本当の飼い主って、長さじゃないんだよ。 | アバターもえくぼ

アバターもえくぼ

6畳×6畳に60匹の猫がいた
壮絶な多頭飼育崩壊現場から
引き出した負傷猫
「アバター」
通称「アバちゃん」と
楽しく明るく
ほがらかな生活を書いています。

冒頭のくだりは、動物が好きな人には

暗い気持ちになるかも

しれませんが、  

 

命は助かっているので、

最後まで読んでもらえたらと思います。

 

 

2月のはじめ、私がフォローしている

殺処分予定犬猫のサイトから

赤い首輪のこの子の

情報が流れて来ました。

 

 

飼い主持ち込みの
3歳の女の子でした。
 
 
 

 

 

 

命の期限はたった2日。

 

噛むからという理由で、

飼い主によって持ち込まれました。

 

 

その保健所は、山口県周南市。 

とにかく野犬が多いため、

毎日の様に殺処分がおこなわれている

アウシュビッツの様な場所。

 

 

 

 

延長も一切なし。

 

処分ありきの保健所で、引き出しが

なければ

こんな小さなパピーでも容赦なく

処分されています。

 

 

そんな保健所と知った上で

持ち込んだ飼い主は、

罪が大きいです。

 

  

飼い主なんて呼べません。

呼べるわけがないでしょう。

 

 

私もそのサイトで

必死に拡散はしていましたが、

 

次に見た時は

期限がもう明日になっていました。

 

 

 

 

 

 

明日中なら間に合います。

 

この文字が叫びとなって

突き刺さります。

 

投稿した方も死にものぐるいで

拡散しているのが

わかります。

 

だって、助けられるのは人間しかいないから、 

 

ここは、野犬の数が多すぎて、

百歩譲って、

捕獲は仕方ないとしても、

 

命を繋いでいるのは、

一部のボラさんや保護団体のみ。

 

 

奇跡でも起きない限り

助かる確率は本当に少ない…・。

 

 

とはいえ私も

拡散以外に何にもできず

 

次に目にした投稿を見た時は 

 

明日にはもう募集には出ませんの文字。

 

それが何を意味するのか‥

私でも分かります。

 

なので本当に苦しかったです。

 

 

 

 

問い合わせがなければ

明日の夕方には、この子はもう…・。

 

この赤い首輪が、

花ちゃんの赤いリボンと重なり、

 

想像したら

うまく呼吸ができませんでした。

 

本当に苦しかったです。

 

 でも奇跡は起きました。

 翌日、小さかったけれど

「助かったそうです」という文字

見えました。

 

 

 

 

処分当日、保護団体が引き出して

下さったそうです。😭

 

思わず泣いてしまったのを

覚えています。

 

会ったこともない

赤い首輪の子だったけど、

どこかで、飼い主に持ち込まれた

花ちゃんを重ねていたのかも

しれません。

 

 

3年も飼っていて、なぜ保健所に

持ち込めるのだろう、

 

なぜ、尊いはずの命が

いつも人間の手の中にあるのだろう。

 

この子は奇跡的に助かったけど

多くの子が怯えながら震えながらの

最期を迎えます。


そう考えた気持ちの

やり場がなく、気がついたら犬を飼ってる

友人のえったんに電話して

聞いてもらってました。

 

でも、その時、えったんは

とっても大変だったんです。、、

 

えったんは、昨年の12月に

ツキネコの保護シェルター

「月虹山荘」から、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

老猫のぽろすけ(桃李)と

 

 

 

 

 

片目のない、

ちらちら(目黒蓮)を

 

 

 

 

連れて帰ってくれて

飼い主になってくれました。

 

 

 

 

 

 

2人ともえったんの家に来てから、

元気に動き回り、 

 

桃李くん(ぽろすけ)に至っては

パパに抱っこをせがむ

甘えん坊。

 

 

 

 

 

 

蓮くんは、片目がないにも

かかわらず、

いろんな場所に飛び乗るわ、

膝の上にくるわで、

 

「とにかく活発だよー!

毎日楽しいわ」

えったんもとても嬉しそうでした。

 

 

 

 

 

シラミがたかっていたので

バリカンで狩られた

マルガリータの2人の身体にも

ちゃんと毛も生え揃ってきました。

 

アバちゃん負けたね、、なんて

笑っていました。

 





えったんの家の盲目の犬

蝶子さんとも仲良くなったり、


他の猫達とも

楽しそうに遊ぶ2人。

 

 

 

 

家猫になって本当によかった、

えったんが家族になってくれて

本当によかった。

 

そんなふうに、思っていた中

それは突然やってきたそうです。

 

1月の末に

桃李くん(ぼろすけ)が、急に認知症の様な

動きをしする様になり、

 

くるくる回ったり、

部屋のすみからすみまで、

あらゆる所歩いてるとのこと。

 

「桃李、桃李」と呼んでも

ひたすら、部屋の中を

行ったり来たりするそうで、

 

老猫ゆえ、ハードな検査はしたくない、、

なので病院に症状を伝えて、

 

病院から

薬貰って来て一応様子をみてみることに。

 

一時的だけど、

徘徊は治まり、2人でほっとしてました。

 

ただ、おしっこを

あちゃこちゃでする様に

なったそうですが、

 

「うちはどこでシッコしても気に

ならないよー。

おしっこを見て、

良かった❣️ってかえって喜んでるよ」

 

布団の中に💩もするけど

仕方ないよーと笑ってました。

 

そんなえったんです。…・

 

数日たって、

今度は徘徊は無くなったけど

ご飯を食べなくなり、

 

食べさせる介護が始まりました。

 

仕事から帰って来てからは

カロリーエースをシリンジで少しづつ

食べさせる生活。

 

でも、

「抱っこしたら、気持ち良さそうに寝てた。

撫でながら

「桃李は良い子長生きするんだよ、

何も心配する事はないからね」

と話してた(笑)」

 

とLINEに書いてました。

 

そうか、、

えったんの

「何も心配することないよ」の言葉は

きっと

桃李くんには

おかあさんの子守唄の様に

聞こえてたんでしょうね。

 

高齢ということもあり

過度な治療はしないけれど、

 

点滴はには通ってたら少し

元気になってきたよーと

動画を送ってくれました。、、

 

 

 

 

 

そんな時、

その連絡は突然来ました。

 

 月虹山荘出身

「ぽろすけ」改め、桃李君は

 

2月13日、朝6時10分

えったんの腕の中で

「ありがとう」と言ってる様にひとこと

「ニャー」と言って虹の橋に

旅立ったそうです。

 

「もぐちゃん、桃李

長生きさせられなくてごめんね」と言ってたので

 

とんでもない、

えったんのうちの子として

沢山可愛がられて

 

えったんの家から旅立てて

よかったよ。感謝だよ。

それしかないよ。そう伝えました。

 

えったん、ありがとう

それしかなかったです。

 

桃李くんはえったんの家から

老衰で旅立ちました。

寿命を全うしたんだと思います。

 

えったんは

47日間の短い飼い主だったけど、  

 

桃李くんにしてみたら、

本当に幸せな47日間だったに

違いありません。

 

3年も飼っていて、

その子を2千円払って

保健所に持ち込む飼い主

 

老猫とわかって引き取り

47日間.愛情いっぱい注いだ

飼い主。

 

本当の飼い主、家族は

長さなんかじゃないこと

 

改めて痛感しました。


大切なのは長さじゃない

どれだけ思いを込めて過ごしたか、


最期に愛を貰えた時間は、

本当に価値があると思います、



桃李くん、お疲れ様。

今度生まれてくる時はまっすぐに

えったんのうちに来るんだよ、

 

 

 

そして、賑やかに楽しく過ごすんだよ。

 

保健所の部分で辛い描写もありましたが、

(それが現実なのよね😢)

 

最後まで読んでくださって

ありがとうございました。

 

 

※桃李くんの飼い主、えったんから

月虹山荘の出身の

さまざまなな子たちに

里親さんが決まる様、

 

桃李くんが最後までまで頑張ったこと

書いてねと言われました。

 

えったん、写真ありがとね。

 

 

 

一日一羊毛

 

この前、往年の番組「仮装大会」で

 

ぺったらーずの

不老不死ーズのメンバー

欽ちゃんが出てました。

 

 

お元気そうで、

ほっとしました。

 

徹子さん、楳図先生、美輪さんと共に

不老不死ーズのメンバーとして

ずっとお元気でいてほしいです。

 

 

 

 

 

今回のブログにも保健所に

入れられた動物の現実を

書きましたが、今も毎日、

日本の保健所で当たり前におこなわれている

犬猫の殺処分。

 

昨年10月にアメブロで話題になった

ダックスフンドの花ちゃんの

悲しい実話を描いた

「花ちゃんのリボン」が

書籍化され、

今月末に増刷が決定し全国で販売されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

定価1100円(税込)

 

 

 

この本の中には、殺処分のことだけでなく

飼育放棄のこと、

ペットの老いについても描かれています。

今はどれも本当に

身近な問題になっています。

 

だからこそお子さんを含めて

沢山の人に読んでもらい、

 

幸せの中にいるだけでない動物たちの現実や

ものが言えない動物たちの

感情を感じてもらい、

 

今一度それぞれが「動物の幸せ」について

考えてもらえたら嬉しいです。

 

 ※増刷後は、Amazon、文芸社のネットでも

購入できますが

ツキネコの支援にもなりますので

今回のイベントや、ツキネコの店頭

ツキネコのbassで

購入ししてもらえたら嬉しいです。🤗

 

 

 

 

羊毛で啓蒙に力を入れてるインスタ。

アバちゃんの写真や動画も

載せています!

 

 

 

 

 

 

アイコンは徹子さんです。

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