週末が終わり、予定していたドレスは出来上がるはずだった…。
しかし想定外のことが起きたのである。
袖をつけて試着してみたところ…。
きつすぎて大変に着心地が悪いことが分かったのである。 袖だけではない。肩の周り、胴回りなど、ありとあらゆるところがきつい。
そう。
実は、今回は型紙を新しく作ることなく、前につくったドレスのものを使ったのだ。
鏡の前で、憂鬱そうな顔をして試着している私を見て、夫が「どうしたの?」と尋ねるのである。
「きつくて着れない…」というと、この2,3日ミシンを一生懸命踏んでいたのを見ていた彼は、「どうして縫っちゃう前に自分のサイズを確かめなかったの?」というのである。
「だって、前に作った時はちょうどよかったんだよう」というと、「前って、いつの話?」と聞くのである。
「うーんと、うーんと…」と考えてみたら、どうやらこのシフトドレスを作ったのは、12,3年前だ、ということが分かった。
「それから、体重は増えていないの?」と聞かれて、「いや増えた。」と答える私。
「そうだよね、この1年で1ストーン(7キロぐらい)増えた、って言っていたよね。」と夫。 そう、コロナ太りで、1年で6-7キロは太っているのだ。
しかし、12-3年前には、結構楽な職場だったので、当時は50キロ以上はあったはず。 その後激務の仕事になって、あっというまに46キロぐらいになって、仕事を辞めた時だって48キロかそこらしかなかったのだ。
そこからいくら太ったと言っても50キロの時に作った型紙が着られなくなるなんてこと、あるだろうか。
しかし、48キロからもし7キロ太ったら、今は55キロということになる。 ちゃんと計算すれば。
改めて、体重計に乗ってみたところ、54キロあるではないか!! おお!!
胴回りがヤバいことになっている、という自覚はあった。 しかし、肩や腕までこれほど膨張していたとは。 7キロ増という効果は重大だったのである。
すとんとしたシフトドレスだから、胴回りと腰回りは、「きつい!」というほどではない。 しかし、肩やアームホールのあたりがパツンパツンである。これじゃ、腕も上がらない。
おなか周りだけじゃない、腕や背中にも肉がついていたのだ。 しかもバストポイントが2センチも下がっているではないか! ブラをしていても、である。 これはまったくの想定外であった。
これでは、せっかく縫い付けた袖を外し、アームホールを少し大きくし、袖の型紙だけ作り直し、もっとゆとりのあるデザインにするしかないではないか。 くっそ~! めんどくさい!!
おかげで、モチベーションが一気に落ちてしまったのである…。
で、裁縫はほったらかして庭に出て頭を冷やすことにした…。
すると、こちらにも想定外なものがあった。
ロンドン郊外はもうかなり涼しくて、朝晩12度、昼間だってせいぜい14度から15度ぐらい。 もう秋の気温である。
それだというのに、今頃真っ赤なグラジオラスが咲き始めたのである。 これまで数か月、葉っぱばっかり伸びて、まったくつぼみがつかなかったというのに。
もう咲かない気なんだな、と思っていたら今頃咲き始めたりして。
日本ではグラジオラスは真夏の花なので、なんだかこれも想定外であった。
そして、もう一つ想定外があった。
庭石をどかしたところを耕して芝の種を蒔いておいたのだが…。やっと芽が出てきた!とよろこんでみたら、なんとこんなにカビが…! どうやら土の上にパラパラ蒔いておいた肥料にカビが生えてしまったようである。 日が当たる場所だというのに、こんなことってあるんだろうか。
白くてふわふわしたのがカビである。 ネットは、猫がトイレにしないように張ってあります…。
肥料は蒔かない方が良かったのかな…。 カビのところの芝は枯れちゃうかな…。
そして、おやつの時間。
今日はこの間作った餡子で、水ようかんを作ってみたところ…。
おもたい餡子が全部容器の下に沈んでしまい、なんと2層構造のモノが。
これでは、餡子と寒天を分けて食べているようで。 こちらもまったくの想定外。
まあ、スプーンで両方をすくって食べれば、なんとか水ようかんのような味はするんですが…。
ひとつ嬉しい想定外が。
数日前に、「あ~あ、寒くなって厚い布団にしたら、重たくていけない…。 軽い羽根布団が欲しいよう」と言っていたら、夫がダウンの高級掛布団を買ってくれた。わ~い!!と喜んで、じゃあ私はデュベ・カバーを買うね~!とオンラインで買ったところ、間違ってスーパー・キングサイズを注文しちゃった。
それが今日到着したら、260cm x 220cmと、かなりでかい! これも想定外だったな…。
ということで、端っこを切って、200cm x 200cmに直して、その布で枕カバーが二つも余計にできちゃいました!
しかも、売れないんだか、スーパー・キングサイズが一番安かったので、お得感がありました。
こちらが新しいデュベとそのカバー。 真っ白で、タックが飾りです。 白だと汚れたら漂白ができるので、一番手入れがしやすいのです。 でも枕にもタックが入ってるから、朝起きたら顔に線が入ってるかも。 もうだんだん、年齢的に、朝起きて顔についているシーツの跡は、1日とれないんだよね…。
寝室は、薄紫と白が基調の色です。 カーテンなどはローラ・アシュレーのデザインで。
薄紫の地に白いチューリップの花です。 ローラ・アシュレーが無くなってしまったのは残念。 ドレスやインテリア用品に素敵なものがたくさんあったのに…。
…と、1日、洋裁をずるけていたんですが、夕方ごろやっとやる気になって、袖を外して作り直したものを取り付けました。 試着してみたら、なんとか着れそうです。
衿は立てればハイネック、折り返すとこういう感じになります。 折りたたんだ方が、1950年代風で素敵です。
明日は1日外出なので、水曜日には、裏地を縫って取り付けることにします。
型紙も、せっかくサイズなどを手直したので、同じデザインで色違いをいくつか作ろうと思います。
いやあ、今日は1日想定外のことばっかりだったな…。
では、おやすみなさい!
羽根布団の入っていたカバーに入って喜ぶミイナ。 猫は袋を見ると入りたがる~!