★1968年 マツダ ファミリア ロータリークーペ 第2弾RE ~自動車カタログ棚から 063 | ポルシェ356Aカレラ

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★初めてロータリーエンジン を搭載したコスモスポーツを1967年5月に発売したマツダは、ロータリーエンジンを量産車に搭載することにより広く普及させることを次の目標とした。
1968年(昭和43年)7月、モータリゼーションならぬ ロータリゼーション(Rotarization)の花開く のコピーと共にロータリー大衆化計画の第1弾としてファミリア・ロータリークーペが発売された。前年1967年(昭和42年)10月の第14回東京モーターショーに展示されたRX85を市販化したものだった。1967年11月にモデルチェンジした2代目ファミリアセダンのボディをスポーティーな2ドアクーペボディに変更し、コスモスポーツと同じ10A型2ローターユニットを128psから100psにデチューンして搭載されていた。販売価格は148万円と高額だったコスモスポーツの半額以下の70万円と大衆にも何とか手が届くものだった。

★805kgの軽く小柄なボディ に2ローター100馬力を搭載したことによる性能は最高速180km/h・ゼロヨン16.4秒と当時の2000ccクラスのスポーツカーに匹敵した。あまりにパワフル過ぎることから、ファミリアを若干強化しただけではシャシーがエンジン性能に追いついていない「じゃじゃ馬」とも評された。しかし、一般庶民にも手が届くレベルで市販された意味は大きく、1970年代のカペラやサバンナによる更なるロータリゼーション普及の礎となったクルマであった。

【主要スペック】 1968年マツダ ファミリア ロータリークーペ (型式M10A)
全長3830mm・全幅1480mm・全高1345mm・ホイールベース2260mm・車重805kg・491cc×2ロータリーエンジン・最高出力100ps/7000rpm・最大トルク13.5kgm/3500rpm・乗車定員5名・最高速180km/h・販売価格70万円

●1968年7月発行 マツダ ファミリア ロータリークーペ 簡易カタログ (18×33cm・4つ折)
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※中頁から
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※裏面スペック
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●1968年7月発行 マツダ ファミリア ロータリークーペ 本カタログ (26×30cm・26頁)
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※中頁から
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※スペック掲載頁
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●マツダ広報誌「モータリゼーション」1968年8月号 ファミリア ロータリークーペ特集 (A4判・24頁)
本カタログ以上に詳しい情報が掲載された小冊子
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※中頁から
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★オマケ(その1): 1968年マツダ ファミリア ロータリークーペ テレビCM
歌)布施明



★オマケ(その2): ダイヤペット173番 1/40スケール 1968年マツダ ファミリア ロータリークーペ
手前のシルバーメッキは東洋工業が実車の新車発表会で顧客に配布した非売品
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★オマケ(その3): 今井科学1/20スケール 1968年マツダ ファミリア ロータリークーペ プラモデル
製品No.3306・当時定価350円
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★自分のためのオマケ: 1969年(昭和44年)の夏休み、小4だった私は大学ノートに手書きした自動車図鑑をつくった。世界の50車種位の下手なイラストに自動車ガイドブックなどから写したスペックや価格を書いたものだ。それは今でも捨てられずに手元にあるのだが、私がその手書き図鑑の一番最初に描いたのが当時 今井科学のプラモデルを作って夢中になっていたファミリア ロータリークーペだった。今もやっていることが変わらない(^_^;)
$1959PORSCHE356Aのブログ-自分で書いた絵