2021年10月9日(土)。天気晴れ。

昼食は、新宿駅西口のトルコ料理店「チャンカヤ」でシシケバブのランチセット。

デザートのキャロットケーキとチャイがつきます。3杯もおかわりしました。

そして、麻布十番へ。

「麻布十番商店街通り」。おしゃれな感じですね。

道の真ん中に樹が茂っています。「パティオ十番」と呼ばれています。

麻布十番を代表する蕎麦の老舗、「永坂更科」。

そして「更科堀井」。奥に聳えるのは「六本木ヒルズ」です。

226事件ゆかりの曹洞宗の寺院「興国山賢崇寺」。佐賀藩鍋島家の菩提寺でした。

「暗闇坂」を上ります。

「暗闇坂」を上りきった所にある「元麻布ヒルズ」。

「元麻布ヒルズ」近くにあるインターナショナルスクールの「松方ハウス」。

松方正義の九男・正熊の住居として、1921(大正10)年に竣工した建物です。神戸で見た「旧居留地38番館」やお茶の水の「山の上ホテル」を設計したヴォーリズが手がけました。20世紀初頭の米国の郊外住宅の

様式だそうです。

麻布の総鎮守「麻布氷川神社」。

「元麻布ヒルズ」をバックに擁した拝殿。戦災に遭ったため、戦後の再建です。

神楽殿と神輿蔵は江戸時代の建物です。

「麻布氷川神社」の向かいに建つ「安藤記念教会」。明治時代の外交官・安藤太郎邸が教会として寄進されたものです。安藤太郎は、鳥羽藩の藩医の子として江戸に生まれ、戊辰戦争では五稜郭まで幕府軍について戦いました。大村益次郎らに蘭学を習っていたため、通訳官として岩倉使節団に参加。外交官になって、香港領事、ハワイ総領事を歴任し、後には禁酒運動家になりました。

そして「仙台坂」を下ります。

「仙台坂」といえば、「韓国大使館」。かなり斬新な建物になっていて驚きました。

麻布十番を代表する寺院、浄土真宗本願寺派の「麻布山善福寺」。福沢諭吉の墓や、越路吹雪の碑があることでも知られています。「元麻布ヒルズ」の敷地も、元は「善福寺」の所有地だったそうです。

ひととおり麻布十番を巡った後、モノレールの「流通センター駅」まで行きました。

「大和大橋」の上から「京浜運河」を望む。「京浜運河」は、羽田空港からレインボーブリッジまで、昭和島、平和島、大井ふ頭等の人工島の間を通じている運河です。

「大和大橋」は、流通センターのある平和島から、大井ふ頭に渡るための橋です。

そして、橋を渡った先にあるのが、「東京港野鳥公園」です。

入場料大人1名300円。鳥がたくさん見られるのでしょうか。

「東京都中央卸売市場大田市場」に隣接していて、そこに向かう道路を渡る陸橋を行きます。

ススキが秋の風情を醸し出しています。

陸橋を越えた先は野鳥の王国なのですが、珍しい鳥が群れをなしているというわけではありません。

東京湾に面した湿地帯にやって来る水鳥を見ることができるという、看板通りの公園です。

鳥だ!飛行機だ!いや、スーパーマンではなく、飛行機です。

こういう光景は、多摩川などで普通に見られるのではということではないのでしょう。

野鳥を観察するための施設があり、双眼鏡も貸し出してくれるのです。

観察施設からの眺め。こういう所で、一日何もせずに景色を眺めているのは良いかも知れません。

心にゆとりがあれば。

この施設の地下は、干潟の観察ができるようにもなっています。

ここにいたのは、たくさんのカニでした。この他、ハゼも見ることができるようです。

そして、干潟の観察デッキが、いくつか設けられています。私は浜離宮の鴨場を思い出しましたが、ここではあのような卑怯なことは行われていないようです。

観察デッキから覗いた景色。あまり変哲はないように思えました。散歩のルートとしては、なかなか面白かったです。帰りは公園入口前からバスに乗りました。