英国代表、エマ・ラドゥカヌがウインブルドン3回戦を勝った。
今日もこれからセンターコートで戦う。
この21歳のエマにイギリス人は熱狂している…。
ルーマニア人の父、中国人の母を持つ。生まれはカナダ。2歳の時にイギリスに移住してきた。
21歳、身長は175センチと大きめ。
ノーシードの新人で、3年前に全米オープンでベンチッチを破って優勝。英国人女性選手では快挙。
全米でのエマ。当時17歳。
その後、怪我などに悩み、コーチも次々と変えた。世界ランキングは135位前後のようである。
そのエマが、ウインブルドンに戻ってきた。チャーミングな彼女に英国人は熱狂している…。
数年前のVogueのページ。
Meet Emma Raducanu, the British Teen Taking Tennis By Storm | Vogue
今回のウインブルドンのミックス・ダブルスで、アンディ・マレーと組むことだった彼女は、昨日棄権を発表。手首の痛みを理由にしている。
これで、シングル2回戦で敗退していたアンディ・マレーのウインブルドンの試合は終了となった。つまり、これ以上の試合は無しで彼は引退、ということになる。
今日エマは、15:00(日本時間11pm)よりセンターコートでニュージーランドのサン選手と対戦する予定。
会場はフルハウスになるだろう…。
インタビューで、「毎日毎日、練習を重ねているんですがそれがいつ、どんな形で報われるか、それはわからないのです…」と答えている。 どんなスポーツもそれは同じ。努力がまったく報われないことだってあるのだ。 この数年は彼女もつらかったに違いない。
彼女には勝ち抜いて、ファイナルに進んでほしい、と私も願っている。