4コンティネンツSP | ロンドンつれづれ

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気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

 

ショートプログラムが終わり、日本女子も男子も素晴らしかったです!

 

ISU公式サイトは、おそらく日本ではジオブロックがかかっていると思いますので、Xから映像をお借りします。

 

 

私が応援している百音ちゃん。緊張しいなのは見て取れるけれど、今日は緊張の中でも素晴らしい演技。 いつもながら、本当に美しい全身の動き、姿勢。ジャンプも文句なしでした。フリーも頑張れ!

 

 

 

渡辺選手もミスのない演技で魅せた。最後に、ダイオウグソクムシを拾いに行くのが可愛い…。

 

 

 

舞衣ちゃん、ジャンプ転倒が残念!しかし、相変わらず柔らかくて美しい演技です。フリーで巻き返せ!

 

 

 

 

男子、最終グループは、神演技が連続しました。

 

ボウヤンは、スケーティングスキルが大変に向上しました。体の動かし方も美しくもうちょっとPCSが出てもよいと思ったぐらい。ジャンプは相変わらず踏切りも着氷も素晴らしい。

 

 

 

草太くん、これまでの中でも、ベストの演技のひとつではないでしょうか。

 

 

 

ジュンファン、ステップシークエンスの疾走感が素晴らしい。今日はジャンプも決まった。

 

 

 

佐藤君、ジャンプのキレが素晴らしい! そして表現力がメキメキとついてきているのが分かります。102点は欲しかった!PCSが低すぎる…。

 

 

 

このプロは好きですよ! しょっぱなから指先まで熱の入った動き。シェイリン・ボーンの振り付けのカッコよさを表現しきったと思います。

 

 

 

今日ここに載せた選手たちの誰一人として、スケーティングスキルや音楽・テーマを表現する能力が、ジャンプ中心の選手に負けるとは思えません。

 

やはりフィギュアスケートはジャンプだけじゃないんです。回転数の多いジャンプをより多く組み込むことができるのはいいけれど、それはそれ、TESとして評価し、PCSはジャンプのスコア差に匹敵するぐらい、きちんとスケーティングスキルや芸術性を評価してほしい。

 

プログラム自体の難易度、演技中の姿勢の美しさ、一足滑走の長さ、上半身の多様な使い方、トランジションの難しさ、全体のスピード、観客を引き込む魅力、芸術作品としての完成度…、これらはフィギュアがなぜ音楽を伴ったパフォーマンスとしてのスポーツなのか、それを測る重要な要素だと思うのだけれど、今のISUのジャッジの採点では、これらを大変に軽視していると思う。

 

勝ちたいと思うスケーターは、上記のことを犠牲にして、ジャンプ偏重のプログラムにしてしまうため、見ている方としてはスカスカのジャンプ準備が長いだけの、音楽なんていらないだろ、的なエレメンツの羅列を見せられているだけのプログラムに飽き飽きしてしまうのだ。

 

エレメンツを間違いなく実施して、高いGOEを取る。それはよくわかるけど、そこに注力するあまりに、一つの芸術作品としての美しさや面白さは半減してしまう。

 

そんなスケートばかりを見せるのなら、競技会もますますつまらないものになっていくだろうね…。