こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
「マラソンレースでは撃沈と話す人がいるのにトレイルでは撃沈と話す人が少ないのはなぜか?」
について考えてみたことがありました。
マラソンで撃沈と言うのであればトレイルでも撃沈と言う話を聞いて自然です。
ところがトレイルのレースでは「暑かった!」とか「あの上りがきつかった!」とか天気やコースに関する話はよく耳にしますが、自分のタイムについて反省の話を聞いたり飛ばしすぎて撃沈したりといった話はマラソンレースよりもずっと少ないように思います。
それは競技性の違いにあると考えました。
マラソンレース
・初心者でもおよその目標タイムが立てられる(無理をする原因に)
トレイルレース
・完走目標のペース設定、無事に下山フィニッシュをしようという意識が強く働く(無理をしない)
・初心者には予想タイムの立て方がわからない、あるいは経験不足で立てられない
・マラソンのようにタイムを意識する人が少ない
僕はトレイルで「目標タイム」は使わず、「予測タイム」という言葉しか使いません。山では自分の体力を元に行動計画を算出した「予測タイム」であって、「目標タイム」って何のことを言ってるのだろう?と聞いていて思います。
自分のトレイルレースの予想タイムを調べるにはITRA公式サイトの自分のindex(TOEICのトレイル版点数みたいなもの)から自分のスコアをチェックして、だいたい自分と同じスコアの人の記録などを調べ比べたらわかります。
過去に参加をした大会のリザルトを参考にしてもおよそわかりますが、大会参加経験がなかったり少なかったりする場合にはわからない。
もしもわかったとしてもちゃんと正確な予想タイムを立てて走る人がトレイルでは少ない。
ゆえに自分が撃沈したかどうかもわからないし、実際には撃沈しているのにそれがわからない。
トレイルレースでは「無理をしない人が多い」「ゴールできてもマラソンのように予測タイムを立てていない人が多いので、結果が良かったのか悪かったのかわからない」ことが撃沈の話が少ない理由と思っています。
一方マラソンでは?
サブ4の実力がなくても「目標タイムは4時間!」と設定できていまい、それが達成できたかどうかで撃沈かどうかの判断が下されてしまいます。
トレイルでもマラソンでも撃沈は少なくしたいもの。トレイルレースも予測タイムが立てられるようになると、もっと面白くなるんですけれどね。
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