【タイトル】
マッドマックス(原題:Mad Max)
【概要】
1979年のオーストラリア映画
上映時間は93分
【あらすじ】
近未来のオーストラリアでは暴走族による警官殺しなどの凶悪犯罪が多発していた。凶悪犯のナイトライダーは警官マックスの追跡により事故死すると、ナイトライダーの仲間の男たちが警察相手に報復を開始する。
【スタッフ】
監督はジョージ・ミラー
音楽はブライアン・メイ
撮影はデヴィッド・エクビー
【キャスト】
メル・ギブソン(マックス)
ヒュー・キース・バーン(トーカッター)
【感想】
ジョージ・ミラーの劇場用長編映画のデビュー作。
カルト的人気を得ることになる続編「マッドマックス2(1981)」から遡ると、こんなに違う作品かと思わせられる。まず、本作の舞台は「今から数年後」であり、そこまでSF感はない。当時の現実と地続きの世界であり、そこへ改造した車やバイクといったアイテムがほんの少しだけここではないどこかの世界を演出している。
また、妻子を殺された主人公というのもメル・ギブソンの代表的キャラクターになった。後の「リーサル・ウェポン」シリーズ、「ブレイブハート(1995)」「復讐捜査線(2010)」など、多くの映画でこういったキャラクターを演じることになる。当時20代前半のメル・ギブソンには後の男臭い感じとは異なる爽やかさがあり、これは当時の彼の映画でしか味わえないものだ。
アクションに関しては次回作の「マッドマックス2(1981)」の方が凄いのだが、本作もオーストラリアのどこまでも続く道路を走る爽快感とクラッシュした際にすべてが壊れる破壊を味わうことができる。
オーストラリアがロケ地の映画はあれど、純粋なオーストラリア映画は世の中にそう出回っているものでもないし、当時のオーストラリアで作られた映画という意味でも貴重である。B級感こそあるし、色んな意味で荒っぽい映画だが、この手のジャンル映画としては十分に評価できる一本。
【関連作品】
「マッドマックス(1979)」…シリーズ1作目
「マッドマックス2(1981)」…シリーズ2作目
「マッドマックス/サンダードーム(1985)」…シリーズ3作目
「マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)」…シリーズ4作目
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語)
【ソフト関連】
<DVD>
言語
├オリジナル(英語)
映像特典
├オリジナル劇場予告編(「マッドマックス」「マッドマックス2」「マッドマックス/サンダードーム」)
<BD>
言語
├オリジナル(英語)
├日本語吹き替え
映像特典
├オリジナル劇場予告編
<BD(BDとDVDの2枚組/40周年記念セット)>
言語
├オリジナル(英語)
├日本語吹き替え
音声特典
├安原義人(マックスの吹替)、とり・みき(漫画家)による音声解説
映像特典(DVD)
├マッドネス・オブ・マックス(メイキング)
<4K ULTRA HD+BD>
言語
├オリジナル(英語)
├日本語吹き替え