歓喜院聖天堂 ~ 彩色彫刻の国宝 ~ | キャンピングカーと雪山と

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【基本情報】



妻沼聖天山

 

8年の歳月をかけて行われた「平成の大修理」が平成23年6月に完成しました。
日本三大聖天の一つとされ、一般には「妻沼聖天山」と呼ばれることが多いようです。
埼玉日光という別名もあり、本殿外壁の彫刻は豪壮華麗で国宝に指定されています。

所在地:〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1511


営業時間:9時30分~16時30分
入場料金:境内無料 本殿拝観料:700円
駐 車 場:無料 小型100台・大型5台

日本三大聖天
埼玉県吾妻町の「妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)」
静岡県小山町の「足柄聖天堂(あしがらしょうでんどう)」
東京の「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」
聖天は「しょうでん」と読み、象頭人身の仏法守護神のことをいうようです。



【埼玉日光の名刹】


 

8年間の歳月と総工費13.5億の費用を費やして聖天堂の保存修復工事、
「平成の大修理」が平成23年に完成し、約250年前の建立当時の美しい姿に蘇りました。
そして大修理が完成した翌年平成24年7月に国宝に指定されました。

一時期は混雑していると言う話を聞いていましたが、
そろそろほとぼりも冷めた頃でしょうという事で桜の時期を目指して行ってきました。
東国花の寺百ヶ寺に上げられる花が名所の寺でここはサクラが登録されています。

境内の案内はこちらです。


まずは入り口にあたる高さ18mの貴惣門です。
左右に持国天、多聞天(毘沙門天)の像を配置して睨みを効かせています。
国の重要文化財に指定されているだけあって立派な作りをしています。

江戸時代でも奇抜な意匠を採用した関東地方唯一の建物です。

横から見ると屋根の作りが独特です。


中門は現存する建物の中で一番古く貴惣門と仁王門の間を取り持つ中門を、
男女の待ち合わせ場所にしていたことから縁結びのパワースポットらしいですね。


立派な仁王様が左右を固める仁王門も立派です。


仁王門をくぐると国宝に指定されている歓喜院聖天堂が見えます。
日光東照宮の修復にも参加した職人たちによって優れた技術が
惜しみなくつぎ込まれた江戸後期の装飾建築の代表作とのことです。
正面に有る拝殿までは入場無料で見ることが出来ます。


メインとなる奥殿からは拝観料が必要です。
ちょっと料金的に高いかなと思う金額ですが、ガイド料込と考えればいいのかな
めぬまボランティアガイド「阿うんの会」と言う方たちが10時から16時まで
毎時間ごとに60分の間、事細かく説明をしてくれます。
ガイドの説明がないと、ふ~んと見過ごすことになるので、
タイミングを合わせて奥殿を見に行く事をお勧めします。
入場券は説明のガイドが書いてある大きなサイズでびっくりです。


それにしても、すごい彫刻です!精巧に作られているのがひと目で分かります。
そして何といっても豪華で煌びやかなつくりは素人目でも凄いと感じます。
外から見るだけで中は見ることが出来ません。


甚五郎作の日光東照宮の眠り猫が有名ですが、この奥殿の猫は、
眠らずに牡丹にとまるアゲハチョウと戯れています。


鷹が猿を助ける有名な構図との事

猿が人間の煩悩を表し、それを救う鷲が聖天を象徴するものといわれるそうです。

これ一枚で鑑定団に出すと億単位の値がつくらしいですね。

 

ガイドの説明で色々おもしろい話が有って写真は都度撮ったのですが、
見返すとすっかり忘れていますね(笑)


最後に平和の塔をみて終了です。
桜が見頃を迎えた週末なので混雑しているかと思いましたが空いています。
御開帳や初詣以外はもうそれ程、混雑していないのでしょうか

 

妻沼のご当地グルメとして有名なのは妻沼聖天様の参道脇にある

「聖天寿し」のでっかい いなり寿司 のようです。テイクアウトのみですが、

参道に面しているので境内のベンチに座って食べれます。

我が家はお昼を食べたばかりだったのであえなく断念しました。

 


【まとめ】



桜と国宝の貴重な組み合わせです。
建物自体は混雑していなければいつでも良いでしょうけど、
写真映りを考えたら折角なら桜が綺麗な時期に行くのが良いと思います。

今回は熊谷桜堤を観た後に行ってきました。
春の熊谷観光はこの組み合わせでバッチリですね。

 

 

キャンピングカーのお勧め記事はこちらです。

 

東国花の寺百ヶ寺の記事はこちらです。

 

熊谷は夏のお祭りも有名です。