立石寺
貞観2年(860)第三世天台座主慈覚大師円仁が開いた天台宗の霊山。
元禄二年(1689)には俳聖松尾芭蕉が奥の細道の紀行の際この地を訪れ
「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」という句でも知られています。
所在地:〒999-3301 山形県山形市大字山寺4456-1
営業期間:8時~17時
入山料:大人300円・中人(中学生)200円・小人(4才以上)100円
文化財:国重要文化財
宗派:天台宗・和宗
創建年代:860年
【奥の細道】
松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という句を詠んだ場所として有名な山寺
長い石段やその絶景から有名なお寺で前から来てみたかった有名観光地です。
千年以上続く由緒あるお寺で昔から悪縁切りのお寺としても信仰を集めています。
時間も時間なので山寺周辺はなかなかの混雑
この混雑の中、駐車場を探して迷い込むのも大変と思い
手前に見つけた大きな駐車場にIN
もう少し空いていたら奥の駐車場に停めても良さそうです。
思った以上に駐車場は沢山あるイメージです。
とりあえず駐車場で頂いた観光案内で全体の位置をお勉強
あっ いつも入念な下調べをして行っているわけではなく
結構行き当りばったりで行っているので現地での初見が重要です。
参道にはお土産屋さんが立ち並びます。
誘惑に打ち勝ってお土産屋さんは後から見学にすることにして
脇目も振らず立石寺の登山口を目指します。
登山口は奥にある1015段の石段から始まります。
登山口の階段を登るとすぐにブナ材の建築物では日本最古の
国指定重要文化財の根本中堂があります。
お堂周辺は物凄い線香の煙で大変なことになっています(^_^;)
神輿殿手前のこけし塚、こけし供養はここ?
奥の細道で有名な松尾芭蕉の像もあります。
芭蕉も立ち寄ったと思うと感慨深い
【いざっ】
立石寺名物「力こんにゃく」を食べて力をつけ登ります。
石段は「一段二段と登ることにより煩悩が消滅する」
と言われている有り難い修行の石段で山門から800段あります。
石段の脇に点在する仏像に励まされながら階段を登っていきます。
四寸道と言われる一番細い石段
姥堂には鬼婆と言われる三途の川のほとりにいて
亡者の着物を奪い取るという奪衣婆が睨んでます(-.-)
松尾芭蕉の俳句をしたためた短冊を埋めたとされるせみ塚
「閑かさや 岩にしみいる 蝉の声」 で有名な俳句を詠んだ場所?
仁王門にある仁王像は運慶の弟子たちの作といわれています。
さすがっ! 他で見る仁王像とは迫力が違う
【奥の院】
いよいよ百丈岩と呼ばれる大きな岩の上に建てられている
開山堂と納経堂が見えてきました。
やっと奥の院到着~
標高的にはここが一番高いところでしょうか
映画「3月のライオン」のポスターにもある最後の対局の場所は
ここ立石寺の山頂付近に有る小さな建物です。
将棋で有名な天童市が近い場所での撮影も納得ですね。
普段は一般公開していないとかでこの日は有料で特別公開されていました。
ポスターのアングル的にはこんな感じですかね。
模型みたいだけど本物の重要文化財の三重小塔
ちゃんと模型じゃありませんと注意書き有り(笑)
青空だったらと悔やまれる開山堂と納経堂
五大堂からの景色は素晴らしい眺めです。
【まとめ】
誰でも知っている松尾芭蕉の有名な俳句が読まれた場所かな?
静かさは全く無いほどの混雑っぷりでしたが、
雰囲気だけは十分に味わえたと思います。
山頂までの千段超えの階段は大変ですが
登る価値ありの絶景の山寺です。
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