日本古来のドライフルーツ 干し柿  | ワタシノクラシ ANNEX

ワタシノクラシ ANNEX

The Tokyoite returned from Kansai to Tokyo.

一昨年の9月からパンと洋菓子を断って、だいたい1年くらい続けたわけなんですが、その後もなんとなく積極的にパンと洋菓子を食べることがなくなったことは以前にも投稿したとおり

今現在もその状態を継続中。食べてるときはすごく幸せなんだけど、そのあときまって調子悪くなると明確に気づいたために、あんまり気がすすまなくなりました。それで和菓子を食べるようになっていたんだけど、和菓子も最近ちょっと負担を感じるようになってきていて…。

「なら、もう、お菓子食べるのやめたらいいじゃん!」って思うものの、情けないけど甘いものは食べたい。そんな感じでいたところ、今年に入って、スーパーマーケットでなぜか干し柿の類が店頭セールで売っているのを見かけるようになり、ちょいちょい買うようになりました。

市田柿とか、あんぽ柿とか…。

いままで、干し柿ってあんまり好きじゃなかった…っていうか、子供の頃からほぼ食べず嫌い状態だったんですけども、お菓子の代わりとしてお茶のお供に食べてみると…とーっても美味しかった!自然な果物の甘味がお茶によくあう…。なにより、食べても身体に大きな影響を感じないので安心です。

なんで、いままで食べてこなかったのかしら…?

干し柿って、考えてみれば日本古来の「ドライフルーツ」ですよねぇ。

ドライフルーツそのものは以前から好きで、ドライアプリコットとかレーズンなどをおやつがわりによく食べてますが、干し柿は、なーんかビジュアル的にイマイチ&野暮ったいって思って敬遠していたんですよねぇ。「いったい、どういう偏見よ?」と自らに問いたい気分です。干し柿のみなさんがた、ゴメンなさい。

あんぽ柿なんて、橙色がとってもきれいでかわいいビジュアルなのに。

いままで何を見ていたんだ?わたしったら。

歳を重ね、いろいろな経験をするうちに、世間の評価とかマーケティングとか広告といった情報は知りつつも、だんだんとそれらが自分の価値基準や評価軸に大きな影響を及ぼさないようになってきた結果、それまでスルーしてきた日本古来のものの良さに気づき始めた感がすごいんですよねぇ。ここ数年。
舶来品やカタカナ表記になっているものを「イイ」と思い、日本古来、日本独自のものって「なんかださいなー」ってイメージになる感覚って、どこからきているんだろう?謎の思い込みだよなぁ…と思う昨今。

ドライパーシモンとか言い出すことなく、ずっと「あんぽ柿」「市田柿」と和名を貫いてブランドが成り立ってきているのはさすがだし、すばらしいことだなぁ。