脳性まひ者が熱いものを食べられない理由 | ベテラン障害者(脳性まひ)のお気楽ブログ

ベテラン障害者(脳性まひ)のお気楽ブログ

~体験談、考え、面白いことをざっくばらんに・・・普通学級、サラリーマン、フリーランスを経験してきた障害者(脳性麻痺)の、これまでやってきた話~

露店でたこ焼きを買ってもなかなか食べられないベテラン脳性まひのシュウです。ちょっとだけかじって中に空気を入れて冷まします。そこから立ちこめる湯気を黙って見るのは複雑な思い。


昨夜のEテレ「バリバラ」で「脳性まひ者が熱いものを食べられない理由」が説明されていました。

それは、ベロが硬くてハフハフできないから。

熱いものを口に入れたとき、健常者はやけどしないように舌を動かして口の中で転がし冷ましながら食べる。

熱いものを食べるとき1

↓↑ 繰り返し

熱いものを食べるとき2

脳性まひの場合、舌がうまく動かせないので転がせない。熱いものが舌に乗ったままなのでやけどしてしまう。

熱いものを食べるとき3
(テレビ画面から拝借。動きがないのでわかりにくいですね)

聞いて納得です。そうか、そうだったのですね。みなさん、ハフハフしながら転がしてたんだ!確かにそんな高等技術は私にはありません。

番組ではその人に最適なアツアツ温度を計って、ラーメンがその温度になるまで冷ましてから食べる実験をしていました。空気中におよそ1分さらしておくと、ちょうどよかったようです。

舌で転がすのも練習すれば、それなりにうまくなりそうな気がします。飴やガムはよくレロレロしたり、ねぶったり(←なんかやらしい)してるのですけど、そこからタイミングをとって飲み込むところが難しいのだろうな。

次から意識して

「ハフハフ、ゴックン」

してみようっと。