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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

オーバーズドルフでのチャレンジが、終わりました。

 

今回は、本当に思うような練習ができない、準備時間が足りないでぶっつけ本番のようになってしまった試合でしたが…。

 

わかったことは、「練習でできていないことは、本番でもできない。 練習でできていたことも、本番ではできないことがある」、そして何よりも、「自分が納得ができる練習ができていることこそが、自信につながる」ということでした。

 

今まで、5回ほど試合にでましたが、今回ほど不安が大きかったことは初めてで、最初から「できない…」という気持ちを払しょくすることが本当に難しかったです。やっぱりこれは、「十分に練習を積んでいない。ランスルーの回数が圧倒的に足りない」という気持ちの表れだったと思います。

 

そして、会場入りする1週間前に熱がでてしまい、練習ができたのは、木曜日と金曜日の2日だけ。それも、体力がなく咳がでるため、1時間ずつ滑るのが精いっぱい。つまり、通訳の仕事と合わせて、ほぼ2週間、まったく練習ができないまま本番になってしまった、ということでした。

 

皆様の暖かい言葉、「リンクに立って2分滑っただけでも上等」という言葉を胸に、とにかく笑顔で滑り切ろう、それを目標にしよう、ということでチャレンジしました。

 

 

 

下は、当日の早朝練習。顔に不安が現れてます。

 

 

 

 

 

 

 

そして、本番…。さあ、初めのポーズ!笑顔、笑顔! ジャッジの一人と目が合ったら、笑い返してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

10回に1回しか片足着氷できなかったループジャンプは、やはりできませんでした。 練習で7割以上できなければ、試合で入れるな、とコーチは言っていましたが、とにかくチャレンジなので、入れることにしました。

 

 

ループジャンプのあとに、ソードファイトのモホークステップ。ここが2週間練習しないうちにとても怖くなっていました。足がもつれて、転倒しそうになるのですが…。

 

 

 

なんとかここは踏みこたえましたが、テンポが音楽に遅れてしまい、次に跳ぶサルコウ・トウのコンビネーションに影響がでました。

 

 

今まで一回も失敗したことのない、セカンドジャンプのトウループを失敗してしまいました。痛恨のミス!

 

 

そのまま、コレオステップシークエンスにはいり、ちょっと気持ちも焦ったまま…。

 

 

 

なんとか持ち直して、スパイラルからスピンへ。

 

スピンも、まったく軸が取れなくなっており、当日朝の練習でも、センターが取れずにぐるぐるとトラベルしてしまって、まったく安定してなかったのです…。

 

 

 

 

 

が、なんとか二つのスピンを終え…。本当は2つ目はシットスピンだったのですが、とてもバランスが悪すぎて、きっと転倒するだろう、そうすると、フィニッシュもボロボロになるとおもって、アップライトにしました。

 

 

 

そして、フィニッシュは、ランジからのスリーターン、バックランジで終えて、右足前のTストップで。

 

 

 

最後も、笑顔でしめて。 Tストップ、ぐらつかずにできました…。

 

 

 

点数は、これまでで最低の点数でした。悔しいけれど、ジャンプを二つとも失敗したので仕方がありません。

 

しかし、今の状況で、今の自分にできることといったら、精一杯でした。

 

転ばず、振り付けを大幅にとばさずに最後まで滑り切ったんですから、これでもうOKにしたい。

 

 

 

 

今回ほどストレスまみれでドイツまで来たのは初めてで、やっぱり「準備ができていない。練習していない」という気持ちは、本当につらいものがありました。 そして、体力と筋力が著しく落ちてました…。

 

人生、こういうこともある。

 

与えられたコンディションは、自分で選んだものではなくとも、仕事も怪我も病気も、降りかかってくるものはあります。

 

そんな中で、できることをやるしかない。

 

納得の演技からは程遠いものでしたが、「終わった~!」という安ど感はあります。

 

おそらく、もうこういう大きな競技会は、これで最後です。あまりにストレスと負担が大きかった。 年齢的に、気持ちがもう持たない、という感じです。

 

「そんなこと言って、きっとまた来年…とか言い出すよ」と夫が。

 

いやいや、もう本当に最後ですわい…。 疲れました…。

 

あとは、うちに帰って、のんびりしたい。

 

 

本当にスケーターさんたちって、偉い。 こんなにストレス満載のことを、シーズン中何回もやるんですから。 私はとても楽しめませんよ…。

 

 

 

ところで、スケート仲間から暖かい言葉が届きました。

 

「才能があって若くて毎日練習している選手が全ミスするのが本番です🙋‍♀️

フリーに出て、Loとシットという高い目標を持って、試合に立たれたお姿💕 かっこよかったです!!!

おつかれさまでした」

 

 

ううう、泣ける。

 

 

ようしっ!

 

今年中にループジャンプと、シットスピン、モノにするぞ~~~!リベンジだ~~~!

 

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3月の「子ども食堂活躍中!」という記事に、コメントが付きましたのでご紹介します。ピノッキオのスタッフさんでしょうか。

 

「いつも応援ありがとうございます!!!
ピノッキオを代表して御礼申し上げます。

平日、ピノッキオは毎日子どもたちであふれています。
ここは安心していられる居場所、甘えられる場所、カギを忘れて家に入れない子の保護、雨の日の遊び場、みんなでおやつを食べ、地域の大人と関わったり、ボランティアの大人たちをはじめ、大学生や高校生のお兄さんお姉さんも地域の子どもたちを一緒に見守ってくれています。

このブログの読者をはじめとしたみなさまより
たくさんのご好意やご寄付をいただきピノッキオは成り立っています。地域の子どもを真ん中にした多世代交流の場として、これからも存続に尽力してまいりたいと思います!」

 

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5月14日の大人スケーターのための国際試合、ドイツはオーバーズドルフ(ネーベルホルン杯が開催されているリンクです)への出場をチャレンジとする、チャリティ・チャレンジに挑んでいます。応援したいのは、東京の子ども食堂、「ピノッキオ」さんです。

 

 

 

ピノッキオの主催をしているのは、元早稲田大学の川名はつ子教授、里親さんを支援する会を長年サポートしてきた方。 

 

ピノッキオでは一回につき、70食以上を子どもたちに無料で提供しています。需要が増えてきたのでキッチンの改装を行うということでその費用をクラウドファンディングで募っています。

 

 

 

 

 

以下のサイトに飛んで、ご支援ください!

 

なお、今回のクラファンの寄付には17%ほどの手数料がかかるようです。例えば、3000円の寄付を選んだ場合、500円ほどが手数料として加算されるようです。そのつもりで金額を選んでください。

 

その分、ピノッキオの方で手数料として寄付から引かれることがないのでピノッキオは助かるのですが、皆さんのご負担が17%増えてしまうようです。よろしくお願いいたします。

 

笑顔はじけるみんなの居場所に!『子ども食堂』拡張工事にご支援をお願いいたします。 - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)

 

これまで62人の方から、555,000円のご支援をいただいています! 応援、ご支援、ありがとうございます! 締め切りまで、あと17日です。まだ目標額にはかなり足りません…。

 

海外からの寄付も受け付けられるはずですので、日本以外にお住まいの方も、奮ってご支援ください。

 

また、クラファンはどうも、という方は、ピノッキオの郵便貯金の口座に直接お振込みください。前回も、郵貯の方に寄付をくださった方が、かなりの数いらっしゃいました。

 

以下のサイトに、振込先が載っています。

 

一般社団法人ピノッキオとは (studio.site)