こちらのブログで紹介しているワークには、必ずと言っていいほど

「私は自分の最高位の神の力に完全に、充分に、存分に仕えることを約束します。」

という文言や、それに類似した表現が出てきます。

 これを「権威の問題」と言い、「神/ワンネスに仕える為に自分の自我を従わせる」ということを意味します。

 「自我と神との間でどちら側に自分の操縦を委ねるのか」という問題を解決するには、自分の意図を明確にする必要があるからです。

 

 「ネガティブエネルギーの干渉に対する対処 」という記事にあるように、人は、無意識であっても、「自分の体を使って表現する力」を選択する権利があるのです。

 要するに、悪魔の霊の器になってその力を表現していたとしても、神のスピリットの器となって高次の力の導管になったとしても、何を選択するかはその人次第ということです。

 これは霊的成長にも関わってきます。

 宇宙主権法に基づいて自分のエネルギーの方向性に責任を持つことで、進化する方法を学んでいく必要があるからです。

 もしあなたが高次の力の導管になることを選択するのであれば、自我が握っている操縦桿を放棄して、明け渡さなければなりません

 しかしまず、本能的なマインドの自動操縦状態になっている事に気付かなければ、それも難しいでしょう。

 

 私達スターシードは特に、この地球に来た時に大量の遺伝子の歪みや、家系の瘴気、地球の瘴気のパッケージを受け取らなければなりませんでした。

 それを自我が処理することなど不可能なので、痛みや苦しみから逃れようとする自我が、それを遠ざけようとするのです。

 クリアリングに際しては、「痛み」「苦しみ」から自分を守る為に断片化させ切り離していた魂体を回収し、治癒させなければなりません。

 しかし、自我の抵抗が生じていると、高次のエネルギーが作用しにくい部分がたくさん出てきて、クリアリングやヒーリングやボディの修正等に支障が出てくるのです。

 感情的な重荷や肉体的な痛みを怖がらず、自分の最高の権威、つまり神の源に引き渡すことが重要なのです。

 それには、自分が神のスピリットの器となるだけで、あとは神の意志に従い、物事をあるがままに許して、自我が良い結果であると信じている結果を得る為のコントロールを手放すことが必要になります。

(奇跡のヒーリングとして即時に痛みから解放される方法の中には、痛みを抱えた部分を断片化させて切り離したり、その部分の光源を引き渡してデッドエネルギーにして感じさせないようにする手法もあるようです) 

 

 「私はずっと高次のガイドの導きに従ってきた」「ずっと内なるガイダンスに従って来た」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし、これは「スターシードあるある」なのですが、高次のガイドだと思っていた存在やそのメッセージが、実はネガティブ勢力であったり、インプラントやマインドコントロールプログラムからのメッセージを受け取っていたということも、よくあることなのです。

 

インナーチャイルドの防衛メカニズム」という記事にもあるように、魂・スピリットが傷つき、痛みを避けた結果、インナーチャイルドの防衛メカニズムが働き、本能的な感情を「愛」と混同し、それが高次の存在から来ているものなのか、それともネガティブ勢力から来ているものなのか、わからなくなってしまうからです。

 

 自分が望む結果を引き寄せる為に低次のチャクラのエネルギーを使っている人は、その低次のマインドのエネルギーを利用するネガティブ勢力に、簡単に操作されてしまう事を覚えておいて下さい。

 よく「魂の目的」という枕詞をつけて願望実現しようとする人がいますが、神の計画である高次の目的は、人間のマインドでは理解できない部分も多々あります。

 魂のレベルではインスピレーションという形で受け取って行動したとしても、後々「これはこういうことだったんだ」と気付く事も大いにあるのです。

 究極的に言うと、このアセンションで私達にできることは、自分の体という器をキリストのスピリットが宿る住居として整えることだけです。

 

 魂以上の霊体のレベルでは皆、地球に来た意味を理解しています。

 しかしその魂でさえアストラル界で捕獲されて罠に嵌って、知らず知らずのうちに無機タイムラインに送り込まれることがあります。

(グレイエイリアンのテクノロジー参照) 

 ですから、自我となれば尚更抵抗が生まれます。

 「神の目的?そんなの知らねーよ」といった具合です。

 

 人間の自我の層というのは、3次元の信念体系の中で、サバイバル意識や自己保存の意識により、少しでも生きやすいように「自分を守って来たやり方」というものがあります。

 「引き寄せ」もそのうちの一つで、スピリチュアルなビジネスをやっていたとしても、第1チャクラから第3チャクラのエネルギーを使って望むものを引き寄せるやり方は、3次元を脱してはいません。

 それはサバイバル意識に基づいているので、自我が操縦桿を手放すことは、自我にとっては死を意味するのです。

 

 ネガティブ勢力が人を利用したり横道に逸らせる為に標的にするのも主に、未解決のトラウマやインナーチャイルド、そして自我の層のマインドです。

 ですから、自分の中の恐怖や凝り固まった信念体系・トラウマ・未解決の感情などを丁寧に見ていって、無意識の領域にどのような抵抗があるかを識別し、それを地道に取り除いていく事が必要になります。

 

 自分が見たくなかったところまでより深く見ていくことができれば、以前は手の届かなかったところのクリアリングやヒーリングまでできるようになります。

 神に完全に明け渡したり、「一なるものの法則」に従うことができれば、宇宙法則に基づいた自己主権を行使することができ、これによってまたヒーリングやボディの修復がより一層進むことになります。