PHOTO NEXT 2014 フォトグラファー&フォトビジネスが、
東京ビックサイトで2014年6月17日~18日に開催されました。
写真に関する団体はいくつかありまして、
簡単にいえば街の写真館の団体です。
婚礼写真、学校写真、記念写真、遺影写真・・・・
私自身は、街の写真館になろうとは思っていないので、
方向性が少し違うことは事実です。
写真ブーム、カメラブームですので、
だれでもそれなりには撮影出来てしまいます。
ただし、インターネットで見る限り
自分で撮影した写真が氾濫していますが、
モデルや女優にとって、素顔を見せる意味はあっても、
そのような写真を掲載して、得になるかは疑問です。
フリーカメラマンは人柄とか、レベルとか、かなり差があります。
各地の街の写真館で、
人生の一節ごとに、
写真撮影を依頼することを薦めます。
それほど広い場所ではないので、展示をざっと見ました。
午前中は、映像の4Kカメラのセミナーでした。
個人でも、ハイビジョンだけでなく、4Kも撮影できるようになりつつあります。
世の中に4Kが普及する前に、コンテンツを作っておく必要があるでしょう。
すでに映画の撮影は4Kになりつつあるのか?
4Kが撮影できるカメラとレンズ。
アドビのソフトとそれが動く高性能のパソコン。
現在私がやっているハイビジョンの延長線にあります。
私の視力ではマニュアルフォーカスは正直いってつらいですね。
私の独断と偏見では、
今年の秋のCEATEC2014やInterBEE2014の頃に、
各社の一眼レフカメラや小型ビデオカメラの4K撮影が出揃うのでは・・・
オートフォーカスの対応はぜひお願いしたいと思います。
ピントのリングを回してピント送りが出来る人は、
現在では少ないでしょうから。
午後は、スタジオではなく、ロケで人物、それも主として一般人を撮影しているカメラマンのセミナーを受講しました。
イギリス、パレスチナ、東日本大震災後の岩手県大槌町。
人物写真の表情が穏やかに、よく撮れています。
年齢は65歳ぐらい。
悲惨な現場であっても、若いカメラマンには撮影できない、穏やかな表情です。
写真は心で撮る。
被写体の幸せを祈って撮る。
私は危険な場所には行かないし、
被写体も若い女性が中心ですが、
撮影する心構えはほぼ同じです。
私も朗らかな性格であり、
コミュニケーションを重視する、
被写体の成長と発展を祈って撮影しています。
2日間のうちの1日だけですが、
展示会に行ってよかった、
学ぶところがあったと感じました。
フィルム会社はフィジフィルム以外は全滅、
プロラボで残っているところは少なく、店舗規模は縮小、
街の写真屋さんは大部分が廃業、
写真撮影がうまい「写真館」と「スタジオ」のみ生き残ろ、
カメラマンはデジタルカメラを使用、パソコンのハードとソフトは必修。
わずか最近の10年間で、
フィルムからデジタルへの転換により、
写真業界で起きたことです。