Panasonicのストラーダは車両の純正ステアリングスイッチで
ナビ機能を操作できる学習型ステアリングスイッチ設定を搭載しています。
キー電圧学習型なのでナビの設定画面から機能の割当が出来ます。
ステアリングスイッチに割当できる機能は下記の通りです。
設定方法は簡単、該当のボタンを選択してステアリングスイッチの
割り当てたいボタンを1秒以上長押しで登録完了。
ステアリングから操作できたら便利な機能が盛り沢山です。
ストラーダのナビの配線はステアリングスイッチコードのSTSW1とSTSW2の2本と
ステアリングスイッチアースコードのSWGNDを1本接続すれば
学習機能で操作出来るのでアダプターなど別売オプションは不要です。
SWGNDはアースなのでどこに落としても機能は同じなので、
基本的にSTSW1とSTSW2の2本の配線をステアリング内に配線します。
※下記はナビの取説から抜粋しました。
【難関】
自分にとってステアリングスイッチを使うための最大の難関は
今回のナビの取り外し作業となります(^_^;)
販売店からナビ裏のスペースが狭くて配線も大変だと聞いてます。
まずはネットで調べた通りダッシュボードの取り外しを行います。
カムロードのインパネは特別な工具は必要なく
10箇所有る爪がはまって止めてあるだけのようです。
まずインパネ周りに養生テープを貼って傷防止を施します。
ネットで確認すると下側から外すと良さそうです。
とりあえず内装を剥がすのも初体験なので工具も購入しました。
エーモン パネルはがし 1498
サイズ:全長約150mm×15mm/厚み5mm
材 質:ナイロン6
内容物:パネルはがし 2本
って事で下側に内装剥がしの工具を差し込んで手前に引張ります。
そのまま恐る恐る力を入れていけばバキバキッと言う感じで
インパネ周りがダッシュボードから剥がれてきます。
下側の4つの爪が外れたら同様に横側の2つの爪も引き剥がします。
下側と横側の爪が外れたらあとは上側の爪は容易に外れてきます。
初めてインパネを取り外した感想でいうと思い切りが重要ですね(笑)
壊れるんじゃないかとヒヤヒヤでしたが意外と頑丈にできています。
インパネ内部には5箇所に配線カプラが付いているので
念の為にインパネ周りの画像を撮影して元に戻す参考にします。
コネクターは爪を押してから引き抜けば簡単に外れます。
バンテック車ならバックカメラのモニター配線もあるので注意が必要です。
パネルの爪の位置はこんな感じです。
剥がす際に爪の位置を把握しておくと力が入れやすいですね。
とりあえず素人作業としては最初の難所をクリアーした感じです。
これでナビの取り外しの山場は途中まで来ましたね(^^)
販売店でナビの取り付けで一度はインパネ周りを取り外しているので
爪の嵌合が若干緩んで外しやすくなっているのかもしれません。
【ナビ取り外し】
ナビの取り外しはメインバッテリーのマイナス端子を外して作業します。
ステアリング内の配線作業と一緒にすると手間が省けて便利です。
ナビは頭の径が10mmのボルト4本で車体に取り付けてあります。
4本のボルトを緩めてからナビを手前に引くと簡単にナビが外れます。
STSW1とSTSW2の2本とSWGNDの1本の配線はナビ付属の
車両・AVインターフェイスコードの一部として付属されています。
って事でカロッツェリアとケンウッドはオプション部品が必要ですが、
ストラーダは追加部品無しでステアリングスイッチの配線が可能です。
参考:2018年モデル Panasonic ストラーダ CN-RX04D
ナビの裏は色々な配線の束でギチギチですが、
この中から目的のSTSW1、STSW2、SWGNDの配線を探して引き出します。
STSW1とSTSW2の2本の配線をスパイラルケーブルの
ステアリングコラム側から取り出した赤・青の配線と接続します。
スパイラルケーブル ステアリングコラム内の配線はこちらを参照下さい。
ステアリングコラムからの配線は、メーターパネルの裏を通って
STSW1と赤線、STSW2と青線を接続します。
今回は配線の先端をギボシ端子に付け替えて接続しました。
メーターパネルカバーの取り外しはこちらを参照して下さい。
SWGNDは先端に圧着端子を取り付けて配線を伸ばします。
SWGNDのアース線はこちらに接続してアースとします。
ナビ側の配線はSTSW1、STSW2、SWGNDの3本を接続するだけなので
配線自体の作業は簡単ですがナビを元の位置に戻すのに苦労します。
配線を元通りキレイに束ねないとナビが所定の位置まで戻せません。
配線の接続が完了したらナビをネジ止めしてインパネも元に戻します。
これでナビ側の作業は全て終了です。
さ~ ステアリングスイッチの配線さえ間違いがなければ
これでステアリングスイッチが使えるはず。
一旦メインバッテリーを接続してACC電源を入れて動作確認です。
・・・・無事にステアリングスイッチの配線が成功したようです(^^)
ステアリングスイッチをキチンとナビが認識したら
またメインバッテリー端子を外してホーンカバーを元に戻してから
バッテリー端子の接続をして、ステアリングスイッチの作業は終了です。
あとはステアリングスイッチのボタンをナビに登録するだけです。
但し、プリウスのステアリングスイッチの右側は空調関連と
マルチメーター関連のスイッチになっているため
ナビにスイッチを割り当て出来ませんでした(-.-)
ステアリングスイッチが有るからと言ってもナビに割当できないですね。
ま~ 右側のステアリングスイッチはアースと導通がない時点で
機能しないと薄々気がついていましたが(^_^;)
1番 : ホーン
2番 : ODO/TRIP
3番 : エアコン
4番 : 空き
5番 : イルミ
6番 : 空き
7番 : DISP
8番 : アース
9番 : MODE
10番 : オーディオ(+/ー ↑/↓)
2番、3番、7番の配線を分岐してSTSW1かSTSW2に割り込ませると
機能するかもしれませんが8番以外のアースと接続しないとダメそうです。
成功すればステアリングスイッチのボタンの数は一気に10個に増えます。
とりあえずもう少し下調べしてから改造可能か考えます。
それでも5つのボタンをステアリングスイッチに割当できたので十分です。
通常は純正ステアリングスイッチのボタンの数は5、6個程度ですかね。
自分が割り当てたのはAUDIO、現在地、広域、詳細、MUTEのよく使う5つ
これだけでもナビの使い勝手が格段に向上しました。
ステアリングスイッチは初めて使いましたが非常に便利な機能ですね。
安全運転にも一役お役に立てそうな便利機能ですね。
【まとめ】
思ったより簡単な作業と低価格で憧れだったステアリングスイッチを
交換したステアリングを使ってカムロードで設定する事ができました。
作業は何日かに分けて行いましたがトータル3~4時間位でしょうか。
情報が少ないので下調べするほうが大変でした。
交換手順としてはナビ側→ステアリングコラム側→ステアリング側
の順番に施工したほうが配線の取り回しが楽だと思います。
ステアリング交換からずっと気にしていたステアリングスイッチですが
これでやっとモヤモヤが晴れたような気分です(笑)
運転中も手を離すことなく運転に集中しながらナビを操作できる
ステアリングスイッチは快適だし安全ですね。
これで我が家のコルドリーブスもまた一歩、乗用車に近づいたかな。
プリウスハンドル限定の最後の仕上げはこちらに続きます。
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