【作品#0002】ボーン・スプレマシー(2004) | シネマーグチャンネル

【タイトル】

 

ボーン・スプレマシー(原題:The Bourne Supremacy)

 

【Podcast】

Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。

 

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【概要】

 

2004年のアメリカ/ドイツ合作映画

上映時間は108分

 

【あらすじ】

 

ジェイソン・ボーンと恋人のマリーはインドで人目を避けて静かに暮らしてきた。そんな彼らの元に現れた刺客に命を狙われ、その男の放った銃弾でマリーは命を落としてしまう。ボーンはその復讐のために再びヨーロッパへ向かう。

 

【スタッフ】

 

監督はポール・グリーングラス

プロデューサーはフランク・マーシャル

製作総指揮はダグ・リーマン

脚本はトニー・ギルロイ/ブライアン・ヘルゲランド

音楽はジョン・パウエル

撮影はオリヴァー・ウッド

 

【キャスト】

 

マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)

フランカ・ポテンテ(マリー・クルーツ)

ジョアン・アレン(パメラ・ランディ)

カール・アーバン(キリル)

ブライアン・コックス(アボット)

ジュリア・スタイルズ(ニッキー・パーソンズ)

 

【感想】

 

監督がジャーナリスト出身のポール・グリーングラスに代わったシリーズ2作目。揺れ続けるカメラには賛否分かれたが、その場に居合わせたかのような緊張感を煽る演出はさすがジャーナリストあがりと言えるか。

 

終盤の約6分間に及ぶモスクワでのカーチェイスはアクション映画史に残る名シーンに仕上がっている。モスクワへ来た理由がその後に分かるが、車を何度ぶつけられても前に進むことが、ボーンの贖罪と重なり、逃げることが目的だった前作のカーチェイスと異なり、本作のカーチェイスにもしっかりと意味を持たせている。

 

世界の果てで静かに暮らしても殺し屋から命を狙われ、再びヨーロッパに引きずり戻されたボーン。アボットからは「お前は殺し屋だ」と言われ、本当の自分とは何かを問い、最後に遺族へ謝罪に向かう流れは自然だったと言える。

 

ボーンとは敵対こそしないパメラ・ランディという新キャラクターが登場。アボットとのCIA内での対立構造もサスペンスを後押しする要素となっている。ジョン・パウエルのスコアも前作のアレンジが見事でアクション映画のサントラとしては間違いなく名盤。

 

【関連作品】

 

「スナイパー/狙撃者(1988)」…同一原作のテレビ映画。ソフトタイトルは「狙撃者/ボーン・アイデンティティ」

ボーン・アイデンティティー(2002)」…シリーズ1作目

「ボーン・スプレマシー(2004)」…シリーズ2作目

ボーン・アルティメイタム(2007)」…シリーズ3作目

ボーン・レガシー(2012)」…シリーズ4作目

ジェイソン・ボーン(2016)」…シリーズ5作目

 

 

 

取り上げた作品の一覧はこちら

 

 

 

【配信関連】

 

<Amazon Prime Video>

 

言語

├オリジナル(英語/ロシア語/ドイツ語/イタリア語)

 

 

<Amazon Prime Video>

 

言語

├日本語吹き替え

 

【ソフト関連】

 

<BD>

 

言語

├オリジナル(英語/ロシア語/ドイツ語/イタリア語)

├日本語吹き替え

音声特典

├ポール・グリーングラス(監督)による音声解説

映像特典

├未公開シーン
├アイデンティティーの一致:キャスティング
├撮影手法:リアルさの追求
├爆破シーンの舞台裏
├ジェイソン・ボーン 逃亡の軌跡
├格闘シーンの舞台裏
├クラッシュシーン:モスクワでのカーチェイス
├カーチェイスシーンの舞台裏
├橋からの逃走シーン
├ジョン・パウエルによる音楽
├ボーンの生みの親
├ボーンの症状

 

 

<4K Ultra HD+BD>

 

収録内容

├上記BDと同様

 

【音楽関連】

 

<CD(サウンドトラック)>

 

収録内容

├13曲/48分