49人も殺された… | ロンドンつれづれ

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ニュージーランドのクライストチャーチで、複数のモスク(イスラムの寺院)が襲撃され、死者が49人、負傷者が50名近くでているという。

 

あまり日本のニュースでは大々的に報道されていないようだが、英国のガーディアン紙では、ほぼライブで刻々と状況を伝えている。 なぜなら、ニュージーランドには英国人が多く住み、またNZ人の祖先はイギリス人だから、他人ごととは思えないのであろう。 ちなみに、私の夫も、英国とNZの両方の国籍を持っている。

 

https://www.theguardian.com/world/live/2019/mar/15/christchurch-shooting-injuries-reported-as-police-respond-to-critical-incident-live

 

ガーディアンによると、警察に拘束されている男のひとりは白人で、ブレントン・タラント(28歳)、外国人排斥主義者で白人至上主義の極右翼。この大量殺戮の襲撃をライブストリームで放映する前に、74ページにもわたる反移民のステートメントを発表していたという。

 

警察は4人の男を拘束して取り調べているそうだ。 またオーストラリアの当局によると、NZからは、オーストラリア国籍の男1名について、ヘイト関連の事件で問い合わせがあったということだが、これがタラントンだという確認はとれていない、という。 容疑者は、数年前のノルウェイの大量殺人者、アンネス・ブレイビックとコンタクトがあると話しており、今回の襲撃に対し、ブレイビックからは祝福を受けていると話した。

 

なお、警察では、ライブストリームで流された17分にもわたる殺戮の動画を見ないように、一般市民に訴えている。 見つけたら、すぐに当局に報告してもらいたい、とのことだ。

 

この事件はニュージーランドの歴史始まって以来、最悪の銃撃事件ということである。

 

下はオーストラリアのテレビでの速報のニュース。 この段階では「6人が病院に運ばれました・・・」と話している。 ガンマンはヘルメット、迷彩服をきて、ヘルメットにカメラを付けている、と。 モスクのそばには公園もあり、近隣には学校もある地域である。

 

 

襲撃は2か所のモスクで行われた。 ジャシンダ・アーダーン首相は、「この事件はNZの最も暗黒の1日となるだろう。 容疑者の車には2個の爆発物も発見され、周到に準備された犯罪であり、テロ攻撃とみなすべきである」、と。