出雲日御碕(ひのみさき)灯台には立派な資料館が併設されている。この灯台だけではなく、全国各地の灯台の役割などが紹介されている。短編の動画もあって見入るが、その間にも誰も中には入ってこない。 

 

いよいよ灯台に登る。実はこの出雲日御碕灯台は全国一高い灯台だ。その高さ43.65㍍。ちなみに第二位は北海道の稚内灯台で42.7㍍。さあ、いよいよ日本の最高峰に立つ。 

 

163段の階段を登り切るとバルコニーに出る。そこから観る景色は360度とも絶景だが、海側に伸びた日本一の灯台の陰に注目してみる(写真)。 

 

灯台のレンズは昔ながらのフレネルレンズが使われている。これがどんなに貴重なのかは灯台ファンなら誰もが知っている。しかし、それは2㍍近いのではないかと思われるほど大きい。今までこんなに巨大なフレネルレンズをみたことがない。 

 

今まで私が訪れた灯台の中で、観光地としてもっとも栄えていたのは秋田県の入道埼灯台だったがここは冬期は参観ができない。次に観光地化されているのが青森県の龍飛埼灯台か、この灯台になる。(写真/バルコニーから駐車場側をみると、飲食店や土産物店が多い)

 

予定通り1時間ほどで見学を終える。灯台の詳細は後日に改めるが、次の目的地へ向かう前に腹ごしらえをしておこう。(写真/マンホールのデザインに灯台がモチーフになっている) 

 


昭和の時代から営業していると思われる飲食店で、日本三大そばに数えられる割子そばを戴く。出雲そばは、丸い器に盛られたそばに適量のつゆを掛けて食べるが、そばの味がダイレクトに感じられ、そば通になったような気になる。 
 


松本 via 神戸 for 島根の灯台巡り Vol.4に続く