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毎回豪華俳優陣を揃えて製作されるNHKの大河ドラマですが、今年は柴咲コウ主演の「おんな城主直虎」。

前作の真田丸が好評だっただけに視聴率などでは苦戦しているようですが、個人的には珍しくここまで全ての回を視聴しています。

舞台が静岡県ということもあるのでしょうけど・・・

 

JR東海のさわやかウォーキングでは、通常コースのほか「JR東海発足30周年記念コース」や「お城巡りコース」などのほか、今年は大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台がJR東海エリアということでしょうか、井伊直虎ゆかりの地を巡る「直虎歴史探訪コース」という企画も用意されています。

 

少し前のことになりますが、6/4(日)、「直虎歴史探訪コース」のひとつである浜松駅スタート&ゴールのさわやかウォーキングに参加してきました。

 

記念の「直虎バッジ」

 

御殿場駅午前6時7分発の浜松駅行きに乗車。

交通費節約のため鈍行電車利用につき、到着したのは午前9時。

所要時間は実に2時間53分! (;^_^A

 

 

駅前の受付でいつものようにコースマップをいただきスタート。

 

 

家康くんの街ですが、駅前には「おんな城主直虎」の看板も。

 

 

この日はボッチ参加なので、歩く速度はやや早めで、その分を見学にたっぷり時間を使うことにします。

 

まずは、1300年以上の歴史を持つ浜松市に残る最古のお寺「頭陀寺」へ。

 

 

 

 

境内の歴史資料室には、井伊直虎や直政、豊臣秀吉や徳川家康とお寺とのかかわりにつていパネル等で紹介・説明されています。

 

 

 

本堂の裏手に回ると、この地にゆかりのある幼少期の豊臣秀吉、徳川家康、井伊直政の銅像「三公像」が建立されていました。

 

左から幼少時代の秀吉、家康、井伊直政

 

次に訪れたのは、戦国武将 松下嘉兵衛之綱の屋敷跡「松下屋敷跡」ですが、現在は公園となり一隅に記念碑が残るのみ。

 

 

 

続いては、頭陀寺城主松下嘉兵衛之綱の守護神として祭祀された「天白神社」。

 

 

ここには、豊臣秀吉が少年時代に松下家に奉公していた際に、草刈りの前に鎌を研いだといわれる「鎌研ぎ池」があります。

 

 

ここから約4km、これといった見どころもなく浜松城公園へ向かいます。

 

 

そして公園の手前、引間城跡に建てられた「浜松東照宮」へ。

ここは出世神社ともいわれる出世パワースポットだそうです。

 

 

境内には徳川家康と豊臣秀吉のブロンズ像の間に立って記念写真を撮ってくれるサービスがあり、他力本願で出世パワーにあやかり・・・

 

 

この歳になると今さら出世には興味ありませんが、コイツをいただいたので、ちょっとしたお土産になりました。

 

 

ところで、浜松城は別名「出世城」と呼ばれていますが、家康が出世後、代々の城主が相次いで出世したからだそうです。

出世の街浜松、出世城に出世神社・・・浜松の人は出世欲も旺盛なのかな?

 

そんなことを思いながら、いよいよ本日のメインとなる浜松城はすぐ目の前に。

お城好きとしてはじっくり見学したいところですが、ここ浜松城公園では「家康公祭り」が開催されていました。

 

 

それにしても凄い賑わい。

 


さまざまなブースがあり、各地のグルメも出店していましたが、どこも長蛇の列。

 

 

特設ステージでは、太鼓に合わせて威勢のいい舞の披露が。

 

 

家康くん、直虎ちゃんと記念撮影、子供はいいねぇ。

 

 

おっと、地元「みくりやそば」のブース発見!

この暑さではちょっと苦戦か、行列はなし。

 

 

会場内をぐるっとひと通り見学したあと、いよいよ浜松城天守閣の見学に向かいました。

 

 

その前に若き日の家康公の銅像にごあいさつして。

 

 

そして、お待ちかねの天守閣へ

 

 

現在の天守閣は昭和33年に再建された鉄筋コンクリート製。とはいえ、野面積みの石垣が往時を物語っています。

 

 

内部の1階・2階は資料館になっています。

 

 

 

 

そして最上階は展望室

 

 

浜松の街並みが一望できます。

 

 

東に目を向けると、晴れていれば富士山が見えるとのことですが・・・

この日は残念ながら富士山周辺にだけ雲がかかっていました。

 

 

やっぱり日本のお城はどれも美しい!

名残惜しいものの浜松城を後にし、

 

 

続いては、三方ヶ原合戦からの帰りに家康が鎧を掛けて休んだことから呼ばれるようになったといわれる「鎧掛松」へ。

 


ところがこの松、台風や戦災により三代目(昭和56植樹)だそうで、

三保の松原同様でなんだかなぁ~って感じです。

 

続いて、遠江における曹洞宗の拠点となる古刹、「広沢山 普済寺」。

 

 

 

三方ヶ原合戦当時、浜松城が炎上したかのように見せかけるため、戦略上家康の命令で火が放たれたとのことです。

 

幼少期の井伊直政(虎松)が匿われた「浄土寺」。

 

 

 

火の神様としても有名な「秋葉神社」。

 

 

と、たずね歩き、最後は浜松出世の館へ。

 

 

店内は浜松の観光案内をはじめ、直虎・家康グッズなどお土産品の販売のほか

 

 

 

直虎・家康関連の展示が行われています。

 

 

 

これといってめぼしいものも見つからなかったので今回はパス。

後日、気賀駅スタートの「直虎歴史探訪コース」に参加予定なので、その時に何か見つけましょう。

 

浜松出世の館を出るとゴールの浜松駅はすぐそこ。

 

 

そして今回も無事ゴール!

 

 

これまで何度か訪れたことがある浜松ですが、歴史を意識しながら歩いたのはもちろんはじめてのこと。

浜松城をはじめ、家康公ゆかりの地を楽しく巡ることができました。

ただ徳川四天王のひとりといわれ家康につかえた井伊直政は浜松とのかかわりも決して浅くはないものの、「直虎歴史探訪コース」というにはちょっと・・・

というわけで、直虎ゆかりの地巡りは気賀駅スタートのさわやかウォーキング時に堪能することにしましょう。