★2024年 第15回ノスタルジック2デイズ in パシフィコ横浜 旧車イベント レポート | ポルシェ356Aカレラ

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★ジェットコースター的気候
しかし、明後日2月20日(火)の東京の最高気温は22度という季節外れの暖かさとなる予報なのに対し、2月23日(金・祝:天皇誕生日)の東京は最高8度の予報となっており、初夏のような暖かさから一転して真冬に戻るという正にジェットコースター的な気温の波がやって来る天気予報となっています。まあ、しかし、あまりにも寒暖の差が大きいと体調を崩すことがありますので気を付けたいところです☆☆


★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」の記事をアップし、オマケとしてノスタルジック2デイズのレポートを載せるつもりだったのですが、個人的に魅かれたものだけ駆け足で画像を載せるとしても思いのほか画像の数が多くなりそうなため、ブリキ自動車の記事は次回廻しとし、メインをノスタルジック2デイズに変更してアップすることとします☆☆☆



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★第15回ノスタルジック2デイズ 2024 開催概要

・会期: 2024年(令和6年) 2月17日(土)・2月18日(日)
・開催時間: 午前10時~午後5時(クラブヒーロー会員は午前9時半~)
・開催場所: パシフィコ横浜 展示ホールB・C・D
・入場料: 1日券当日3000円(前売り2700円)、2日通し券の販売なし ※何れも会場内限定500円の金券付
・イベント内容: 旧車の展示/販売、実車パーツ/書籍/カタログ/ミニカー/プラモデル等旧車関連グッズの販売


★来場者が増えた印象のノスタルジック2デイズ
新型コロナが5類に移行したことのみならず、オールドタイマー主導のお台場旧車天国が休止となり首都圏での大きな旧車イベントが減ったことの影響もあるのか?これまでにないような混雑で初日2月17日(土)の開場時刻前には、こんなに会場に入りきれるの?という印象の長蛇の列が出来ていました。混むのは物販で良いものが入手できる朝イチ乃至午前中だけと思いきや、お昼前後になっても来場者は増える一方という大入りの印象でした☆☆


●パシフィコ横浜入口の2デイズ看板
現在、工事中のため、いつもの場所に看板は設置されていたものの例年のようにパシフィコをバックに2デイズの看板の画像を撮ることは出来ませんでした。





●会場入口看板



●入場券売場
当日券はついに3000円の大台に。



●ポスター付 前売券(当日券より1割安い2700円)




●今回のイベントのテーマ車両となった、1969年いすゞ117クーペ・ハンドメイドモデルの展示(車両提供:東京都羽村市・ISUZU SPORTS)








【神奈川トヨタ自動車の貴重画像展示】
恒例のレストアされた前期型初代クラウンの展示に加え、50系1970年型クラウンセダン、くじらクラウンのセダンとHTの計4台のクラウン(クジラ2台はユーザーからの借用車とのこと)の実車展示に加え、今年は神奈川トヨタで保存されていた過去の写真が多数展示されました。個人的には初めて見る貴重な画像ばかりでした。

神奈川トヨタブースのくじらクラウン



【神奈川トヨタの展示写真から抜粋】

背景の営業所の壁の左側にクラウン・デラックスRS21の看板(当時の映画館の看板のように手描きの絵だったものと思われます)があること、手前には2台のRS21を中央に配して写されていることから、RS21が新車で販売されていた1959(昭和34)年前後の撮影と思われます。


1959年10月、横浜高島屋に展示中のプロ野球MVPに神奈川トヨタから贈られたクラウン・デラックス(RS21)。ボディカラーは黒。この年のMVPは藤田元司さん(1931年8月7日⁻2006年2月9日)だったようです。


1959年10月、神奈川クラウン会のスタート風景。先頭は「神5」ナンバーのクラウン・スタンダード(RS20)、続く2台は何れもクラウン・デラックス(RS21)のようです。


1959年、石廊崎にて。神奈川クラウン会ドライブの様子。7台の観音開きが写っています。右側3台は観音前期型クラウンデラックス(RSD)。最盛時には神奈川クラウン会の会員が200名を超えたと記載されています。


1961年?神奈川トヨタ本社前に整列した納車前のクラウン個人タクシー5台。全て「神5」ナンバーの初代最終型RS30(スタンダード)のようです。ネクタイをしてクラウンの前に写っている人達は、個人タクシーの事業主(もしくは神奈川トヨタの社員?)と思われますが、当時30歳だったとしても2024年現在は90代になられているはずです。


40系クラウンがデビューした1962年秋?2代目クラウン試乗会の様子。涙目テールの初期型であること、人物が薄着ではないことから撮影は遅くともデビューから1963年の春先までの間と思われます。「試乗車3号」と書いた紙がフロントウインド左端上部に貼ってあり、ナンバーは本登録前の特殊なもののようです。


1966(昭和41)年11月、クラウンスーパーデラックス(MS41F)発売 発表会。カラー写真が一般にも普及し始めた頃の撮影。


同上、MS41F発売 発表会全景。手前の道路にもタクシーを含む2代目クラウンの姿が確認出来ます。


1967(昭和42)年9月18日(月)、3代目クラウンMS50新車発表会の様子


1968(昭和43)年11月クラウン・ハードトップ(MS51)新車発表イベントの様子




●1966年マツダコスモスポーツ試作車
今回のイベントの目玉と言えるのはマツダの展示車で、極めて貴重な市販前のコスモスポーツと1970年の第17回東京モーターショーに出展されたRE試作車RX500が展示されていました。








サイドピラーのロータリーバッチ




●1970年マツダRX500
トミカやマッチボックスでは子供の頃から見慣れているクルマながら今回初めて実車をゆっくり見ることが出来て感無量でした。








室内


RX500とコスモスポーツ


RX500実車解説






●1957年ダットサン113セダン
D-10型SV860ccエンジン搭載の110~112のMC車。


クロームメッキが過剰に見える程ビカビカに施されたハモニカグリル




ボンネット上に飛び出たウインカー


室内


一緒に置かれていた実車説明(実車カタログ抜粋)。




●1962年クラウン1900デラックスRS31型
このクルマも過剰に綺麗な印象。






●1963年ダットサンブルーバード1200デラックス DP312型
大盛屋22番や三和/東京プラモと同じ初代最終型。






【ポルシェ911ナロー3台】
ヴィンテージ湘南が昨年の貴重な品川5ナンバー車に引き続き、今年も三和正規輸入車を含むナロー911を展示していました。

1)1968年ポルシェ911S
何と三和正規輸入のディーラー車。税別2600万円。




2)1970年ポルシェ911Tスポルトマチック
税別1500万円。





2)1973年ポルシェ911Tスポルトマチック
このナロー最終型も税別1500万円で街乗りの楽なスポルトマチック。




●フォードマスタング ペダルカー
全体にレストアされている印象ですが、珍しい1960年代の実車タイプのペダルカー。


屋根付


20万円の値札。




●エブロブースのミニカー
恒例の箱に丸穴を開けた定価の半額以下のアウトレット品と共に新製品も展示していました。


発売予定製品「1/24プリンス1900スプリント 3Dプリントキット」(予価税込19800円)




新製品1/18日産R382。税込52800円と高額ながら、在庫は既に残り僅かとのこと。


新製品1968年RSB ケロヨン号 3Dプリントモデル(税込16500円)


新製品1967年RSB ダンディスペシャル船橋 3Dプリントモデル(税込16500円)


恒例の外箱に穴を開けたアウトレット。1/43は大半が税込2000円。




●エブロ ポルシェ等のアウトレット
エブロ社外のアウトレット。エブロ製1/43ポルシェ各種を税込2000円で販売しています。



●小牧ブーストギア
KKスケールの1/12ポルシェ356Aスピードスター(シルバーメタ)を約半額の税込15000円で販売していました。




●イベント「プログラム」(A4判・日本語・表裏含め全32頁)




●イベント会場限定表紙のノスタルジックヒーロー2024年4月号 Vol.222 (A4判・表裏含め全178頁)
税込980円。恒例の会場限定表紙のノスヒロ最新号。




●イベント会場で入手した1/43格安ミニカー3台
starter(PROVENCE MOULAGE) 1958年ファセル・ヴェガHK500と書店売り?ダットサン240Z 1971年サファリ優勝車は何れも税込1000円、ハイストーリーの1981年初代プレリュードXXRは3000円。ハイストーリーは税込定価10780円(税抜9800円)の他車種も大量に税込3000円均一で売られていました。ファセル・ヴェガは大阪アイアイアドカンパニーが買取品の1/43をこれまた大量に1台税込1000円均一で売っていた中の1台。定価の高かったものも全て1000円ととにかく安いので1人で10台以上買っていく人も見掛けました。



1)1/43 starter(PROVENCE MOULAGE) 1958年ファセル・ヴェガHK500
往年のCIJなどより遥かに精巧な仏製モデルながら税込1000円。







2)1/43 ダットサン240Z 1971年サファリ優勝車#11
元は書店売り?これも税込1000円。タミヤのキットで古くからお馴染みのサファリ優勝車。







3)1/43 Hi-Story 1981年ホンダプレリュードXXRブルーメタ/シルバーツートン
税込3000円。リアルタイムではダイヤペットや英CORGIがモデル化した初代プレリュード。2022年3月発売と比較的新しい製品ながら、サンルーフ・パーツが浮いて外れやすいというウィークポイントがあるようです。プレリュードは他に赤と白の色違い2種も大量に税込3000円で売られていました。











★オマケ(その1): 2024年2月トミカ新製品
2024年2月17日(土)はトミカ新製品発売の第3土曜日。ノスタルジック2デイズとトミカ発売日が毎年重なるため、2月は夕方買いに行っていますが、東京駅のトミカショップではフェアレディZ NISMOの初回が17時頃でも1人3台買える状況でした(但し定価)。今月の新製品は88番1/57日産フェアレディZ NISMO(通常:パールホワイト、初回:ダークグレイ・各税込定価550円)と27番1/55スバルサンバー ケーキカー(税込定価550円)、更にトミカプレミアム12番の1/50モーリスミニ(通常:白/赤、初回:白/緑・各税込定価935円)の5台を入手し、トランスポーター ホンダ シビック タイプR(FD2・税込定価2640円)はパスしました。モーリスミニは開閉部もなく、色味や造りも全体に玩具的な印象があり魅力的なモデルには見えません。








★オマケ(その2): 今日のビートルズ「A Hard Day's Night」 1964
邦題:ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!。同名のビートルズ初の主演映画の主題歌。手元にあるシングルレコードは東芝音楽工業330円定価時代の黒盤(規格番号:OR-1119)。この映画を初めて観たのは1964(昭和39)年8月1日の日本でのロードショー公開から丁度9年を経た1973(昭和48)年の夏のこと。私は中2の夏休みで、観たのは深夜にテレビで放送された日本語吹替え版でした。この曲を聴いて体中に電気が走るような衝撃を受け、ビートルズにハマってしまったのです☆


ジャケット内側は映画の紹介風


ジャケット裏面は歌詞