【基本情報】
水戸城三の丸 水戸藩校弘道館
1841年に水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公の手によって創設した藩校。
「教育によって人心を安定させ、教育を基盤として国を興す」という建学の精神の下、
弘道館は儒学教育を礎に文武を磨く教育機関として機能しました。
所在地:〒310-0011 茨城県水戸市三の丸1丁目6-29
営業時間:9:00~17:00 2月20日~9月30日
9:00~16:30 10月1日~2月19日
定休日:12月29日~31日
料金:大人400円
駐車場:無料
【教育遺産】
弘道館は現存する日本最古の学校・足利学校跡(足利市)や、
日本最大規模の私塾・咸宜園跡(日田市)、
江戸時代の庶民教育を担い唯一国宝の講堂を擁する旧閑谷学校(備前市)
と並ぶ近世日本の教育遺産群としてその価値を認められました。
偕楽園は「楽しむ場所」として、弘道館は「文武を学ぶ場所」として、
セットで第9代藩主徳川斉昭公が作られたものです。
って事で偕楽園のあとに訪れてみました。
駐車場は弘道館の目の前に10台程度と少なめですが、
道を挟んだ向かい側にネットで調べても載っていない、
最新の弘道館の臨時駐車場が出来ていました。
新しい駐車場も一杯の時は水戸市役所の駐車場が3時間無料で利用できます。
キャンピングカーでも大丈夫そうな感じでした。
正門の右手にある先生や役人たちが出入りした通用門は
現在の来館者もこの通用門から入ります。
1841(天保12)年当時の藩校としては最大規模で
学問・武芸から医学・薬学・天文学などまで幅広い分野の武士教育を行い、
総合大学と呼べる規模と教育内容だったようです。
正面玄関奥には水戸藩の藩医が書いた「尊攘」(尊王攘夷)の書
対試場といわれる庭があります。
武術の試験などが行なわれ藩主が正庁正席の間から見ていました。
襖の取手には徳川家の家紋があったりします。
第15代将軍、徳川慶喜も幼少時に弘道館で英才教育を受け、
慶応3年の大政奉還の後、敷地内にある至善堂で謹慎生活を送りました。
その時の長持も展示されています。
弘道館の入学年齢は15歳で、入試があり、「論語」や「孝経」などから問題が出題され、
生涯教育を原則とし卒業はなく40歳以上になると通学は任意とされたようです。
【まとめ】
偕楽園同様にこちらも梅の花が咲き乱れる春の時期がオススメ
当時の藩士子弟になりきって館内をあるいてみました。
歴史に思いを馳せて訪ねてみるのも面白いと思います。
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