「性の劇薬」限界突破BL映画 | 風と木の主婦日記

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好きなものはBL、ブロマンス、ときどき百合。韓国BL強力推し。GagaOOLala民。
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この映画を見た方。


どうでしたか?
普通に見てられましたか?


私は無理でした。







「性の劇薬」


R18+指定のBL映画。
原作はBLコミックです。


映画館で見るのもどうなんだ?と思わないわけでもなかったけど。


まぁ見るしかないよね!
と行ってきました。


お客さんは全員BL好きの女性かと思ったら…


なぜかおじさま多い。
70代くらいのマダムもいらした


平日なのに満席。
大盛況でした。


バラエティに富んだ客層で見るBL映画。
白昼夢のようです。



この映画、さんざんすごいすごいと聞かされてたので。


心の準備はちゃんとしてたんですよ。


ストーリーは「命を捨てようとする男を監禁調教して性によって生の意味を見つけさせる」というもの。


SM的な拘束とか玩具攻めとか相当エロが激しいんだろうなぁとは思いつつも…


ちょっとやそっとでは驚かない自信もあったんです。


だって私、今までさんざん世界各国のBL実写もゲイ映画も見てきたのでね!



それなのに…
なんとしたことでしょう。


この映画、私の想像をはるかに超えて…


BL映画の限界をバッキバキに突破していたのです。




監督の城定秀夫さんはピンク映画を撮る方です。濡れ場はお手の物なんだと思います。


実際、「性の劇薬」の8割は濡れ場です。
受け役の俳優さん、ほぼ全裸です。


でもすごいのはそこじゃない。
濡れ場の内容です。


この映画は、BL映画界がいままで暗黙の了解でNGにしてきたことをすべてやっちまったのです。




①乳首
BL実写において受けの胸をさわったり揉んだりは今までもありました。ただしピンポイントで乳首をいじるor舐めるは絶対なかった。絶対なかった。(二度言いました)そんなBL実写最大の禁忌を「性の劇薬」はガッツリやってしまいました。


②汁
よだれとか精液。
これBL映画で今までありましたっけ?よだれはありますね。作品名まで言える方は私とお仲間ですが、精液、これは無いですよね?あるわけないです。でも「性の劇薬」ではバッチリあります。


③尻
BL映画で尻をモロ出し。普通ありえ無いです。しかも受けの尻穴を攻めがいじる、尻穴に指を突っ込む。あるはずのなかったことを「性の劇薬」ではやっています。


④合体
全裸合体。BL映画でこんなことしたらOUTだったと思うんですけど「性の劇薬」は余すことなく見せてくれます。





書いてて単語がいろいろヤバすぎてアメーバ運営に消されないか心配になってきました。


この映画、たぶんみなさんが想像しているレベルの300倍ガチです。


私も映画館では、ほとんど口をポカーンて開けて見てたんで口の中が乾いてしまいました。


そして見終わったあとなぜかお腹が空いてしまいました。


ラーメンと餃子とチャーハンを食わせろ。
そう思いました。


食べたい!生きたい!って思えました。


え!?
生 き た い !?


そう、それこそがこの映画のテーマじゃないですか!


見てください。
元気でます。


そして。
愛も。ちゃんとあります!


実はこの映画の中で、愛を感じさせるシーン、愛にまつわるエピソードこそが最高に光っています。


なのでそこは実際に見てご確認ください。


さて。


実は私、俳優さんについて語りたいんです。




攻めの俳優さん。


彼がね…


超イイ!!


私の好みド真ん中です。BLの攻め、それもドS攻めとしてはこれ以上ないってくらいのハマり役。


横顔かっこいい。鼻が高くて骨格がいい。
目もいい。獲物を狙うような目。サイコみのある危ない目。


ゾクゾクしました。




そして体がいい。
痩せてるのにしっかり鍛えてる。胸板厚い。


ロンTが似合いすぎる。




こういうシンプルな服着てサマになるのが本物のイイ男ではないですか!?


この映画、攻めの俳優さんの北代高士さんがイケてることで作品の魅力がマシマシになってると個人的に強く思います。


彼の表情を見るためだけにもう一回行きたい。





そして受けの俳優さん、渡邊 将さんも実はかなり良いです。


男っぽいのにちゃんとBL的な可愛さがある。


そして。


何より彼は全力で体当たりの演技をしています。その本気さに私は最大級のブラボーを叫びたい。


間違いなくいままで見たことのなかったレベルのBL映画は彼の渾身の演技の上に成立しました。


そんな2人のブラボーな俳優さんによる超絶過激な性描写、それがもちろんこの映画の呼び込みポイントなんだけど…


でもこの人たち、過激さだけじゃないんですよね。





こういうシーン。


すっごくBLをわかってるじゃぁあああーん!!って絶叫したくなる。





このアングル。表情。


良きーーー!!!!!


って叫びたくなる。


エロだけじゃない。
萌えがある!ちゃんとある!


表現の仕方をわかってる!!!


大丈夫です。
見に行ってください。


公開劇場、拡大中らしいです。







お近くの映画館をぜひチェック!!


個人的にはこの映画はガチの腐女子仲間と行くかひとりで行った方が良いかと思います。


グッドラック。