過去世の記憶-江戸時代② | Passage of time is bridged~観測世界の断片にかかる橋~

Passage of time is bridged~観測世界の断片にかかる橋~

埼玉県川越市で活動している梛木 赫(ナギ ・アキラ)です。
状態を整えるためのワークを制作しています。
癒しや変化を目的としたものではなく、
判断や思考が重くならない状態を保つための
セルフメンテナンス用ワークです。

基本は男女平等に優しくしてたんだろう。
ただし、表向きだけ。
 言葉だけは好きとでも何とでも、どんな美辞麗句も並べていた。

だが、全て建前。本音は何とも思っていない。
 ただの暇つぶし、自分が寂しいのを癒してもらえれば、

一時凌ぎならば甘い言葉の一つや二つ容易い事。

自分本位でしか生きていない。

表向きだけ見ていれば、決して悪くはない。

中身は知られないようにしていた。
だから、本音が出る前に縁は自らが切っていた。
 本音が出始めたら、吉原全体に伝わるのは早い。

それならば、先に切ってしまえばまだ格好はつく。


体裁を取り繕うのだけは得意だった。
だから、商売も上手く行っていたのだろう。
 金にはとにかく困っていなかった。

いつだって気にいった遊女がいれば、引き取る事が出来た。

だけど、それをしていなかったのは遊びばかりだったからだ。



何故寂しかったか。華やかな江戸の街において
金もありつつ、
女にも苦労していなく、端から見たら恵まれてそうなのに。

恐らくそれは理解者がいなかったからだ。
何を理解して欲しいわけでもない。
ただ、外だけではなく、
中を。金だ美貌だはいずれは廃れる。
だから内側を見て欲しかった。
要はそんな相手は殆どいなかったというだけのこと。