ロナ:「判っていると思うけど、これで決めるわよ。」
イルムガンドに起きている変化は、ロッツガルドの街中で起こっていました。そして、みんなバケモノになったのです。
試合会場にいるイルムガンドも同様でした。
真:「街中にしかけたのか?僕が納めるのは可能だが、慎重に動くか。」
そしてエヴァとルリアに、
真:「落ち着いて。それと、少し早いけど、こないだの答えも聞かせて貰います。」
3人で話したのは、
真:「生まれ故郷を取り戻したいですか?」
エヴァ:「もうルリアと決めました。アーンスランドの家名もケリュネオンの地も、やり直すための対価であるなら、全て差し上げます。」
ルリア:「わたしも未練など、ありません。」
巴が言い出したのは、
巴:「若。これをどう収めるか?で、全てが大団円に繋がります。」
識:「この状況なら、我々を敵視する商会も消えてくれましょう。」
澪:「まあ!いいですわ。騒動に乗じて、バカな商人どもを片っ端から・・」
巴:「今回だけは、正義の味方のように、この事態を収拾してみせるのです。」
識:「我々が収拾すると、魔族との関係は?」
真:「ロナは僕を騙したんだ。だから魔族は関与していない体で片づけようと思う。こっちの自由じゃない?」
そのころ、砦ではロナとイオが今回の侵攻を話していました。
イオ:「嫌な女だな。クズノハに同情するよ。」
ロナ:「判っていると思うけど、これで決めるわよ。」