トルコ旅行記⑨ アンティックプール
パムッカレではもうひとつ忘れられない場所がありました。それがこちら・・・"ANTIQUE POOL"の看板が見えますか?ん?アンティークって? 念のためgoo辞書を引くとantique→形容詞〈物・様式が〉過去の,昔の;古来の,古代[昔]からある;〈型・物が〉古風な;旧式な,時代遅れの古美術の,時代物の,骨董こっとう的価値のある・・・ですよね。で、何なんだろう?とここに入ってみてびっくり!ここは温泉プールのような温泉施設。クレオパトラも楽しんだといわれる微炭酸の美人湯は、今でも透明度が高く、源泉から小さな気泡が上る様子が見えます。しかも、大理石の柱などのヒエラポリスの遺跡がそのまま底に沈んでいるのです。どこまでも透明な温泉なので、水底に遺跡の基礎石や柱などがはっきり見えています。もともとは水の神様を祭る神殿の跡だったそうですが、そこを温泉プールとして今日も絶賛営業中!こんなところで泳ぐのか~?はい、確かに泳いでいる人がいます!手を振ってくれました。一番深いところの水深は7メートル。水温は35℃程度とか。かすかに湯気が立っていて、施設内にはほんわか暖気が感じられました。入場料は32リラ(1,000円)。シーズンオフなので2、3人ほどしか見かけませんでしたが、夏にはかなりの人が泳いでいるそうです。確かに【古美術の,時代物の,骨董こっとう的価値のある】プールですが、それにしても、遺跡をこんな形で利用するとは・・・遺跡に直接触ったり、石柱に腰掛けたりできるのですから。建設現場で土器のかけらや歴史の痕跡が出るたびに工事が中断されるというどこかの国では考えられないおおらかさ、トルコってこういうお国柄なのだとつくづく感じ入ったアンティックプールなのでした。外に出て眺めたヒエラポリスの丘には、悠久の時間が流れていました。ビバ、トルコ!さて、本日のオマケはどこへ行っても寄ってくる人懐こい遺跡ネコ。遺跡プールの傍でお茶していると、いつの間にかちゃっかり女子会に参加しておりました。トルコはネコまでおおらかです。