【タイトル】
マッドマックス/サンダードーム(原題:Mad Max Beyond Thunderdome)
【概要】
1985年のオーストラリア/アメリカ合作映画
上映時間は107分
【あらすじ】
荒野を彷徨うマックスは、バータータウンという街に辿り着く。
【スタッフ】
監督はジョージ・ミラー/ジョージ・オギルヴィー
音楽はモーリス・ジャール
撮影はディーン・セムラー
【キャスト】
メル・ギブソン(マックス)
ティナ・ターナー(アウンティ・エンティティ)
【感想】
大ヒットを受けて製作されたシリーズ3作目は、アメリカ資本が加わり、アメリカ人歌手のティナ・ターナーがキャストに加わった。ただ、監督のジョージ・ミラーはロケハン中に友人を亡くし、ドラマパートをジョージ・オギルヴィーに託す形となったようだ。
前作の雰囲気はある程度引き継ぎながらも、全く別物と言っても良いシリーズ3作目。続編など考えていなかったであろう、前作「マッドマックス2(1981)」のエンディングを考えると、やはり無理やり話を作った印象はある。前作とは異なる世界観を表現しようとした意欲は見えるが、そこまでインパクトあるものであるとは感じない。後の「マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)」を見てから振り返ると、マックスが身を寄せることになる集落の様子は同じ世界観の中に確実に存在するもののように思える
それにこのシリーズの良さはオーストラリアの荒野を車で疾走するところだろう。そう考えると、そういったアクションはラストにちょっとあるだけである。また、線路の上を走ることから方向転換も出来ずやや単調なアクションになっている気もする。
シリーズ通して描かれたアクションが少なくなっており、ラストが拍子抜けする感じなので、酷評されるのは分からなくもない。ただ、マックスの神話と神話を信じる人たちとのドラマという観点で見れば、そこまで悪くもないかなと思える作品ではある。シリーズから離れた作品ならそれなりの評価は得ていただろう。
【関連作品】
「マッドマックス(1979)」…シリーズ1作目
「マッドマックス2(1981)」…シリーズ2作目
「マッドマックス/サンダードーム(1985)」…シリーズ3作目
「マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)」…シリーズ4作目
「マッドマックス:フュリオサ(2024)」…シリーズ5作目
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