過去世の記憶-江戸時代⑬ | Passage of time is bridged~観測世界の断片にかかる橋~

Passage of time is bridged~観測世界の断片にかかる橋~

埼玉県川越市で活動している梛木 赫(ナギ ・アキラ)です。
状態を整えるためのワークを制作しています。
癒しや変化を目的としたものではなく、
判断や思考が重くならない状態を保つための
セルフメンテナンス用ワークです。

お前の傍らにいるのが好きだった。

気まぐれな猫みたいで、気が付くといつも俺の家にきていた。

だから、来てくれた日は澄ました面はしていたが、内心はとても喜んでいた。

稼業を手広く始めてからは、江戸から離れることが多かった。

確か、留守を預かっていた者に、彼奴が来たら入れておいてくれと言付けをしていたのだと思う。
 江戸に戻った時には大体俺の部屋でお前が待っていた気がする。
 多分、お前は俺が戻ってくるのとか、全部視えてたんだろうな。

そういう奴だものな。