★1965年マルサン商店1/33はとバス+都営トロリーバス ~ブリキ自動車コレクションから065 | ポルシェ356Aカレラ

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★志村さんの代役
志村けんさん(1950年2月20日‐2020年3月29日)が主演予定だった映画「キネマの神様」。志村さんが亡くなったことや緊急事態宣言の影響で撮影は中断しているとのことですが、この度、志村さんの代役をかねてより志村さんと親交の深かった沢田研二さん(1948年6月25日-)が務めることに決まったと発表されました。
沢田研二さんことジュリーは志村けんさんより学年1コ上の同世代。ジュリーがこれまで積み重ねてきた人生を思い、最高の代役との意見も多いようです☆


★志村さんのロールス
志村けんさんが2007年(平成19年)に6000万円前後で新車で購入し、運転手付のショーファードリブンで夜の銀座などに乗り付けていたロールスロイス・ファントムⅦが2020年現在の市場価格(1000万円前後)にて西日本在住の志村さんのファンに売却され、そのお金で志村さんの付き人3人の退職金が賄われるとのことです。この話もある種の美談で、いい話だよねといった意見が多いようです。ちなみにロールスロイス・ファントムの芸能人オーナーとしては、ビートたけし、美川憲一、NIGO®といった方々が知られているようです☆☆

★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクショから」シリーズ第65回記事としてマルサン商店の同一金型の箱バス3種を御紹介しますne☆☆☆

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★バスのブリキ玩具
萬代屋の民生コンドルや野村トーイの日産E590、各社で競作された1963年三菱ふそうスーパーデラックスはとバスA/Bタイプ、マルサンの日産エコー、米澤の三菱ローザといった例外はあるものの、実車を特定できるレベルのバスのブリキ玩具は稀であり、その大半は時代の空気を取り込みつつも自由奔放にデザインして売られ子供達に消費された製品でした。
そのような理由から実車を忠実に縮小してはいない古いブリキのバス玩具は一般のバスファンが殆ど目に留めることのない存在だったと思います。大半のブリキのバス玩具にはスケールモデルとしての魅力は少なく、「長い時を経て時代の空気が詰まったモノの魅力が判る人の手により、捨てられずに生き延びてきたモノ」というのが1960年代あたりのブリキのバス達の現在の立ち位置ではないでしょうか。


●ピストルを構えた少年が最前列に乗車した「はとバス」の意匠登録記事
輸出玩具登録協会発行「ニューデザイン」1965年7月25日号掲載(国立国会図書館の蔵書より複写)。昭和40年(1965年)7月7日意匠登録としてマルサンブランドで売られたはとバスが佐藤玩具・佐藤正次のクレジットにて掲載されています。「屋根の両側の透明窓から中の網棚の荷物が見えるバス玩具の意匠」と記載されており、天窓部分以外のバスの金型については1960年代初頭あたりに市場に出たものと推定します。ピストルを持った少年が最前席に陣取ったマルサン製のバスは、はとバス・トロリーバス・スクールバスの3種が手元にありますが、何れも1960年代のマルサン商店の金属玩具カタログには掲載がないため売価等の詳細は不明です。



【1965年1/33スケール ピストルを構えた少年が最前列に乗車したマルサン製はとバス等 ブリキ玩具 主要データ】(1965 Marusan 1/33scale 1965 Hato Bus Tinplate Toy)

・基本素材: ブリキ
・マルサン商店 品番(管理番号): No.123(トロリーバス)、他は品番不詳
・製品名: はとバス・トロリーバス・SCHOOL BUS
・発売時期: 1963年~1965年頃?
・販売価格: 不詳(はとバス:都内200円前後?)
・全長285㎜
・全幅76㎜ (全幅2500㎜とした場合の実車比1/32.9)  
・全高90㎜
・ホイールベース138㎜
・スケール表記: なし
・箱サイズ: はとバス 縦80×横290×厚さ95mm・トロリーバス縦110×横285×厚さ75mm
・動力: 後輪フリクション
・バリエーション: はとバス・補助エンジン付都営トロリーバス・スクールバス(輸出専用?)
・シャシー再現: なし
・入手難易度: 10段階評価でレベル7~8程度
・2020年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額: 5~12万円程度(箱付未使用美品の場合。都営トロリーバスは評価額高目。)

※註)1/33スケールは全幅2500㎜とした場合の全幅比。



●1965年1/33スケール ピストルを構えた少年が最前列に乗車したマルサン製はとバス
1970年代に入ってもPMAブランドで売られたロングセラー商品。












手前は大きさ比較用トミカ






最前列にピストルを構えた少年


シャシー裏




●1965年1/33スケール ピストルを構えた少年が最前列に乗車したマルサン製 補助エンジン付 都営トロリーバス
このトロリーバスの方が上掲のはとバスよりも発売時期は古いと思われます。マルサンでは都営トロリーバスのブリキ玩具を1960年代前半に3種類リリースしていますが、フロントに鉄道軌道敷き通過用の補助エンジンを付けた仕様を再現したのはこのモデルのみです。






補助エンジン付特有のフロントグリル












またしても、最前列にピストルを構えた少年の姿


シャシー裏



神田ケンクラフト2000年発売 ロシア製1/43スケール都営トロリーバス補助エンジン付321号車(限定50台)との比較












●1965年1/33スケール ピストルを構えた少年が最前列に乗車したマルサン製SCHOOL BUS
これは海外で発掘された個体のため輸出専用モデルかもしれません。












二度あることは三度ある(笑)。またしても、最前列にピストルを構えた少年の姿!




●1965年1/33スケール ピストルを構えた少年が最前列に乗車したマルサン製バス 大集合!!
























★オマケ(その1): 2012年秋 書店販売アシェットコレクション 1/72スケール日本のバスコレクション3台
2012年の10月から12月にかけて4号まで発売されたところで忽然と消えたシリーズ。第1号1962年いすゞBXD30東海自動車「伊豆の踊子号」(税込790円)、第2号1975年いすゞBU04都営バス(美濃部カラー:税込1990円)、第3号1966年日野BH15上毛電気鉄道(税込1990円)と第4号1963年ニッサンU690高知県交通(税込1990円)まででシリーズが消滅。第2号のいすゞBU04都営バスのみ年式が新しかったため未購入ですが、あっという間に市場から消えたので買っておくべきだったと後悔。特に貴重なのは他では立体化されていない第4号のニッサンU690。スケールは1/80スケール16番のレイアウトに置くには少々大きな航空機プラモデルでは主流の1/72。1/64のTLVよりは小さく自動車モデルとしては中途半端なスケールでした。








いすゞBXD30


日野BH15


ニッサンU690




★オマケ(その2): 2020年5月トミカ新製品
2020年5月16日(土)はトミカ新車発売の第3土曜日。今月は76番1/64スカイライン400R(通常:明赤メタ、初回:パールホワイト)と107番1/64ハイエース衛星通信車が発売になっています。今月の新製品は全てスケールフェチマニアには嬉しい1/64スケール☆








★オマケ(その3): 今日のビートルズ「Girl」 1965
最高のラブソング☆上手く貼れるかな☆