石破さん人気 | ロンドンつれづれ

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全国世論調査で、首相になってほしい人を国民に尋ねたところ、一位が石破茂氏だったという。それでも17%だというから、圧倒的というわけではない。

 

しかし、ここ数年、安倍政権やそれを引き継いだ菅首相がやりたい放題、国会で嘘をついたり色々していた時に、自民党内で一応批判的なことをはっきり言っていたのは石破さんぐらいだったんじゃないか、と思う。河野大臣も昔は結構自民党の中では異色ではっきりものを言っていたが、大臣になってからだいぶ変わってしまって残念だし。

 

 

実は私は石破さんが防衛大臣だったころには嫌いだった。なんだか人相悪いし、右寄りナショナリストな感じがして。

 

彼だって自民党だからもちろん今でも右寄りだろうし、私は特に左寄りではないがリベラルな考えは確かなので、そもそも自民党の高齢者議員はあまり評価していない。

 

しかし、その中でも、せめて自分たちの恥ずかしい行為はきちんと否定できるだけの自浄作用を起こせる人として、石破さんの存在が国民に認められているのではないだろうか。

 

 

だから「選べる人がいない(32%)」という回答がトップという中でも、それでも選べと言うなら、石破さん、という人が多いのだろう。確か、ここ何年も自民党議員の国民人気は石破さんである。私のようないわゆる無党派層に受けているのだろう。

 

私も石破さんが首相になるなら、ちょっと期待できる気がするのだ。

 

 

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社会調査研究センターが21日に実施したdサーベイ全国世論調査では「日本の首相になってほしいと思う人」を尋ねた。事前の調査で上位に入った8人を選択肢に挙げて質問したところ①石破茂自民党元幹事長17%②小泉進次郎元環境相12%③菅義偉前首相9%④高市早苗経済安全保障担当相・河野太郎デジタル相7%⑥上川陽子外相5%⑦岸田文雄首相4%⑧山本太郎れいわ新選組代表3%――の順となった。「いない」との回答が32%、「他の人」が5%だった。

 

 dサーベイは、社会調査研究センターがNTTドコモの協力を得て開発したインターネット調査で、NTTドコモが運営するdポイントクラブの会員を対象としたアンケートサービスを使用し、全国約6500万人(18歳以上)を母集団として無作為抽出調査ができるのが特徴。今回は2052人から有効回答を得た。調査結果の詳細は同センターのホームページに掲載されている。

 

「首相になってほしい人」1位は石破氏17% dサーベイ世論調査 (msn.com)

 

 

しかし、彼は自民党内では力がない、という。彼を押そうという自民党議員が少ないんだそうだ。 なぜ? 「それは党内で自分の仲間を後ろから撃つようなことをした」とかいうネトウヨもいるが、仲間だってなんだって、良くないことをしたならそれを諭すのが「自浄作用」だろう。

 

自分の仲間なら、どんなひどいことをしても擁護するというのは、ジャニー喜多川の時も、そして今の芸人のセクハラスキャンダルでも同じだが、自分に利益を与えてくれた人だから悪いことをしてもかばう、というのはあまりにも正義感も倫理観もなさすぎる。

 

外から見ていればそれは通らないし、「同じ穴のムジナ」に見えるだけだ。

 

 

日本はアメリカと違って、国民は直接に首相を選ぶことができない。しかし、国民から評価されていない人を、党内の派閥の力関係や利害関係だけで決めれば、また「支持率」は低下し、結局長続きしない政権になるだろう。

 

安部首相はなぜか8年も続いたが、そのおかげの弊害が、今黒いマグマのように噴出しているではないか。党内で隠蔽し、検察にも手を伸ばし、報道が規制されていても、隠しきれないものがあふれ出してくるのだ。

 

カルトとの癒着問題もウヤムヤになりそう、裏金疑惑でも結局秘書になすりつけて終わらせようと言うのか、大した責任も取らないままに忘れられるのを待つのだろうか。

 

国民も呑気に構えて選挙にすらロクに行かないでいると、長期政権はその上に胡坐をかき、自分たちの腹を肥やすための政治をして平気でのさばるようになる。

 

日本のメディアは当てにならないし、国民がしっかり目を見開いていないと、こっそり大変なことを推し進めているかもしれない…。