ロイヤル・カレッジ・オブ・アート -1 | ロンドンつれづれ

ロンドンつれづれ

気が向いた時に、面白いことがあったらつづっていく、なまけものブログです。
イギリス、スケートに興味のある方、お立ち寄りください。(記事中の写真の無断転載はご遠慮ください)

ロンドンだけでなく、英国は各地に College of Arts and Technologyというのが昔あって、いわゆるレッド・ブリックといわれる、ラテン語、医学、法律、哲学、物理、化学、クラッシック(古典)などを教えるユニバーシティと分けて考えられてきた。


これがある時点で一斉にユニバーシティに昇格したが、例えばロンドンでは、University of Arts Londonというのがあって、その中に、セントラル・セイント・マーティン、チェルシー、ウインブルドンなどのカレッジがある。


こういう元テクニカル・カレッジとは別に、RCA,ロイヤル・カレッジ・オブ・アートという学校があり、ここは、イギリス中の美術大学を卒業した優秀な学生が、修士課程と博士課程のためにあつまる由緒ある大学院である。世界中から優秀な学生が集まっている。


今日ご紹介するのは、RCAの絵画科と彫刻科のあるところ。



ロンドンつれづれ


しばらく前に、RCAから卒業製作展の招待状が届いていたのだが、ちょっと遠いので行くのを迷っていた。迷っていたもうひとつの理由は、この2年ほど美術大学の卒業展にいっても、日本人の学生さんの作品がほとんどない、というのがある。


しかし今回は卒業展に出品しているある学生さんからも、直接メールが届いた。日本人である。しかも、添付された写真をみると、なかなか面白い作品であった。日にちがあまり無かったので、早速に返事をだして、今週の月曜日、昼休みを利用してでかけてきた。ロンドン内とはいえ、交通の便が悪いところで、事務所から1時間近くかかるところである。


まず、グリーンパークまで地下鉄で行って、そこから19番のバスにのる。バターシー方向に向かって。このバスが中々来なかったのでまいった。バスに30分も乗るのは、久しぶりである。ちょっと楽しいかも。


おなじみ、2階建てバス(ダブルデッカーという)の2階部分。

ロンドンつれづれ


1階部分には、広く車椅子用のスペースがとってある。ここに乳母車なども、そのまま入ってくる。乗降のさい、車体自体が低く降りて、車椅子や乳母車にもやさしい。

ロンドンつれづれ

1階部分のけしき。よく見えないが、運転席のすぐうしろが階段になっている。

ロンドンつれづれ


そして、RCAの彫刻科に入っていく。日本人の学生さんは、優しくもバス停まで迎えにでていてくれた。由緒ある大学院だが、やはりスタジオは近代的。

ロンドンつれづれ


そとに、SHOW RCA 2013と、ポスターが貼ってある。


入り口を入ったところ。すぐに学生の卒業作品群が現れる。

ロンドンつれづれ


彼らは、1年生の時に8000-10000字の論文を書き、2年目に作品をつくってマスター、修士号をもらうそうだ。



ロンドンつれづれ


作品の質は、中々高いものが多い、と思った。

ロンドンつれづれ


日本人の学生さんの作品は、次の記事で・・・・・。



続く