★1973年イチコー マツダサバンナGT RX-3 ~ ブリキ自動車コレクションから 179 | ポルシェ356Aカレラ

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★「共産主義と対峙」をスローガンに掲げる旧統一教会
安倍さんを撃った人も旧統一教会の被害者の1人であり、もし同じ立場だったとしたら誰しも同じように引き金を引いた可能性があるといった同情論が世論の趨勢となりつつあるように思います。旧統一教会の霊感商法や人の財産を根こそぎむしり取る手法は私が知る限り1980年代あたりから広く知られており、しかし、それは公明党の支持母体である創価学会も似たような話を聞くため、宗教法人とお金の問題は根が深いと言えます。見返りに選挙で沢山の票を貰える政治家にとって宗教法人を支持することは旨味があるという図式は小学生にでもすぐに判る話でしょう。統一教会が種々問題視されていることは謂わば社会常識であったにも関わらず、ビデオメッセージを送った安倍さんも、統一教会とは安倍さんの祖父のA級戦犯該当と言われながらも巣鴨に収監されずに生き延びた岸元総理の時代からの長い歴史的な繋がりがあるとは言え、軽率な行動であり非があることは誰の目にも明らかではないでしょうか☆☆


★閑話休題
今回は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第179回記事として イチコー1973年マツダサバンナGTをご紹介しますne☆☆☆


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★マツダロータリー第5弾サバンナRX-3
1967年のコスモスポーツ、1968年のファミリア・ロータリークーペ、1969年のルーチェ・ロータリークーペ、1970年のカペラに続くマツダロータリー第5弾として、1971(昭和46)年9月にサバンナ(輸出名RX-3)が発売されています。サーキットではハコスカGT-Rを王者の座から引きずり落としたことで有名です。
サバンナはコンパクトでスポーティーなボディを身に纏い、獰猛で野性的な顔つきやディテールはサバンナの名の通り野生を感じさせるものでした。ボディバリエーションは2ドアクーペ・4ドアセダンと少し遅れて1972年1月にデビューしたワゴンの3種があり、同一ボディのレシプロ版としてグランドファミリアも併売されています。ファミリア・ロータリーと同じ10A型105hpエンジンを搭載してデビューし、1972年9月にはカペラと同じ12A型120hpエンジンを搭載したGTが追加されています。


●1971年~1977年マツダサバンナ国内向けカタログ等宣材より
「直感、サバンナ。」が初期のコピー。






後期型GT




イチコー製ブリキが再現した中央丸型3連メーターの後期型コクピット




【1973年 マツダ サバンナGT 実車 主要スペック】 (1973 Mazda Savanna GT Specifications)
全長4075mm・全幅1595mm・全高1335mm・ホイールベース2310mm・車重885kg・FR・12A型水冷直列573cc×2ロータリーエンジン・最高出力120ps/6500rpm・最大トルク16.0kgm/3500rpm・変速機OT付5速フロアMT・前ディスクブレーキ・乗車定員5名・最低地上高165㎜・最小回転半径4300㎜・燃料タンク容量60ℓ・最高速度190km/h


【イチコー 1/18スケール1973年マツダサバンナGT ブリキ製 モデル玩具 主要データ】 (1/18scale 1973 Mazda Savanna by Ichiko Corporation Tinplate Model Toy KEY DATA)

・商品名: イチコーのマツダサバンナGT(箱の表記)、9インチ マツダサバンナ(イチコー商品カタログ上の表記)
・イチコー 製品番号(製品管理番号): 品番3
・基本素材: ブリキ
・発売時期: 1975(昭和50)年(?)
・販売価格: 標準売価430円
・全長: 220㎜(実車比1/18.5スケール)
・全幅:93㎜(実車比1/17.2スケール)
・全高: 73㎜(実車比1/18.3スケール)
・ホイールベース:125㎜(実車比1/18.5スケール)
・スケール表記: なし
・モデルとした実車年式: 1973年
・動力: 後輪フリクション
・箱のサイズ: 縦100×横228×厚さ75㎜
・シャシー再現: デフやプロペラシャフトの浮彫あり
・カラーバリエーション: 赤のみ(?)
・その他のバリエーション: 汎用ホイールキャップ2種あり、タイヤはゴム製はなくプラ製のみ。
・入手難易度: 10段階評価でレベル2程度
・2022年現在のアンティークトイ市場の推定評価額: 1.2~2.5万円程度(箱付未使用美品の場合)


●イチコー1978年版カタログに掲載のサバンナGT
製品画像の他、品番3、品名9インチ マツダサバンナ、標準売価430円、カートン入数4打入(12×4=48台入り)の他、全長・全幅・高さのサイズなどの貴重な情報が掲載されています。








●イチコー 1/18スケール1973年マツダサバンナGT (箱付・フロントバンパーメッキ剥げあるも全体には美品)
フロント周りの出来が悪く実車とは似ていないため、店頭在庫があって定価で買えても購入することを迷った製品。リアは初期型の片側3連テールが何とか再現されています。室内はハンドルまでプリントながら後期型の中央が3連丸メーターのダッシュボードが比較的正確に再現されています。箱絵は1975年以降の後期型が描かれているように見えます。赤以外は見たことがないためカラーバリエーションは恐らくないと思われます。ブリキ全盛期を過ぎた1970年代半ば頃の製品とは言え、フロント周りの造形については手を抜き過ぎている感があり、プロポーションについては少々ズングリながらもまずまずと言えるレベルのため、フロント周りの出来がもう少し良かったならと惜しまれる製品です。




出来の悪いフロント周り




リアは前期型の片側3連丸テールを再現




箱絵は後期型GTに見えます。




トミカ80-1サバンナGTとの大きさ比較




後期型の運転席を再現したプリント。左端にイチコー商標。


シャシー裏




●マツダサバンナRX-3当時物立体造形物3種の並び 
大きい順に1/18イチコー、1/40ダイヤペット292番、1/59トミカ80-1(及び80-2レーシング)。ダイヤペットは当時から出来が良いと評価が高かったNo.12の工場製のため、傑作モデルと言える出来。トミカは現代のトミカと比較しても、繊細かつシャープな仕上がりでは勝っている感のある傑作モデルと言えると思います。






1/40ダイヤペット292番。カラバリは赤、薄青メタ、紺など。




シャープな造形の1/59トミカ80-1及び80-2






●ヤフオクに出品されたイチコーサバンナGTホイール違いの箱付美品
2016年9月25日、2万5500円で落札された製品は上掲の個体とは異なる汎用ホイールキャップを付けています。








※マツダサバンナRX-3の実車カタログについては2013年6月23日の自動車カタログ棚からシリーズ第144回記事をご参照ください。






★オマケ(その1): 1980年代に売られていたイチコーのブリキの国産車
1977年デビューの最後のFRファミリアであるファミリアAP、1979年デビューのTE71スプリンター、1981年デビューのニューマンスカイラインのイチコー製ブリキ達。どれも出来はイマイチで定価(700~1000円程度)で売っていても購入を迷ったものですが、長い年月を経た現在では貴重な存在になってきたように感じます。ファミリアAPは恐らく当時物唯一の立体造形物と思います。ニューマンはドアミラーを付けているため1980年代半ばの製品と思いますが、イチコー製のスカイラインは7thスカイラインは製品化されなかったため最後のイチコー製スカイラインになると思います。大量に売れたイチコー製スカイラインジャパンのブリキに比べてニューマンは生産数が少なかったのか、あまり見かけなかった気がします。他にもイチコー製のブリキとしてはケンメリHT、ケンメリワゴンなど1970年代モノも多数未紹介の製品が手元に残っていますが、こうした1980年代のブリキ製品についても、追々、1台ずつご紹介したいと思います。








★オマケ(その2): 懐かしの商用車コレクションVol.43 マツダT600「庄八清掃興業有限会社」バキュームカー仕様
2022年8月10日(水)発売の新製品。税込定価1999円。ダイキャスト/Spark製。年式表記はありませんが、ルーフがキャンパスでなくスチール製のため1964年以降の年式と思われます。現存車両を取材して再現したバキューム部分の造形はよく出来ており、メカニカルな魅力を感じます。
















8月24日発売の次号も何とマツダT2000バキュームカー!




★オマケ(その3): 今日のビートルズ「Ask Me Why」 1963
1962年に録音された初期の名曲の1つ。ジョンのボーカルが何とも魅力的です☆☆