腐れ縁な2人「破門」 | 風と木の主婦日記

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ドラマや映画をいろいろ見つつ、小説、コミック、音楽ネタや舞台についても書きます。
好きなものはBL、ブロマンス、ときどき百合。韓国BL強力推し。GagaOOLala民。
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今やってるドラマ「シグナル」


このドラマの何が面白いって…




北村一輝の走り方。


やたら手をバタバタ。曲がり角ではマンガみたいに急ブレーキ。1人で右往左往。


…どんくさすぎ。アンタほんとに刑事?


犯人を追いかけるシリアスな場面なのに笑ってしまう。ほんと勘弁して。


なぜかこれがツボに入って北村一輝が好きになってしまいました。


そこで見てみたドラマ。


「破門」
2015年BSスカパー放送。


今回Netflixで見ました。
1話1時間、全8話です。




原作は直木賞受賞の小説。


ヤクザの桑原(北村一輝)と建設コンサルの二宮(濱田岳)


この2人の金やら暴力やら裏稼業やらのドラマです。


これ4話まで見たんですが、びっくりです。


北村一輝がカッコよすぎて。




シグナルでのドジドジ走り、情にもろくてすぐ涙ぐんじゃうモッサリ大山とはまるで別人。


ドスの効いた大阪弁がド迫力なギラギラのヤクザ役です。


常にラ行が巻き舌。
北村一輝は大阪出身なのでネイティブの大阪弁ですね。




痩せてます。
ポッテリ体型のシグナルとは違う。


その身体から繰り出されるバイオレンスの爽快感。




濱田岳の冴えなさもいいよね。覇気のない愛想笑い。


ヤクザでもないけど、カタギでもないハンパもん。




そんなパッとしない二宮(濱田岳)を「わしのツレ」とか言っちゃう桑原(北村一輝)


ピンチの時は助けに参上しちゃうし。


二宮の口のまわりの血をちょんちょんと拭いてあげたり…


…何これ可愛い。


二宮が桑原を見る目もね。
疎んじてるような戸惑ってるような。


それでいて彼に引きずられていく微妙なニュアンスがね…いいんですよ!




ヤクザなお仕事内容も普通に面白いけど、この2人のからみが好きで見てます。


ワルになりきれないハンパもんの二宮が桑原といる時だけ感じるゾクゾクした興奮。


自分が変わっていくような何かを感じて、関わらないほうがいいと分かってるのに引き寄せられてしまう。


賭場のシーンが良かった。


普段ケチな賭け方しかしない二宮が桑原にそそのかされて大きく張るんですが…


その時初めて感じる血が湧くような興奮が桑原に対する感情とシンクロするんですよね。


桑原もこの時二宮の奥底にひそむ本質を見るんです。


こういう描き方がすっごい上手い。2人の関係がなんともいいです。


このドラマ最高だわ…


久しぶりに大当たりです。2人のやりとりをいつまでも見ていたい。





「破門」は続編「螻蛄」もあります。




こちらは5話で完結。ほどよくて見やすい長さ。


ほんと韓ドラの1話1時間の20話超えとか見終わる気しないんでね…




北村一輝がさらにカッコよくなってるね〜
続けてじっくり見ていきたいです。