「僕はどこから」6話が神回だった件 | 風と木の主婦日記

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ドラマや映画をいろいろ見つつ、小説、コミック、音楽ネタや舞台についても書きます。
好きなものはBL、ブロマンス、ときどき百合。韓国BL強力推し。GagaOOLala民。
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「僕はどこから」!


6話を見ました!!


いま私はいろいろ叫びたすぎて!!
混乱しています!!!


私は、私はどこからくるんですか。←錯乱


ていうかもうほんと何このドラマ!!!

薫と智美!

君らはなんでそんなに求め合ってるんだ?



この二人は友達なんかじゃありません。←極論


まず薫と智美、タイプが真逆で友達になるような組み合わせじゃない。


いちおう「読書が共通の趣味」という設定で納得させられてたけど。


6話を見て実はこの二人はそんなぬるい繋がりじゃない!と私は確信しました。


今回智美の壮絶な過去が明かされました。
11歳でDV父親を殺していたという衝撃の事実。


高校の時からカリスマ性があって仲間に囲まれ女子にもモテモテだった智美。


すべてを手に入れてきた人生かと思ってたけど…


実はめちゃめちゃヘビーな闇を背負った孤独の人だったんです。


智美がなぜ薫にあんなに執着して入れ込むのか。


その理由がやっと分かった気がする。


ここでBLを引き合いに出すの申し訳ないけど、聞いてください。


ご存知BL(やおい?)の鉄板設定に「親に捨てられた、もしくは親との関係が壊滅的、ゆえに孤独で愛に飢えているキャラ」というのがあります。


そういうキャラは圧倒的に欠落している何かを埋めるかのように愛に求める重さがケタ違いです。


自分を無条件に愛してくれる存在、受け入れてくれる存在を激しく求め執着します。


智美を無条件に愛する存在、それが薫です。


智美をずっと憧れの目で見ていた薫。


智美の妹を助けたことで智美と友達になれて心から嬉しそうだった薫。


智美のすべてが好きでたまらない薫。


薫が向けてくる無条件の好意こそが智美が本能的に求めていたものだったんじゃない?


そして智美はもう決してその存在を手放したくない。


だから薫を大事に思いながらも自分の世界に引きずりこんでる。


こんな形でしか感じられない薫との強い結びつきを求めてるんじゃないですか!?


(個人の感想です)


一方、薫は愛するお母さまが認知症で介護中。


作家としても先が見えない、母親のこと、生活のこと。つらくて孤独で不安で寂しい日々。


自分に自信もないんです。


「変なやつ」「自分ってものがない」


そう言われ続けてきた薫を唯一肯定してくれたのが智美だったんです。


そんな二人が強く惹かれ合って離れられないのって…


必然じゃん!!!


薫がさんざん危険な目に合っても智美といる理由。それってもう破滅してもいいから智美と離れたくない。


そういうことじゃない!?


この二人、もしかしたら激重感情の共依存的関係かもしれない。そんな気がしてくる午前2時(早く寝ろ


そして薫は今まで智美のことを完璧な憧れの存在だと思ってたけど…


重すぎる智美の過去を知ってしまって何かが変わるんだろうか。


それでも薫には智美をそんな過去ごと受け入れてあげてほしいし…


薫にしかできない方法で彼を救ってあげてほしい。


7話の予告で、今度は僕が智美くんを助けるって言ってた言葉にそんな意味をも見出してしまって…


もうたまらんのですよーー(号泣)


と、ここまで書き殴っておいてあれですけど。


このザックリドラマをこんな妙な深読みして一人でエモーショナルになってる人はいないと思うし。


さらに言うとまずこのドラマ、見てる人がとっても少ないので。


共感は求めてないので大丈夫です。みなさん適当に聞き流してください。


え、もうとっくに読むのやめてる?


あ、そうですよね。しかしながらまだまだ私のひとりごとは続きます。


↑癒しの添い寝シーン



さて。


気を落ち着けて今回の6話。


いろんなシーンにいろんなツッコミを入れていきたいと思います。




薫の危機を察した智美が秒で助けに行こうとするシーン。


妹ちゃんが「なんで薫氏だけ…」と嫉妬しています。


確かに薫のこととなると他が見えなくなりがちな智美。


そして案の定、拉致られそうな薫。




ヤクザの会長の車に無理やり乗せられ連れ去られてしまう…


と、その時!!




バァアアーン!


車のドアをこじ開ける智美。


「俺もご一緒してよろしいですか…」


まさに助けに現れた王子。




危機的状況なのに智美を見たとたん一瞬微笑む薫。この表情の変化よ。これが薫の智美への感情。


そして車の中では会長の薫くんなぶりが始まります。



セクハラその①


セクハラその②


セクハラその③


会長ぉお!!!!!
薫くんのこと触りすぎ!!!!


触りたい気持ちは分かるけど。


でも気づいて!




すっげぇ苦虫噛み潰してる人がいるから!!
ボディータッチはほどほどにしといてください。


↑どんだけ触れば気が済むんだよ、という目




対抗して薫のお膝を触る智美。


このシーン、智美がすごく意図的に薫に触った感じしたの私だけ?


思うに…


「こいつは俺のなんで」


って感じか?(違います


たぶん体に触れることで智美の気持ちを落ち着かせて安心させたかったのかもしれない。


よく見ると薫もじっと智美を見つめてるし。






その後決死の覚悟で車から飛び降りた二人。
そして会長に宣言する智美。


「こいつは俺の一部です」


ちょっと!!
みんな聞いた!?


バディもので「俺の一部」発言が出たらそれは結ばれたってことだよ?


知ってました?


↑参考画像(プロジェクトブルーブック)


※この人たちも紆余曲折の末結ばれました


すみません、話を「僕どこ」に戻します。




危機を乗り越え二人が地面に寝そべる青春ブロマンス爆発シーン。


「こんな事になってるのに智美くんがいると僕は安心してしまいます」


名場面すぎて泣いていいかな?





騒動のあと智美は薫のおうちへ。


お得意の豚バラ青菜チャーハンを愛しの智美くんに振る舞う薫。


チャーハン食べてるだけでこんな目で見てくれる人っています?ねえ?いますかね!?


この愛あふれるまなざしの一億分のイチでも私が夫に向けたことがあっただろうか。いやない。




そしてお泊まり智美くん。
あああーいいなぁこの二人ほんといい。


この幸せがずっと続いておくれ。



※注 俯瞰でみるとこんな感じのお母さまを交えた川の字です




お泊まり翌朝。
智美から明かされる父親殺しの過去。


「俺たちは生まれた時から違う。
あの時出会わなければ、お前もこんなことに巻き込まれずにすんだかもな…」


切ねぇー!!!


でも出会っちゃった。それが運命。





智美の過去を聞いて胸がいっぱいで泣いてしまう薫。


そのあと薫の身を案じて距離を置こうとする智美に


「僕は僕を肯定してくれた人の力になりたいです!」


叫ぶ薫くんでした。


一方こちらでは…




相変わらず狂気な弟の兄ラブが炸裂していました。


「見たか?あの出て行き方。颯爽と風のように」


兄ちゃんカッコいいが止まらない弟。
ナイス兄弟愛。


そして6話も終わりに近づいて…


このシーンですよ。


智美との別れのあと普段の日常に帰った薫が、むなしくつぶやく言葉。


「もとの生活。何もない生活。
過ぎていくだけの毎日」




ここに主題歌のサビをぶつけてくる演出に心をぐわんぐわんに揺すぶられてどうしようもないんだけど、そんなことより!


薫!!


キミは智美がいないと生きてる実感がわかないんだよな!?


智美のいない日常なんて色あせてなにも感じない灰色の世界!そういうことなんだよな!?





智美からのメール。
高校の時みたいにわざと間違えた漢字。


うわあああああーーーー!!!!


この人たち、やっぱ魂の半身ってやつかな?
お互いがお互いを求めすぎてる。


ほんとにこのシーンは直球でぶっ刺さりました。


智美との別離が薫にもたらす孤独感、喪失感。生きてる意味すら見失いそうなむなしさ…


薫の表情や言葉からそれが痛いほど伝わったよね。


僕どこ6話。
これは私的神回。


いまは7話だけを楽しみに生きてます。


早く水曜にならないかなぁ!!!