ひとつ屋根の下 | アバターもえくぼ

アバターもえくぼ

6畳×6畳に60匹の猫がいた
壮絶な多頭飼育崩壊現場から
引き出した負傷猫
「アバター」
通称「アバちゃん」と
楽しく明るく
ほがらかな生活を書いています。

懐かしいドラマ。

一つ屋根の下の

あんちゃんのセリフは

 

「そこに愛はあるかい?」ですが、

 

 

 

 

 

 

その家には

愛しかありませんでした。

 

 

みなさんは

【甲状腺機能亢進症】

 

 

という病気を知っていますか?

 

 

6年前に、おかあさんの知人が

仕事の帰りに

地下街で倒れ

自宅に21匹の猫を残して

急死しました。

 

ツキネコがレスキューに

入ってくれましたが

 

その時、早々に永年預かりされてた


シャムの「ざらめ」君が
昨年、飼い主さんの事情で
4年ぶりに

ツキネコに戻ってきました。

 

 

高齢という事もあり

口からあんかけみたいな

ヨダレをたらし

 

ご飯も食べなかったため

 

スタッフのみわさんが

そのまま家に連れて帰りました。

 

(みわさんの妹は

おかあさんの友人。

あのオシッコマイスターです。)

 

 

その、ざらめが、

 

甲状腺機能亢進症を発症し、

膵炎とも

闘っているというので

 

昨日会いに行ってきました。

 

甲状腺機能亢進症は

食べても食べても

痩せていく病気です。

 

さらめ君も

かなり体重が減って

 

にょろにょろの

「うなぎ君」になっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今は2・2キロしかなく

食べ過ぎても

下痢をしてしまうので

 

ササミもほんのちょっぴりしか

あげられないそうです。 



ほとんどの臓器が

甲状腺機能亢進症のせいで

働きすぎて

クタクタになってるため

薬も飲めず、 


 

点滴も量を調整しないと

いけないため

自宅で点滴することが出来ず

 

5月から、

1日おきに病院に

通っているそうです。

 

 

 

 

 

お口に

おべんと付けてます。

 

 

・・・とそこに

茶色のめんこい子が…。

 

 

 

 

 

あれれれれ、、

この子は2年半前に

積丹で保護され

 

おかさんが代表と一緒に

車で連れて来た

 

「ぺろすけ」です。

 

 

 

 

 

ぺろすけも、この家に

来てたんだね。

 

 

一時期は、痩せて

干せからびて、燻製みたいな

身体だったけど、

すっかりふっくらしました。

 

でも、このぺろすけも

 

【肝アミロドーシスヘモバルト症】

という肝臓にヘドロが

たまってしまう病気なのです。

 

赤血球の中に虫が入って赤血球を

壊してしまう

やっかいな病気です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ぺろすけ、元気だったかい?
しあわせそうだね。

 

 

・・とそこに、

皮膚がハゲてる子が

やってきました。

 

この子はニャイダーハウスに

入居してた

【かげる】です。女の子です。

 

かげるは

食べ物アレルギー、

ノミダニアレルギー、

アトピー

 

ニャイダーハウスにいた時から

アレルギーが原因で

下半身の毛がなくなって

ズル剥け状態でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのうえ、

ご飯を食べる時も

陰に隠れてこそっと食べる

シャイな性格だったため

 

この皮膚を治すためには

隔離をして

専用ごはんをあげなければ

根治しないという事で

 

 

スタッフのみわさんが

連れて帰って来たそうです。

 

色々なご飯を試してみても

すぐに反応して

全身が真っ赤になるそうで

 

いきついたのは

アミノペプチドフォーミュラ

というご飯。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このご飯でようやく

毛が生えてきたそうです。

 

(1度、違うごはんをあげてしまったら

こんな風にすぐにハゲて

しまったとのこと。)

 

ちなみに、

いやらしい、おかあさん。

 

「そのご飯って

ナンボするの?」と

聞いてみたところ、

 

2キロで6千円だそうです。

 

 

ブーっと

鼻血が出たのは

言うまでもありません。

 

 

 

「痒みは可哀想だもの。治るまで、

このご飯さー」と

当たり前の顔で言われると

 

へへへへへーと

コウベを垂れるしか

ありません。

 

 

その他、窓に目張りをされながら

市営住宅に28匹という

さながら地獄絵図のような

場所から来た

 

 

伝え残したい「千歳」案件のこと。

  ↑

この記事も泣けてしまいます。

 

 

美魔女の16さい

ゆきちゃん。

 

 

 

 

 

ゆきちゃんは、

【肥大型心筋症】

【脳梗塞】のため

 

階段を降りる程度の

運動でも気を使います。

 

 

そして、おかあさんの友人の

『西野案件』から

引き取ってくれた

 

おしんこと、ひじき。

おしんこは腎臓病です。

 

 

 

 

そして最後に、高齢者の飼い主さんが

入院のため

手放した、キジトラの

まおちゃん。

 

まおちゃんは、来た当時は

カテーテルでしたが

 

今では、アバちゃん並みに

おデブちゃんだそうです。

 

 

 

 

こうしてこの家には

様々な理由で、

様々な場所から

来た7匹が

 

一つ屋根の下で暮らしています。

 

どれだけ、この子達が

幸せに暮らしているのか

 

ざらめ君の表情が

それを物語っています。

 

甘えっ子で

抱っこしたら

離れないんだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安心してるね。

なみだでそうだよ。

 

 

ぼくは、やっかいな病気だけど

毎日しあわせだよ。

 

そう顔に書いてありました。

 

 

猫のために、

いっしょうけんめいに働いて

ありったけの愛情をかけ

 

今までも沢山の

行き場のない子達を

引き取ってくれている

神様みたいな姉妹です。

 

 

あっ、でも本人たちは

 

『えっ?なにが、

だってうちの子たちだもん。

当たり前でしょ。』

 

涼しい顔でそう言ってます。

 

 

まあそうなんですが、

なかなか出来ることでは

ありません。

 

 

この家の子たちを見てると

それこそ

『一蓮托生』という言葉しか

出て来ません。

 

 

7匹すべての子が

相性がバツグンというわけでは

ありませんが

 

みんな折り合いをつけて

生きています。

 

姉妹の膝を取り合いながら‥‥。

 

 

7匹全員が

迷い道もしたけれど

この家に来ることに

なってたんだなーと

 

目頭を熱くしながら、拝みながら

人より鮭の多い

へき地にあるこの家を

あとにした

おかあさんなのでした。

 

⬆︎

(必ず一つはディスりたくなる。)

 

 

 

10月1日、

増税後、はじめての

 

一啓蒙・一羊毛は

 

『そこに愛があれば

血が繋がってるか

どうかなんてなんて

関係ないよ』

 

 

 

 

 

 

いや~長かったですね。

ようやく

まともな啓蒙が来ました。

 

あんちゃんも言ってますが

 

大事なのは

「愛」であり、血の繋がりでは

ありません。

 

いや~

しつこいけど長かった…。

 

 

昔から江口洋介は

かっこよかったな~。

 

明日も一啓蒙・一羊毛

がんばります。