★1960年萬代屋アルファロメオ ジュリエッタ スプリント~ブリキ自動車コレクションから087 | ポルシェ356Aカレラ

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★20世紀の自動車カタログ、鉄道車輛カタログ、玩具・模型カタログ、ビートルズ、ショパン、ヴィンテージ・ポルシェ、草軽電鉄 etc


★台風10号
日本列島に刻一刻と近づいてくるレーダーの画像を見ていると台風は化け物のように見えます。過去最大級、過去100年で最も強力、第1級河川も氾濫する可能性有、瞬間風速80メートル超など強い危機感をもって報道され、鹿児島の離島から村ごと集団で避難したり九州のセブンイレブン約1000店が休業を決めたりといったことも報道されていますが、大きな災害が起こらないことを祈るばかりです☆

★高齢議員
秋田旧車界の重鎮・梶ノ目トランシス様からの情報によると、菅 義偉(すが よしひで)さんが9月14日(月)に実施される2020年自由民主党総裁選挙で総裁に選出されると秋田出身者初の総理大臣となるそうです。菅さんは1948年(昭和23年)12月6日生れで今年12月の誕生日が来ると72歳、あの1946年(昭和21年)6月14日生まれで現在74歳のトランプ米大統領(Donald John Trump)より菅さんは2歳年下ながらもトランプさんとはほぼ同世代ということが言えるかと思います☆

★再雇用・低賃金・モチベーションゼロ
60歳で定年退職となり、長年の経験があるのに一切経験は認められず、謂わば職場のゴミ扱いとされて生活保護受給よりは少しマシ程度の都内での生活がギリギリと言えるレベルの薄給(手取り14万円弱)の再雇用で仕事へのモチベーション・ゼロとなっても65歳までは年金が出ないこともあり働かざるを得ない私のようなサラリーマンから見れば、菅さんもトランプさんも、高齢となっても重責を務め高給を貰えることは何とも羨ましい限りです。勿論、トランプさんの場合は超高層ビルを沢山保有する大富豪であり保有資産が31億ドル(約3460億円)とのことですので、年40万ドル(日本円で約4200万円・月収350万円)と言われる米大統領の法定報酬などはトランプさんには何の意味もない少額であり大統領をやる主たる目的は名誉・名声・歴史に名を残すことだろうと思います。尤もトランプさんでなくとも、お金を得ることを目的に大統領をやるような人はいないと思いますが。
・・・それでね。「還暦過ぎて再雇用となってからの薄給がそんなに悔しかったら、君も政治家になればいいじゃん!」って話になる訳ですが、自民党では麻生財務大臣がジョン・レノンと同じ1940年(昭和15年)生まれで今年80歳、麻生さんより1つ歳上で1939年(昭和14年)生まれの二階幹事長が今年81歳と正に生涯現役で仕事が出来て死ぬまで高給を貰えるというのは何とも羨ましい話です。まあ、「人生、お金が全てであって、お金がないと不幸、お金さえあれば必ず幸せになれる」とも思ってはいませんが。
政治家や弁護士といった健康なら死ぬまで高給を採れる商売でなくとも、還暦で使い捨てとなる日本のサラリーマンではなく年齢に関係なくコツコツと自分の道を歩んで行くことの出来る芸術家など何か職人的な仕事をしていれば良かったなあとかなり後悔していますが、今から後悔してみても今から何かの分野の一流の職人にはなれるはずもなく後悔しても始まらないですyone☆☆


★菅さんの経歴
菅さんの話に戻ると、秋田の農家に生れ中学卒業後、菅さんは実家から最も近い秋田県立湯沢高等学校に2時間(片道2時間なのか往復2時間なのか、また歩いて2時間なのか自転車で2時間なのかは不明)もかけて通学し、高校卒業後は集団就職で上京し高校の就職課に紹介してもらった 板橋区の段ボール工場で働いたものの数カ月で退職、築地市場でアルバイトをしながら法政大2部(夜間)に進学し、大学卒業後は建電設備(株)という通信関連の中小企業に就職し、その後、ツテがあり議員秘書を務め自ら政界に入ることとなったとのことです。この菅さんの経歴をみると麻生さんのような財閥の家系出身の大金持ちでもなく、安倍さんのような2世・3世議員でもなく、自民党議員では珍しく恵まれた境遇の中で順風満帆に歩んできた人生だったとは言えないところに好感が持てますyone☆☆

★前書きやオマケの別記事化を検討
拝記事では週末1回更新を原則としているため、まず青字で多少の前書きを書き、メイン記事に入れられなかった話題・事項はオマケとして4つも5つも付けてアップすることが多々あります。しかし、よく考えてみると、前書きに書いた話題やオマケ1つずつを別記事として平日の夜にアップしていくという方法も採れますよね。仕事をしていても毎日必ず更新しているという人も多く、実は常々、そうした人達を羨ましく感じ憧れてもいる訳なのですが、前書きやオマケ1つずつを1つの記事として別にアップするならば、私も「毎日更新」が夢ではないかもしれません。「今日は仕事が忙しくてクタクタに疲れました」と言うような日記的な内容は書かなくとも更新回数を増やすことはアクセスアップにも繋がりますので、前書きやオマケの別記事化については前向きに検討しようと思ったりもしています☆☆

★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第87回記事として萬代屋(現バンダイ)のアルファロメオをご紹介しますne☆国産旧車の記事でないとつまらないなあという読者の人も多いことと思いますが、古い外国車にも魅力的なクルマは多々ありますので是非今回も御笑覧いただければと思います☆☆☆ 


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★アルファロオ ジュリエッタ スプリント
1954年(昭和29年)の秋にデビューしたジュリエッタスプリントは、フランコ・スカリオーネ (Franco Scaglione, 1916年-1993年)によるカロッツェリア・ベルトーネ製の息を呑むほどに美しいボディとオールアルミ製DOHC4気筒5ベアリングという1950年代の常識ではレーシングカー・レベルであった驚異的なスペックを量産車で実現し世界中の自動車ファンを熱狂させ、ジュリエッタはアルファ・ロメオをイタリア第2位のメーカーに押し上げる爆発的なヒットとなった。最初に市販されたジュリエッタは、この美しい2ドアクーペ・ボディのスプリントであり、スプリントより半年程遅れ1955年(昭和30年)の春にスパイダーとセダン「ベルリーナ」が追加された。1956年(昭和31年)にはダブルチョーク・ウェーバー2個により出力を80HPから90HPに上げ、最高速度を165km/hから180km/hオーバーまで引き上げた高性能版のスプリント・ヴェローチェが追加された。
1959年(昭和34年)、ジュリエッタスプリントはマイナーチェンジされ、それまでの前期型750E系から後期型101系へと進化する。アルファ・ロメオのツインカムは、懸案だったシリンダーヘッドの強化が施されて信頼性が高まり、同時にスカリオーネによるベルトーネ製のボディには、巨匠ジウジアーロが格子型グリルなど効果的なフェイスリフトを施し適切にアップデイトされた。ほぼ同様の改良はセダンやスパイダーなど他のジュリエッタ・シリーズにも施されたが、これらとは別に101系ジュリエッタからは、同じくスカリオーネ・デザインによるベルトーネ製のグランツーリスモSS、戦前からアルファ・ロメオとのコラボで多数の傑作モデルを生み出してきたカロッツェリア・ザガートとのコラボで1.3ℓ級で最高速度200km/hを誇ったスーパーGTのSZ(スプリント・ザガート)など極めて魅力的なバリエーションが追加され、後継車ジュリアへバトンタッチする1962年(昭和37年)6月までのアルファ・ロメオは極めて魅力的なラインナップを形成した。


●1960年?アルファロメオ ジュリエッタ スプリント&スプリント ヴェローチェ 実車カタログ(縦154×横323㎜・3つ折6面・フルカラー英文表記)
日本国内では殆ど流通していないジュリエッタ スプリント専用のカラーカタログ。




この赤いジュリエッタ正面とカフェの店外テーブルの男女のフォトは有名。


美しいリアビュー


テール周り


3連丸型メーターを備えた運転席


2種のスペック


2種のエンジン


ブレーキ、サスペンション



【1960年アルファロメオ ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ 101系 実車主要スペック】 (1960 Alfa Romeo Giulietta Sprint Veloce Type.101 Specification)
全長3980mm・全幅1535mm・全高1320mm・ホイールベース2380㎜・車重893kg(1970lbs)・水冷直列4気筒DOHC1290ccオールアルミエンジン・キャブレター:ダブルチョークウェーバー2個・最高出力90hp/6500rpm・最大トルク12.0kgm/4500rpm・乗車定員4名(2+2)・変速機4速MT・最高速度183km(112mph)


【萬代屋 (現バンダイ) 1/20スケール1960年アルファロメオ ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ ブリキ製モデル玩具 主要データ】 (1/20scale 1960 Alfa Romeo Giulietta Sprint Veloce by Bandai Tinplate Toy KEY DATA)

・商品名: Alfa Romeo Giulietta Sprint Veloce(アルファロメオ ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ)
・萬代屋 製品番号(製品管理番号): No.788
・基本素材: ブリキ
・発売時期: 1960年(昭和35年)12月?
・販売価格: 都内150円・地方最低売価160円
・全長192mm (実車比:1/20.7スケール)
・全幅78mm (実車比:1/19.7スケール)
・全高61mm (実車比:1/21.6スケール)  
・ホイールベース112mm (実車比:1/21.2スケール)
・スケール表記: なし
・モデルとした実車年式: 1960年式
・動力: 前輪フリクション
・箱のサイズ: 縦84×横195×厚さ61㎜
・カラーバリエーション: 薄水色・青メタ・赤
・シャシー再現: 殆どなし
・特記事項: 同時代のバンダイ製自動車「世界の自動車を集めましょう」シリーズ中では比較的レアな車種。恐らく1960年(昭和35年)のクリスマス商戦の折に市場投入。ボディカラーは薄水色と青メタが圧倒的に多く、赤はレアカラー。
・入手難易度: 10段階評価でレベル7程度
・2020年現在のアンティーク・トイ市場の推定評価額: 7~12万円程度 (箱付未使用ミントコンディションの場合)


★東京玩具商報1961年2月号 萬代屋 広告 (国立国会図書館の蔵書より複写)
品番788のアルファロメオ ジュリエッタ スプリントと品番792のVWカルマンギアが新企画製品として紹介されています。アルファロメオは「アルハロメオ」と表記され、「イタリースポーツカーの花形でハイキング旅行には最適です」と記載されています。




品番788のアルファロメオ ジュリエッタ スプリントと品番792のVWカルマンギアは箱・本体共に概ね同じ大きさ。












●バンダイ1/20スケール1960年アルファロメオ ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ 薄水色 箱付


















ホイルキャップ中央にはアルファロメオのマーク


繊細なリアウインド周りの曲線も巧みに再現


かなり正確に再現された運転席周りのプリント




シャシー裏にはALFA ROMEOの浮彫




●バンダイ1/20スケール1960年アルファロメオ ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ 青メタ 箱なし














●バンダイ1/20スケール1960年アルファロメオ ジュリエッタ スプリント ヴェローチェ 赤 箱付画像
VELOCE PUBLISHING(UK) 2008「Tinplate Toy Cars」95頁より転載。赤はレアカラー。1990年代半ばに都内の某アンティークトイショップでこの赤の箱なしミントが12万円で店頭に並び、魅力的な赤とは言えども箱なしで12万は高いなあと迷っていたら売れてしまったことがあり、しかし、その時以来2020年現在までの四半世紀、赤は1台も見ていないレアカラー。




●バンダイ1/20スケール1960年アルファロメオ ジュリエッタ スプリントとミニカー達

京商1/64ジュリエッタ スプリントとバンダイ製の大きさ比較








アルファロメオ ジュリエッタ スプリントの当時物は実車人気を反映してTOGI1/24、仏ノレブと伊ポリトーイのプラ製、伊マーキュリーなど結構沢山出ています。




手前はプラ製時代の仏ノレブ1/43スプリント



魅力的な1960年代のスーパーアルファ(BBRのSZ、ポリトーイのTZ、ジョアルのカングーロ)と共に。




1960年SZ (BBR製)




1963年TZ (伊ポリトーイNo.516)




1964年カングーロ(スペインJOAL)




近年のBBR以外はフル開閉アクション付






※アルファロメオ ジュリエッタ スプリントの実車カタログについては2012年8月16日の自動車カタログ棚からシリーズ第39回記事をご参照ください。





★オマケ(その1): イクソ新製品1/43スケール メルセデス・ベンツ LPS 1632 レーシングトランスポーター「porsche Kremer Racing/vaillant」
イクソ品番:TTR014。全長約37㎝。国内定価:税抜1万円。1/43のトレーラーがTLVの1/64のバスと同額程度という価格設定は相対的に割安感あり。但し、トラクターはずっしり重いダイキャスト製ながら後部トレーラーはプラ製。vaillantカラーのサクラやミニチャンプスの934 vaillantと並べて写真を撮るつもりが、ダンボール箱に仕舞ってしまってしまい容易には見つからず、応急措置としてすぐに用意できたバンダイ製935 vaillantとPREMIUM-Xの934 Jagermeister1978ル・マンを並べてあります。イクソからはこのメルセデス・トランポと同時に品番TTR018として白ボディの1/43ボルボF88トランスポーター「MARTINI RACING」も発売になっています。

手前は大きさ比較用トミカ
















トラクタ部はズッシリ重いダイキャスト製。




★オマケ(その2): トミカタウン改造「クロネコヤマト営業所」
最近、リサ店の500円コーナーで入手。よく出来ているのでトミカタウンの中古品と思って購入。しかし、調べてみると何と個人が作ったカスタム品でした。このヤマト営業所よりも小ぶりのセブン・イレブンベースのヤマト営業所の製作動画は何と59万回近くも再生されていて、ヤフオクではカスタム品がそこそこの値段で落札されているようなので、意外に人気があるようです。


230はトミカよりレアな香港ヤトミング製




室内も造り込まれています。


裏口



●「クロネコヤマト 宅急便センターを作ってみた!トミカタウンビルドシティを改造!」動画
2018年10月8日投稿動画。何と再生回数約59万回。




★オマケ(その3): 今日のビートルズ 「Revolution 」 1968
2015年10月20日投稿動画。再生回数6152万回。サウンド、ビジュアル共に後期ビートルズの魅力とカッコよさ全開のプロモ。このプロモのジョンのカッコよさに痺れない人はまずいないでしょう。