2011年の2月に、友人とパリにでかけた。
真冬のパリは凍てつく寒さだったが、セーヌ川のほとりには陽光があふれて、恋人たちが歩いていた。
河岸の並木には、恋人たちが自分たちの名前を刻んであった。ちょっと、痛そう。
どの木にも、びっしりと名前とハートマークが。旅行者も記念に刻むのだろうか。
こちらが、ノートルダム・ド・パリ。ノートルダム大聖堂である。
例の、カジモド、エスメラルダ、フロロの恋の物語の舞台になった場所である。こちらは、正面。
ちかくの藪のてっぺんには、すずめが何羽も日向ぼっこ。寒いんだね・・・。
そして、川をわたって、反対側から見た様子がこちら。
もう日暮れ時である。夕日がわずかに、屋根のあたりにあたっている。
正面玄関を入って、振り返ると「バラのステンドグラス」がみえる。
他のステンドグラスもとっても綺麗。
手前の橋には、なぜか南京錠がいっぱい。
そのひとつひとつに、名前が書いてあった。こちらも、恋人同士の名前をかいて、ここにロックするらしい。
ノートルダム・ド・パリ、大聖堂も、ミュージカルのおかげか、恋愛の成就するパワースポットになっているようなふしがある・・・。
そして、日が暮れて、夜景の美しいセーヌ川。
寒い中をそぞろ歩いた。
すると、人が集まって、にぎわいが・・・。
なんと、野外に、スケート場!
パリっ子たちは、寒さをものともせずに、セーヌのほとりで、アイススケートに興じていた・・・。
衣装は違えど、カジモドと、エスメラルダの時代にも、ノートルダム大聖堂の近所では、長いスカートをはいた淑女や紳士たち、恋人たちがアイススケートを楽しんでいたのかもしれない。もしかしたら、当時は、セーヌ川も凍結して、川でスケートをしていたのかもしれない・・・。
2月のパリ、続きます。