内面に傷ついたインナーチャイルドを抱えている人はたくさんいると思います。

 

 心理学では、親は子供の言葉にできない感情を大きな愛で受け止め、外で怖い目に遭っても親が「安全な基地」になることで、子供の健全な成長が促進され、精神的に成熟した大人に育っていくと言われています。

 しかし、親自身が内面の深いところに恐怖や未解決の心の痛みを抱えており、本当の意味で「安全基地」になるのは難しい現状があります。

 

 生まれた時から親と一緒に居られなかった人はどうなるでしょうか。

 20年程前に、養父母に育てられた知人が自殺で亡くなりました。

 彼は生みの親・育ての親の事で相当悩んでいたようです。

 

 私も子供の頃親に虐待されていて、「親に愛されない自分は価値が無い」と感じていました。

 私が無意識に囚われていた概念があり、それは、「親が私の創造主だ」とういものです。

 「その創造主に拒絶されたのだから、生きていてはいけない」とまで思っていました。

 それに気付いたのは大人になってからでした。

 その時はまだ、その意味がよくわかっていませんでした。

 しかし、ネガティブエイリアンが人類に植え付けたトラウマを知った時、その意味がわかりました。

 

 私達の霊的な親であり創造主は「源」です。

 これは、「神」とか「プレゼンス」とか「大いなる存在」とか、呼び方は何でも構いません。

 「自分の創造主でありルーツは(血縁関係にある)親である」という強力な刷り込みが入っていたということです。これを「偽りの親」といいます。

 

 そして私達は、スピリチュアルな存在として霊的な親を求め続けながらも、刷り込みによって肉親を求め続けてしまっていたのです。

 これは、肉親を憎んだり恨んだりする感情があっても、潜在意識下では同時に求めているのです。

 そしてそのような葛藤と苦しみを味わった結果、自分自身から分離してしまった人格がインナーチャイルドです。

 

 もちろん、親との関係性で感情的に傷ついたり、トラウマになったということはあると思います。

 しかし、インナーチャイルドを癒そうとしてカウンセリングやヒーリングに通ってみても、今一つだったという方は、この視点を持ってみて下さい。

 

 そして、現世や過去世において、もし「霊的な親」を求めて既存の宗教の神を求めていたとしても、今度はネガティブエイリアンによる「偽りの神」という刷り込みが入ってきます。

 それは「宗教の戒律を守らなければ地獄に落とす怖い神様」という刷り込みです。

 あるいは、十字架にはりつけにされたキリストのイメージの刷り込み(インプラント)かもしれません。

 

 本当の神・源・創造主というのは、意志を持って誰かに罰を与えることはなく、何かあったとしても、それは全て宇宙の自然法則に基づいて自然な結果として現れるものです。

 しかし、これまでネガティブエイリアンによって、その宇宙の自然法則でさえも歪められたり、悪用されてきたので、地球のアセンションにガーディアン達が介入することになっていますが、このガーディアン達も宇宙の自然法則に基づいて動いています。

 

 では、インナーチャイルドを真に癒すにはどうすれば良いかというと、それは自分が霊的に成長して、神のスピリットと繋がり(源と繋がり)、自分がインナーチャイルドの親として癒し、守っていけるようになることです。

 そうすれば分離した人格を迎え入れることができ、いずれ自分の中に統合できる日も来るかと思います。