夫が、「Onmyojiの映画がまたできるらしいよ。前のオンミョウジの話の始まる前段階のストーリーみたい」という。
いつもながら、日本関係の話題には、私より詳しい…。というか、どうやら羽生ファンのXで書かれていたみたい。彼の情報はいつもスケートファンのXやファンサイトから入ってくるようだ。
もちろん、オンミョウジと言えば、羽生選手のSEIMEIだろうから、世界の羽生ファンが話題にしているのだろう。
ということで、私も探してみた。
何しろ私の陰陽師は、岡野玲子さんの漫画から入っている。夢枕獏さんの原作は読んでいない。
そして、映画「陰陽師」の野村萬斎さんのあの人を食った妖艶な安倍晴明は、漫画の印象そのままだった。
今度は主役の安倍晴明が山崎賢人さんか。 うん、ま、若き日の清明ということで、印象はちょっと違うが、とりあえずなんとか行けるかも。
ヒロマサが…。ちょっと、漫画のイメージとは違うな…。 あの伊藤英明さんのヒロマサが、漫画とドンピシャだったんだけどな…。
しかし、萬斎さんも、伊藤さんも、もう若き日の清明とヒロマサを演ずるには年を取りすぎている…。
新たな役者陣で、新たな解釈の陰陽師を見るのも楽しいかもしれない。
それに、これは、岡野さんの描いた清明とヒロマサではない。もっと若かりし頃の二人なんだ。
そして新たなOnmyoji 0は、過去のものと比べてスペシャルエフェクトが格段に進化している。それも助けになるだろう。
夫、「なかなか良いらしいよ!」ともう今から楽しみにしている。
音楽が良ければ、羽生さんがまた、それを使って、SEIMEI第二弾をやってくれるかもしれない。ちょっと期待しちゃうかも。
下は、監督にインタビューをしたeiga.comの記事の一部抜粋したもの。詳細はぜひ本文を読んでみてください。
佐藤嗣麻子監督が語り尽くす「陰陽師0」製作秘話 アクションで参考にしたのは羽生結弦
夢枕氏による原作小説「陰陽師」は、平安時代に実在した“最強の呪術師”安倍晴明の活躍を描いたベストセラーシリーズ。1988年に刊行されて以来、定期的に新刊が発売され、現在までにシリーズ累計発行部数は680万部を突破している。映画は夢枕氏が全面協力するほか、呪術監修には、「呪術廻戦」に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察した書籍「呪術の日本史」監修の加門七海を迎えている。
佐藤監督は夢枕氏と約40年前に知り合ったそうで、もともと獏さんのファン。まだ「陰陽師」を書いていないころからの交流があった、という。
(中略)
映画化にGOサインが出たのは新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた20年だったそうだが、脚本に着手し始めた時期も含めて佐藤監督は大きな意味があると話す。
「ドナルド・トランプがアメリカの大統領になったとき、フェイクニュースという言葉が頻繁に使われるようになりました。ヒラリー・クリントンを陥れるため、そして自分に都合の悪いことは全てフェイクと呼ぶようになった。こういったことを信じるということが『呪(しゅ)』にかかっているのではないかと感じるんです。
『呪』とは、思い込みや心の問題。XになったTwitterなんて、『呪』の塊ですよね。こういうフェイク、まやかしを呪術で退散祈祷した人物こそが安倍晴明なわけで、今の世情にこそ晴明のような存在が必要なんじゃないかと思ったんです」
(中略)
今作には園村健介がアクション監督として参加しているが、武士道などが存在する前の時代を描いているだけに、インスピレーションの題材として意外な人物の名前が浮上した。
「『アンフェア』や『K-20 怪人二十面相・伝』などを作った際は、重力のあるアクションを取り入れていました。ただ今回は、浮遊感のあるアクションが相応しいのかなと思いました。アクション監督は、プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんにインスピレーションを得て作っていったと言っていましたよ」
佐藤嗣麻子監督が語り尽くす「陰陽師0」製作秘話 アクションで参考にしたのは羽生結弦 : 映画ニュース - 映画.com (eiga.com)
「『呪』とは、思い込みや心の問題。XになったTwitterなんて、『呪』の塊ですよね。こういうフェイク、まやかしを呪術で退散祈祷した人物こそが安倍晴明」、という監督の言葉。
ほほう、面白い…。現代の「呪」に通じるという切り口で見せてくれる、「新しい陰陽師」。
ますます、見てみたくなりました。
この映画、背景や建物にも、大変に工夫を凝らしたという監督。その辺も、見る価値がありそうです。
さらに、野村萬斎さんの安倍晴明から踊りや動きを学んで取り入れた羽生結弦選手の動きを、今回の映画では参考にした、というアクション監督の話。
「浮遊感」という言葉からも、重力を感じさせない羽生選手のSEIMEIの舞からインスピレーションを得たのだろうか。
なら、主演の山崎賢人さんも、羽生選手のオリンピックの映像など、繰り返し見たのかもしれない。
そう思うと、また別の見方でこの映画、楽しむこともできそうだ。
「陰陽師0」は4月19日全国公開。ムビチケカード(一般:税込1600円)は2月16日より一部の劇場を除く全国の上映劇場で販売されるそうです。
映画『陰陽師0』公式サイト|2024年4月19日(金)公開 (warnerbros.co.jp)