模な大会に参加をし、あらためてわかったことは僕は「祭りが苦手」ということだった。

 

・岐阜の年に一度のお祭りハーフマラソン大会
・ベストタイムを狙うには向いていないコースだよ
・距離はハーフだけれども都市型マラソン大会並みの雰囲気と緊張感、いいメンタル練習になるよ
・会場で自分のサイズに合うセールのシューズが見つかったらラッキー
・フィニッシュ後は「ハンドタオル」と「岐阜県産いちご」がランナー一人一人に紙カップで手渡されたよ
・大会終了間際には、爆風スランプの「RUNNER」の生演奏があったよ
・ゴール手前でハイタッチをしてくれている、Qちゃんは確かに女神に見えるは本当だった!(マスクをしていたのがちょっと残念)

Never Stop Running.

 

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