【タイトル】
グリーンマイル(原題:The Green Mile)
【概要】
1999年のアメリカ映画
上映時間は188分
【あらすじ】
1932年のアメリカのポールが看守を務める刑務所では、少女を強姦した罪で死刑判決が下された大男ジョン・コーフィが移送されてくる。
【スタッフ】
監督/脚本はフランク・ダラボン
音楽はトーマス・ニューマン
撮影はデヴィッド・タッターサル
【キャスト】
トム・ハンクス(ポール)
マイケル・クラーク・ダンカン(ジョン・コーフィ)
デヴィッド・モース(ブルータル)
バリー・ペッパー(ディーン)
ジェフリー・デマン(ハリー)
ダグ・ハッチソン(パーシー)
ジェームズ・クロムウェル(ハル)
サム・ロックウェル(ワイルド・ビル)
マイケル・ジェッター(デル)
ボニー・ハント(ジャン)
パトリシア・クラークソン(メリンダ)
【感想】
監督のフランク・ダラボンは前作「ショーシャンクの空に(1994)」に引き続き、2作品連続でスティーヴン・キングの原作の映画化を務めることになった。その「ショーシャンクの空に(1994)」の主役を「フォレスト・ガンプ/一期一会(1994)」に出演するために断ったトム・ハンクスが本作の主役を務めた。また、「アルマゲドン(1998)」で共演したブルース・ウィリスからの強い推薦でマイケル・クラーク・ダンカンが本作のジョン・コーフィ役を射止め、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど大きな評価を得た。
フランク・ダラボンにとっては2作品続けてスティーヴン・キングの原作でかつ刑務所ものの作品を映画化することになった。おなじ刑務所ものとはいえ、看守が主人公であり、死刑の決まった囚人の収容される刑務所ということで設定はもちろん大きく異なっている。また、「ショーシャンクの空に(1994)」もどこかファンタジックな映画ではあるが、作品自体の素晴らしさがそれを圧倒的に上回り、そういった要素も気にならない映画であった。一方、本作は明確なファンタジー映画であり、そこを受け入れられるかどうかで評価も大きく異なることになるだろう。
刑務所の看守に出来ることなんて限られているだろうが、ポールがジョンのために出来ることはないかと奔走する様子はもっと描いても良かったのではないだろうか。ちょっと頼んでみて「やっぱりダメか」くらいに見えてしまうのはもったいない。だからこそ、長寿という贖罪をすることになるのだろうが。
初見時には落涙するほどの感動を得た作品であった。それ以降、多くの映画に触れる機会を得て本作における宗教的意味合いも何となくわかって来たのに、その感動はやや薄まってしまった印象である。長い時を経た再鑑賞と、「ショーシャンクの空に(1994)」の流れで見たからかというのもあったかもしれないが、少なくとも初見時とかなり印象が変わった作品である
取り上げた作品の一覧はこちら
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語)
【ソフト関連】
2023年5月現在、本作はDVDとBDでも発売されているが、映像特典は2枚組DVDにしか収録されていない。
<DVD(2枚組/スペシャル・ボックス)>
言語
├オリジナル(英語)
├日本語吹き替え
映像特典
├メイキング「Walking the Miles」
├スタッフ・キャスト・インタビュー
├スタッフ・キャスト・プロフィール
├TVスポット
├劇場予告編
├エクストラ映像
├マイケル・クラーク・ダンカン来日コメント
├ワールドプレミア映像
<DVD>
言語
├オリジナル(英語)
├日本語吹き替え
<BD>
言語
├オリジナル(英語)
├日本語吹き替え
【書籍関連】
<グリーン・マイル(上)>
形式
├紙
著者
├スティーヴン・キング
翻訳者
├白石朗
出版社
├小学館文庫
長さ
├389ページ
<グリーン・マイル(下)>
形式
├紙
著者
├スティーヴン・キング
翻訳者
├白石朗
出版社
├小学館文庫
長さ
├445ページ