キャンピングカー快適化 ~ リチウムバッテリー 施工 後編 ~ | キャンピングカーと雪山と

キャンピングカーと雪山と

キャンピングカー コルドリーブスとくるま旅


【元通り】


 

リチウムバッテリー 施工の残作業を行います。

 

コルドリーブスの電装庫内でリチウムユニットを組立てていきます。

これに関しては一度自宅で組立てているので元通りにするだけ。

生セルの接続・BMSの接続・アクティブバランサーの接続は

バスバーを元に戻すだけで終了です。

 

鉛バッテリーの時に正負極に取り付いていた既存配線も接続します。

既存配線の事も考えた配置なので延長することなく接続可能です。

負極:BMSユニットの端子台と接続

正極:バッテリーの正極端子台と接続

今まで接続していた既存の配線は複数配線を考慮した、

新設したリチウムバッテリーユニットの端子台に接続しますが、

接続端子数が増えているので取付けは今までより圧倒的にスムーズ

バンテック純正は正負極とも一箇所に全部まとめて

バッテリー端子に接続とかまともな手法じゃないですからね(^_^;)

今回のように配線取付用の端子を製作するのがやはり理想です。

 

こう考えると自宅で一度リチウムバッテリーユニットとして組立てるのが

載せ替えで安心してトラブルを防ぐ近道のような気がします。

現場で初めてイチから組立てるなんてかなり難易度が高い

時短にはなるけどかえってトラブルを誘発するだけで、

自分のような素人にはまず無理な作業でしょうね。

 

生セルが組み上がったらBMSと走行充電器の温度センサーを

バッテリーに固定するため放熱用の固まるシリコンで固定します。

固まる放熱用シリコン

 

かなりドロッとした感じで粘性は思ったほど無いけど

これって時間が経てば固まるんですかね?

よくわからないけど無いよりはマシってことで塗布して

廻りをテープで貼り付けて温度センサーが動かないように固定しました。

効果があるかは不明ですがやらないより良いのかなとも思いまが、

空気層が一番の断熱になるのでセンサーを浮かせて設置より正確かな。

温度管理は重要なのでちょっとした気遣いも必要です。

 


【固定】


 

生セルは前後左右は座板で固定されていますが、

ギャップで跳ねた際に上に動かないように固定する必要があります。

バッテリーの上面に追加で梁を渡します。

それほど強度は必要ないので両端をL字金具で固定するだけ

585mm×45mm×14mm:1本

 

梁の下に押さえ用の木材を金具で取付けてバッテリーを固定します。

バッテリーと接触する部分にはクッションテープを貼って養生します。
300mm×45mm×14mm:1本

 

元からある梁に300mm×45mm×14mm:2本取付けて固定します。

こちらもクッションテープを貼り付けて適当な金具で固定します。

計算通り高さはピッタリで良い感じで生セルを上面から押さえ込んでいます。

これでリチウムバッテリーは完全に固定されました。

 

注意点としてカムロードはここの壁面はエンジンルームに近いので

夏場は温度が上がるので安易な壁寄せは避けたほうが良いかも。

バッテリーは冷却性を重視して独立して設置したので

四方八方からの固定は多めに設置しています。

振動でリチウムバッテリーが動くとバスバーなどの

ネジが緩んで接触不良になるのを防げます。

今回はコルドリーブスでの固定方法の紹介ですが、

車種によって固定方法は変わると思うので

自分の車にあった方法を見つけて固定してください。

 

走行充電器の位置もコルドリーブスならセカンドシートの下、

ヒューズボックス用の点検口がある奥に見えるのでメンテも良い感じ

ここから目で見て動作の確認や設定変更も可能です。

暗い電装庫にイルミネーションが輝いているようでキレイです(^^)

 


【カバー】


 

生セルの不安要素は配線類の剥き出し箇所多数(-.-)

特に生セル上面は工具を落としたりするとショートする可能性があり

簡単に取外しができるカバーでバッテリーの天面は養生しましょう。

って事でバッテリーカバーの製作です。

簡単なのは2mm厚程度のアクリル板を載せること。

最初はそれで考えていたけど・・・・熱がこもりそう

特に天面を塞いだら熱気の逃げ場が無くなりそう

って事でカバーはショートする可能性のある端子だけにします。

今回端子のカバーに選んだのはこちらの商品です。

収納ケース ホワイト 約7.5×30×7cm

 

このケースを多少加工してこんな感じになりました。

現物合わせで当たる部分をカッターでカットしました。

 

置いただけですが場所的にズレることはないのでこのまま使用します。

メンテナンス性も非常に良好で良いんじゃないでしょうか。

 

現物合わせで配線の当たるところを再度調整したら完成です。

バッテリー負極端子はカバーで隠れましたが、

正極端子がもろ出しですがここの養生は難しいですね。

若干中途半端な感じはしますがこれで良しとしましょう。

 

プラス端子のM8ボルト先端にもキャップを被せます。

大里 557-662 ネジ・ナット先端キャップ 黒 M8

 


【まとめ】


 

念願のリチウムバッテリー載せ替え完了!

正直言ってキャンピングカー業界のリチウム化は遅れています。

電気自動車が走ったり、ハイブリット車が走ったりと

リチウムバッテリーを搭載した乗用車の台数も増えているというのに

電気事情が肝となるキャンピングカーで保守的過ぎる業界。

個人でサブバッテリーのリチウム化を躊躇うのは理解できるけど、

メーカーとしてリチウム化を考えない姿勢はどうかと思います。

その中で、個人レベルで大容量のリチウム化を行いました。

当初は載せ替えをショップに頼もうと思っていましたが、

ブログを考えながら書いているうちに、意外と自分でも出来るかも

って事に気がついて検討を重ねて自分でチャレンジ

思っているよりサブバッテリーのリチウム化は簡単な作業です。

ほんと必要なのは技術や知識ではなく勇気だけですね(^^)

案ずるより産むが易しって言葉はまさにピタリ当てはまります。

リチウム化で得られるメリットは非常に大きいですね。

 

次はリチウムバッテリーを電気的に車体と接続します。


 

キャンピングカーのお勧め記事はこちらです。

 

 

他のお勧め記事はこちらです。