ホテルの部屋の中ですが、来られなかった友人の分のベッドが淋しそうです。
せっかくオンナ3人で楽しい旅行をしようと思っていたのに…って、ご主人が病気で手術では仕方がありませんが、あと10日待ってくれたら…と思わざるをえません。 あるいは、1か月前だったら、今頃は一人残してきても大丈夫だったのに。
この言い方、冷たいように感じるかもしれませんが、長年彼女にさんざん迷惑をかけてきた夫、友人としてはせっかく彼女が楽しもうというときに、またか!という思いが強くてつい…。そんな夫でも病気になれば妻である彼女にすべての負担がかかってくるというのも、しかたがないとはいえ…。
しかし、家族の病気や怪我は、こちらの都合にはお構いなしに起きるものです…。手術が成功したことを有難いと思わなくてはいけません。もう、ピンピンしているようで、良かったです。
残念だったのは、バスタブがなかったこと。しかし、シャワーのお湯の量は多くて熱かったので、十分に気持ちが良かったです。
ザグレブ2日目は晴天! 晴れ女が二人揃ったので、最強です。
クロアチアはかつて社会主義国で、独立してからは民主主義の国家となっています。 ザグレブの町のはずれにはこういう手入れの悪い古い建物もあって、かつての社会主義の時代を思い出させます。
この中は数店は開いていて、パンや肉などを売っていました。
キャベツを丸ごと酢漬けにしたものも売ってました。ほしかったけれど、これをイギリスに持って帰るのは無理…。
野外市場も、全部は開いていませんでした。やはり年末なので…。
それでも、開いていたお店で、おいしいオレンジを買いました。 6つ買って、1ユーロ。 安いですね。 こういうところでも英語が通じるのは助かります。
大聖堂は数年前の大地震で壊れていて修理中。
周辺を散歩しました。
Kapitol、ってキャピタル、大聖堂のあるところが首都、ということでしょうね、きっと。
これがクロアチアの旗です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240110/03/popular2/a0/ee/j/o0810108015387703620.jpg?caw=800)
ザグレブは、しゃれたカフェが多くありました。皆冬なのに、外にイスとテーブルをだして、コーヒーを飲んでました。
青い空に、飛行機雲。
やはり地震の被害か、修理中の建物も目につきました。
古い木のドアです。
てっぺんについている怖い顔は、日本の鬼瓦のようです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240110/03/popular2/c8/7c/j/o0823108015387703627.jpg?caw=800)
そういえば、ドライバーのトム君が「クロアチアの産業は豚肉とタバコ」といってましたね。 確かに、タバコを吸う人は、イギリスに比べて圧倒的に多かったような気がします。
そして、塩豚はとってもおいしかったです!
この日は、昼間にクリスマスマーケットでホットドッグを買って食べ、夜はもうおなかが空かなかったので、市場で買ってきたオレンジとクッキー、お部屋にあったお茶やコーヒーで済ませてしまいました。
最後に、初日に訪れた湖の動画をこちらに載せておきます。
さて、イギリスには、この翌日の1月1日に帰りました。
ザグレブ空港でお土産など買いたいと友人が言うので、予定を1時間早めてホテルを出ることに。 ドライバーのトム君に連絡をして早く来てもらうことにしました。
そのころ、ちょうど日本ではたいへんなことが起きており、クロアチアのテレビのニュースを見ても、まだ日本の地震の情報は全く見ることができず…。
飛行場へ移動するタクシーの中で、スマホを必死にいじって、ニュースを読んでいたのです…。
トム君は「ザグレブでも2020年3月に大きな地震があった。だからあなたたちの気持ちがよくわかる」といって心配してくれました。
(ザグレブの市中の被害)
ザグレブ空港は小さいけれど、清潔で椅子もたくさんあって、お土産を買うお店なども完備しています。
ザグレブ空港。
食事も空港で済ませ、デューティフリーで特産品なども買って搭乗口へ。
その後、飛行機はトランジット先のドイツへ。 そしてコロン‐ボン空港でまたネットに繋いで…と、日本の情報を追いながら、イギリスに帰ってきました。
帰ってきたら、BBCではさすがに速報が流れ、そして被害の状況を翌日も詳細に伝えてくれ、なまじ日本のニュースより詳しいぐらいの映像を流していたのです。
この日は、イギリスと大陸の間のユーロスターが火災によりまったく走っておらず、列車でフランスやベルギーで休暇を過ごした人たちは、大変な思いをしたようでした…。
クロアチア旅行記は、これで最後になります。