スメタナ生誕200年 | ロンドンつれづれ

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新年から心の痛むことが次々に起きて、自分だけ暖かいところでご飯を食べていていいのか…というような気持になってしまいますが…。

 

決してそんなことはありません、という記事を読みました。「あなたが健康でいることが経済を回したり寄付をしたり、めぐりめぐって被災地支援になります。テレビの刺激的な情報から少し離れて、笑顔で夕飯を食べてください」と。

 

報道はリアルタイムで真実を伝える義務があります。つらい映像も見せなくては真実は伝わりません。

 

ですが、それらを「見る、見ない」は私たちの選択です。

 

見ても、自分の生活にネガティブな影響の出ない強い人は、しっかりと現実を見つめてするべきことをできるでしょう。

 

見たもので感情が左右されてしまう人は、自分でスイッチを切って、楽しいことをして、自分の心を守ることも必要です…。

 

 

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2024年、今年はべドルジフ・スメタナの生誕から200年だそうです。

 

スメタナは、当時オーストリア=ハンガリー帝国によって支配されていたチェコの独立国家への願望や、チェコ民族主義と密接に関係する国民楽派を発展させました。

 

そのため祖国チェコにおいては、広くチェコ音楽の祖とみなされています。

 

国際的には、6つの交響詩から成る『わが祖国』は、スメタナの祖国であるチェコの歴史、伝説、風景を描写した作品で、第2曲の「ヴルタヴァ」が特に有名。日本では、「モルダウ川」ともされています。

 

歴史の中で、何度も他国の支配に苦しんできたチェコの民が、心の支えにしてきたという『わが祖国』。 

 

数年前にプラハに観光で訪れた時、モルダウにかかるカレル橋の上でカルテットがこの曲を演奏していたのを思い出します。モルダウは、チェコの人々にとって、母なる川なのでしょう。