月が導く異世界道中(第二期)(20)憎みきれますロクデナシ2 | アニメ大好きですのブログ

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真:「ここまで上手くいってたのに!くそー!!」

 

識と真が二人になります。

識:「若。ヒューマンは、まだ魔族の狙いを見抜けていないようです。ロッツガルド襲撃が、王国と帝国襲撃の囮と考えているようでは、かなりの痛手を被ると思われます。」

真:「本当の狙いは?」

識:「本当の囮は帝国です。狙いはリニア王国の勇者を打ち取るつもりでしょう。多くは知りませんが、帝国の勇者はチャームで傀儡を生むのに対し、王国の勇者は、生来のカリスマ性で狂信者を生むと聞きました。将来的に危惧するのはリニアの勇者です。」

真:「なるほど。勇者に義理も恩もないけど、できれば助けてやりたい。」

 

※この時点では、リニア王国の勇者が音無響だとは気づいていないのです。

 

ルトが考え事をしていると、女神の力が動きます。

ルト:「ばかな。今動けるわけがない。」

識と真だけ、強制転移が働きます。

真:「強制転移か?くそ女神!同じ手を食うか!」

真はアンカーを打ち込み、女神が諦めるのを待ちますが、

識:「若。ヒューマンは、これが女神の力だと気づきます。それに抗う我らの姿を見られるのはマズイです。これでは、ここ数日の行動が、全て無駄になります。」

真:「ここまで上手くいってたのに!くそー!!」