ここ数日、歩き方に載っているオーキッドハウスというところに泊まっている。
安くて風通しがよく、開放的。

ここは部屋でモノを食べてはいけないらしい。
なんでだろうと思っていたけど、理由が分かった。

昨日コンビニでミントスを買って、少し食べた後残りをベッドサイドのテーブルに置いていた。
今日マッサージから帰ってみると、何かが動いている。
「うおっ!なんじゃこりゃ!!」
よくみるとちいさな アリ。
うじゃうじゃとミントスの周りを這っている。
ミントスを持ち上げると中はもう、アリたちのミントス祭り。
わらわら わらわら。

あわててテーブルごと外に出してアリ払い。

やっぱり注意書きは守らんとね。
タイでは道路を渡るのは命がけ。

ファランポーン駅を出てすぐ目の前に細い道がある。ここはタクシーやなんやらがひっきりなしに通っていて、待っても待ってもぞろぞろと切れ目がない。まだか、まだか、とタイミングを見ていると、現地人たちは平然とひょいひょい渡っていった。
車など来てないかのようにすーっと近づき、車の流れを止めることなく、わずかな隙に溶け込むようにわたる。

これは慣れるまで結構難しい。日本の感覚だとこれは無理だろう、とあきらめてしまうような間隔で渡らなければいけない。昔あったゲーム、フロッガーみたい。
とはいっても車の前にいきなり飛び出すとさすがにドライバーもびっくりするので、少しずつ動いたりアイコンタクトでアピールしつつさっとわたる。車は止まりはしないけどスピードを少し緩めてくれるようだ。

歩行者信号なんか、あってもないようなもの。タイの信号は、赤でも左折は可能ならしく、横断歩道を渡ろうとすると赤のほうから左折車ががんがん突っ込んでくる。
信号を見て「ああ、青だぁー」とぼーっと渡っていると左折車にひき殺される。蛙のようにぺちゃんこだ!信号なんか見てちゃ危ない。

横断歩道の押しボタンを押すと、車を止めて歩行者信号が青になるところもあるけど、いままさに渡っている人がいない限りあっさり無視される。渡ろうとしてても、アピール度合いが足りないと無視される。

弱肉強食。
駅からすこし歩くと歩道わきにいろいろなものを売る屋台が立ち並び、さらにしばらく行くとウィークエンドマーケットのゲートがあった。

ウィークエンドマーケットという響きから、頭では何故か大きな一つの体育館か展示場みたいなところに仮設店舗が並ぶ、何たら博覧会のような様子を想像していたけど、全く違っていた。

路地市場が延々続く。一日で全店舗をみるのは不可能。
はぐれたら最後。

M君タイボクシングパンツと、同じ柄のTシャツを購入。

とにかく人が多すぎて動くのが大変。
気がつくと夕方に。

突然市場のスピーカーから音楽が流れた。
全員がぴたっ!と静止

うおぉ!なんじゃこりゃ?みんなとまったぞ??

なるほど、流れていたのは国家でした。タイでは一日の決まった時間に国家が流れて、その間は直立して敬意を払う というルールがあるらしい。
国家が終わると再び皆一斉に動き出す。何事もなかったかのようだ。

それにしても、こんなにみんな しっかりと止まるんやなあとビックリした。


さてそろそろチェンマイ行きの夜行列車に乗らなくては。
地下鉄にのって、ぐるりと大回りしながらファランポーン駅に着いた。

乗り込む前に屋台で食料をテイクアウェイ。
ブタ炒めかけご飯と、トムヤンクン。
トムヤンクンはビニール袋に入れられた。これどうやって食うんだ?

シンビール(シンハビール)とチャンビールを買って乗車完了。


明日朝、チェンマイに着く予定。
次はワットアルン。ワットポーからは大きな川をはさんで向こうなので、渡し舟を使う。
ワットポーの近くにある船着場から2B。激安。一度に30人くらい乗るが、それでも全部で60B。燃料代や人件費などこれでやっていけるのか心配になる。

待ち時間5、10分、動いてから2、3分でワットアルン側に着いた。大きな仏塔が見える。入場料20B。
でも仏塔は外から見えてるし、金払ってまで見るものもなさそう、ということで結局入らず。外の芝生で少しぼーっとしたあと、また船でワットポー側に戻った。あほみたい。

このワットポー側の船着場にいくつも店があって絵葉書がおいてある。一枚2B。タイの絵葉書はある意味かっこいい写真が多くてすばらしい。国王の写真のもある意味かっこいい。
ワットアルン側にも同じ絵葉書があるけど、こっちは5B。ワットポー側のほうが安い。


次は王宮。そこそこの距離を歩いていったけど、実はさっきの船着場から王宮行きの船も出ていたらしい。歩いている途中で船着場があった。

王宮は服装チェックが厳しい。入り口に警備員が待ち構えていてチェック。ノースリーブの女性が止められていた。
王宮と思っていたのは、正確にはワットプラケオという寺。ワットプラケオのすぐ隣に王宮がある。
寺に入るのは無料だけど、奥の本堂や王宮やら見て回るのは200Bいるらしい。
「200Bか、、どうしよう?」
「エメラルドの仏像以外にみるものなさそうやなあ。それも大きくなさそうやし、、やめとこか」
「うん」

境内で次どこに行くか考える。

今日は土曜。歩き方をみると、ウィークエンドマーケットなる巨大な市場が開いているらしい。これ行こう。

タクシーでBTS(スカイトレイン)のパヤタイ駅まで行き、そこからBTSでSaphan Khwaiまで行った。
朝飯はホテルの喫茶室みたいなところで焼きビーフンを食べた。

さて、今日はどうしよう?
今夜の夜行列車でタイ北部の町、チェンマイに向かう。それまではバンコク観光だ。とりあえず切符を買い、コインロッカーでも探すことにした。駅まで歩く。

夜行列車は寝台車がある。クーラー付きの2等寝台の上段と下段を予約。上が670B、下が781B。案内所でもらった時刻表を見せながらだったのでスムーズに買えた。M君が上段。
コインロッカーを探したが、駅の入り口隅のほうに荷物預かり所があった。預かり所の中をカメラが監視し、モニターが表に見えるように置いてある。料金は預ける大きさで違うようだ。僕のは10Bだった。
受け取りにきた現地人ぽい先客の荷物をみると、巨大な袋に豆が枝ごとぎっしり。こんなものでも預かってくれるらしい。さすが

身軽になった。
ちょっとごちゃごちゃしたところが見たい。数年前のあやふやな記憶ではナコーンカセームというところにぐちゃぐちゃの電脳市場があったような気がする。そこへ行ってみようか、と歩く。地図では近そうだったが歩くと結構な距離がある。途中果物や魚介類などを売る市場がたくさんあった。地図を見ながらひたすら歩いてナコーンカセームに到着。しかしなんか雰囲気が違う。車やバイクの部品を売る店ばかりが並んでいる。まえに見たのは、路地裏にテントでアーケードを作ったような所だった。少し歩き回って市場をみつけたが、食べ物やお土産屋台ばかり。記憶違いだったようだ。
日差しが暑くて日なたを歩くのがつらい。7-11で水を買う。5B。

ちょっとそのへんで涼みながらどうするか決めよう、とミスドに入る。クーラーは効いているが全然客がいない。ポンデリングとアイスコーヒーを買う。50B程度だったかな?結構高かった。


「ベタなところ回っておこうか?でかいものはやっぱりすごい」ということで寺を見て回ることにした。巨大な寝仏像があるワットポー、三島由紀夫の小説の題材になったワットアルン、それと王宮、これらがすぐ近くなので行ってみる。
まずワットポーへ。やはり歩く。
途中屋台がありスープ麺のようだ。レバーのような血の塊のようなぶよぶよした具と揚げた肉が入っている。麺のどんぶりと一緒にあきらかに生のもやしと葉っぱや茎のようなものとがどっさり出てきた。入れて食べてみたがあまりしっくりこない。他の客をみても誰も入れていない。わからないまま食べてお勘定。全部で45B。サービスと思ってた野菜で+5B増えているようだ。しっかりしている。

さらに歩いているとおじさんが「ワットポー?」と話し掛けてきた。「そうです」「ワットポーはこっち、ちょっと地図見せて」別に迷っているわけでもないが親切は素直に受けておこうと地図を出す。「いまここで、まっすぐがワットポー、そこ右曲がれば王宮。どこから来たの?」「日本」「ジャパニーズ?あそう。でもワットポーも王宮も今日お休みで2時からしか入れないよ。」「え?そうなんや。でもまあここまで来たし、ぐるっと歩いてみます」というと「この寺だったら今開いてるからそっち見てから戻ってくればちょうどいいよ。」と地図で別の寺を指さす。ここでようやく気がついた、このおっさんはトゥクトゥクの運転手で客引きをしているようだ。「2時間20Bでいってあげる」「そんなわけないだろ。いらんいらん、歩く」しつこく粘ってくるが振り切って歩く。親切な振りして油断ならない。

ワットポーの前に着いた。でも門が閉まっていて入れない。門番らしきおじさんが「開くのは2時からだ」と言う。さっきのおっさん、言ってたことは本当やったんかと信じかけたが、門の隙間から中を金髪外人が歩いているのが見える。このおっさんもグルか!こええ。
「そっちじゃない」とおっさんが言う方向に行くと観光バスが何台も止まり、売店があって入り口があった。人がぞろぞろ出入りしている。「むっちゃ開いてるやん」

お堂に入り寝仏を見た。ん~確かにでかい。凄い迫力。ここの寝仏、でっかい足の裏が有名。螺鈿細工でキラキラ、かっこいい。ただ、体の裏はやっつけっぽい。かかとやふくらはぎのあたりが鉄腕アトムみたいになっている

お堂を出てから気が付いたが、入り口の門の脇に料金所がある。後になったが20B払う。