2024年6月8日(土)。天気晴れ。「旧岩崎邸庭園」に行った後です。「不忍池」に向かいました。蓮の葉が池の面にいっぱいになっています。まもなく花が咲くでしょう。

堰堤で区切られた反対側には蓮はなく、ボートが浮かんでいます。

きれいなアジサイの花。

「不忍池」の「弁天島」に建つ「寛永寺不忍池辯天堂」。「寛永寺」を創建した慈眼大師天海大僧正は、「寛永寺」を「延暦寺」に見立て、ということは「不忍池」を「琵琶湖」に、「不忍池辯天堂」のある「弁天島」を「竹生島」に見立てていたそうです。

「不忍池」の碑。実はそんなに古くなくて1966(昭和41)年建立です。

上野の山の入口に。

階段を上がると、「寛永寺清水観音堂」があります。

浮世絵にも描かれている「清水観音堂」から「弁天島」を望む光景。

上野と言えば、これですよね。外国人観光客が団体で連れて来られて説明を受けていました。でも、この人のことはどのように説明するのが良いんでしょうね。

鹿児島の県木アメリカデイゴの花と西郷さん。

野口英世像。私は小学生の時に、学校にあった野口英世の伝記を読み、「偉い人」というと野口英世という刷り込みがされました。そこには、野口英世は、考え事をする時に、不忍池の周りをぐるぐる歩いて回ったということが書かれていて、いつか真似をしたいと思っていましたが、未だにそのようなことができていません。

上野公園の噴水。この日は、「Philippine Expo」が開かれていました。

「東京国立博物館」へ。

正面入口から見上げる大階段。

戦災で焼けてしまった「寛永寺三門」など、昔の上野の写真が掲げられていました。

やっぱり、これは迫力あります。

河鍋暁斎「花鳥図」(1881(明治14)年)。見事な美しさでした。

川村清雄「ヴェニス」(1874(明治7)年~1881(明治14)年)。日本人が初めて見たヴェニスかも知れないと思いました。

明治天皇が東遷の際に乗ったという「鳳輦(ほうれん)」。

「阿弥陀如来倚像及び両脇侍立像」(飛鳥時代・7世紀)。

「浮彫人物像」(カンボジア・アンコール時代 12世紀)。いつ見ても味わい深いです。

「冠」(韓国・三国時代 5世紀)。

「三彩鎮墓獣」(中国・唐時代 7~8世紀)。

「セクメト女神像」(エジプト・新王国時代 紀元前1350年頃)。

「如来三尊立像」(中国・東魏時代 6世紀)。

夜の帳が降りつつある「東京国立博物館」。

依然として「Philippine Expo」が賑やかに開催されていました。

夕食は、新宿「京王百貨店」の「本味楽」にて。