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2022年北京オリンピックでのロシア選手のドーピングで、ワリエワ選手の資格はく奪という結論が出ましたが…。

 

団体戦では、ワリエワ選手の得点だけを引いて、残りの選手の得点を合計し、ロシアを3位にする、という発表をISUはしました。

 

 

しかし、USA Todayのコラムニスト、クリスティン・ブレナン氏が下のツイッターで、いくつかの点を指摘しています。

 

 

まずは足し算の問題。

 

ワリエワ選手が失格ならば、ワリエワより下につけていた女子選手の点をくり上げて計算されるべき。そうなると、3位はロシアではなく、カナダということになる、と。確かに。

 

 

 

 

さらにもっとはっきりした指摘が。

 

 

 

ISU発行のドーピングに関するルールブックを示し…

 

 

 

以下のページをご覧ください。 チームイベントに関し、11.2.1の項目。

 

「補欠選手も含め、団体戦のチームの誰かがドーピング規則違反をしたということになれば、そのチーム自体が競技から失格となります。またドーピングを犯した選手個人は、ISUの反ドーピング規約に従い、個人的に制裁を受けます。」とはっきり書かれている、と指摘しています。

 

 

 

さて、ISU、どうしたんでしょうね? 今回に限り、異例を認めるということですか?

 

どうしてもロシアに銅メダルを上げたいんでしょうか。ルールはあっても、そのつど都合の良いように勝手に解釈するということでしょうか。

 

ロシアのスケート重鎮は口汚く今回の結論を非難していますが、ロシアにアピールする資格なんて無いと思いますね。

 

それより、ISUはルールを曲げてまでロシアに銅メダルを渡すようなら、カナダは納得しませんよ…。